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2015年4月 5日 (日)

我が国の油田

 日本は世界有数の資源消費国家ですが、消費量の足元にも及ばないものの僅かな資源を産出しています。日本に油田!?と言われてもピンときませんが、北海道、秋田、新潟など主に北日本の日本海側で採掘されています。

Dsc00401_2 相良油田の里公園。点在するのは油井ではなくバーベキューのかまどです(笑)

 今回訪れたのは、静岡県牧之原市。牧之原といえばお茶の産地として全国的に有名なのですが、この西南部に位置する菅ヶ谷という地区に相良油田という、太平洋側唯一の油田がありました。学生時代に地図上で油田という文字を発見して以来、ずっと訪れてみたいと思っていた場所です。

 そもそも油らしき燃える水が染み出しているという話が土地に伝わっていて、明治5年に徳川家に使える村上正局という人によって原油として確認されると、翌年から採掘が始まりました。最盛期には600人もの人が採掘に携わり、年間700kl以上という当時としては我が国最大の採掘量だったそうです。トンあたり2グラムのマ・クベのウラン鉱山より良いかもしれません(笑)そういえばザクはガソリンで動いているのかな?

 明治後半から大正にかけては、菅ヶ谷の一帯に150もの油井が掘られて、大隈重信ほか時の政府要人もこの地に足を運んだといいますから、石炭と並んで我が国の鉱物資源として期待されたことでしょう。

 相良油田で産出される原油は、非常に軽質でガソリンや灯油の比率が高いのが特徴で、精製しなくても軽く濾すだけで自動車や機械の燃料として使用できたそうです。

Dsc00400 資料館で学んでいってくださいね。

 その後、産出量の減少と安価な原油の輸入によって、昭和25年に閉坑となりましたが、その遺構は静岡県の天然記念物に指定されて、現在では相良油田の里という観光施設として一般に公開されています。バーベキュー場や遊具なども整備されていますので、休日を楽しみながらかつての油田の遺構を体験されてはいかがでしょうか。

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