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2015年7月26日 (日)

山行 大門沢を下って下ってまた下る 白峰三山縦走その7

 白峰三山の縦走。最後は早川の支流広河内沢に沿って奈良田までの標高差2千メートルをひたすら下ります。今まで北岳山荘から同じ方向に歩いてきた人に聞いたところ、この日のうちに一気に奈良田まで下る人はおらず、途中の大門沢小屋で宿泊するとのこと。沢沿いの小屋は涼しそうだしゆとりがあるならもう1泊したいところですが、それは許されません。翌日仕事だし。許して・・・

Dsc02701 富士山に向かってGo! Dsc02705 こんなシャクナゲに気をとられたのでしょうか?

 上部は富士山を正面に見ながらハイマツ帯を下ります。ハイマツなんてバカにしていたら段々深くなってきて身の丈ぐらいに伸びているところもありました。足元はザレていて、おまけにかなりの急傾斜でしたが、幸いロープが張られていてこれを頼りに下ります。

 ハイマツ帯を抜けようとしたところ、突然、沢側の斜面に左足を取られてよろけてしまいました。何とか持ちこたえるかと思ったら、予想外に頭からひっくり返って真っ逆さまに・・・これでこのブログも終了。私は冥界に旅立ちます。さようなら・・・

Dsc02722 この沢に骸を晒していたかもしれません・・・

 ん?生きてる。気がついたらダケカンバの木がしっかり受け止めてくれました。いやぁ~怖かったけど嬉しかった。ありがとう。命の恩人です。それにしても、カンバの木が受け止めてくれなかったらどうなっていたでしょう。哀れ山笑。広河内沢源頭部に転落して人知れず白骨化していたことでしょう。単独行のリスクを改めて実感することになりました。しかし、体中擦り傷を負ってしまい、時計の盤面には傷が付くは、肩から斜め下げしていたデジカメは傷だらけ。特に液晶画面の傷は痛ましい限りです。電源は入りましたので保護シートの交換だけで済むかしら?

Dsc02712 こりゃあ急だわい Dsc02711 まだ普通のシャクナゲも咲いていました。

 針葉樹林帯に入ると岩がゴツゴツとしたルートになります。所々かなりの斜度で、岩から岩へピョンピョン渡るような箇所もありました。いい加減下っていくと足が痛くなってきたので、お昼にすることにしました。北岳山荘で持たせてもらったお弁当は何かな~♪

Dsc02716 (*´∀`*)♫ ちらし寿司だよ~

 さて、腹を満たして更に下ります。針葉樹林帯から沢沿いの道に出ると花が賑やかに咲いていました。ゴセンタチバナ、クルマユリ、オトギリソウ、シャクナゲ・・・でも片側が切れ落ちた急斜面なので油断はできません。先ほどの恐怖感冷めやらぬ状況下、お花はほどほどにしていきましょう。

Dsc02719_2 ゴセンタチバナ Dsc02741 クルマユリ Dsc02730 オトギリソウ

Dsc02721 おまけに変なキノコも

 広河内沢の更に枝沢を何回か渡渉することになります。ハシゴのような木の橋が架けられていまいたが、どれも真ん中が見事にへし折れているのは増水時の水量の凄まじさをうかがい知れます。

Dsc02736 渡渉点の木橋 Dsc02745 大門沢小屋

 やがて下方に大門沢小屋が見えてきました。樹林の中、沢音だけしか聞こえないとても雰囲気の良い場所です。道標では奈良田までは3時間・・・先を急ぎましょう。

 大門沢小屋の下で広河内沢本流の右岸から左岸へ更に右岸への渡渉があります。梅雨時なので沢の流れは水量があって迫力がありました。この頃、かなり足にきていたので河原に腰を下ろして足を冷たい水に冷やしました。気持ちん良か~♪

Dsc02751 水量多し Dsc02752 ムムッ!イワナの魚影

 大門沢小屋から南アルプス公園線の広河原橋までの下りは、疲れていたのもあってかなり長く感じました。月曜日にもかかわらず奈良田方面から大門沢小屋を目指して登ってくる人がポツポツいました。大門沢小屋、中途半端な所にあると思っていたのですが、侮れませんね。深い森の中だったり、沢沿いの急坂だったり・・・でも、記憶も余りないので写真のダイジェスト版でお送りします。

Dsc02757 沢沿いの道はしばしば川になっていました。

Dsc02759 ジムグリくん

Dsc02768 こんな巨岩もありました。

Dsc02769 水力発電所施設の吊り橋(結構揺れました)

 とってもよく揺れる吊り橋を渡ると水力発電所の取水口。ちょうど業者の方が登山道の草を刈って、溜まった泥をさらってくれていました。「はい、お一人通ります。」手を休めた皆さんの手前、申し訳ない気持ちで通過します。それにしても随分ご丁寧だな?と思っていると、取水口の先では大規模な治水工事をやっていました。付帯整備なのでしょうか。工事のため沢沿いの登山道は通行止めになっていて、大きく斜面を迂回して進むことになりました。逆に今度は誘導員の方がこちらに申し訳なさそうに案内してくれました。

Dsc02772 登山道は通行止 Dsc02777 工事現場に設けられた登山者用休憩所

 さて、工事現場から下は林道歩きになりまして、ようやく林道南アルプス公園線の広河原橋に到着しました。トンネル脇ではマイカー規制のオジさんが待機しています。話していると広河原行きのバスが上がってきて、私の姿を見て停車しました。もういっちょ行く~?ウッス!

Dsc02781 広河原橋(白い車に同乗させていただきました)

 マイカー規制の林道は車も通りません・・・通ります(汗)その下ってきた車が私の横で停まりました。渡りに船ならぬ林道に車。運転手の方がご親切にも駐車場まで送ってくれました。聞けば農鳥小屋から下ってきた静岡県の方たちで、疲れたた仲間を広河原橋に待たせて元気な方が車を取って迎えに来たそうです。偶然も偶然ですね。ありがとうございました。

Dsc02784 奈良田駐車場は前日にも増してガラガラ

 16時前の奈良田駐車場で白峰三山の縦走山行は終わりました。奈良田の湯に寄って汗を流し、のんびり運転で帰りました。下界は暑かった(汗)

★コースタイム:1日目7時間25分

広河原山荘6:45→8:30大樺沢二俣→10:40小太郎尾根→11:30肩ノ小屋11:45→12:25北岳(昼食)13:00→14:10北岳山荘

2日目10時間

北岳山荘5:50→7:15間ノ岳7:30→8:15農鳥小屋8:25→9:15西農鳥岳→9:45農鳥岳9:50→10:20大門沢下降点

→(転倒事故20分)→(昼食15分)→12:50大門沢小屋→(沢遊び20分)→15:40広河内橋

→(車同乗)→15:50奈良田

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コメント

いろいろ古いネタ突っ込んできますねぇw
(ってそのネタが何か解ってしまうのが悲しいが・・・)

悲しむことはありません。我々が輝いていた古き良き時代とは思いませんか。

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