山行 秋虫鳴く朝霧高原の中一人 雨ヶ岳その1
ひと月に2山を目標とする山笑。8月は天然児の夏休みの上にババの再入院などが重なったため、まだ1回も山行できていません。クソ暑い中1日天然児と過ごしているかみに山行の交渉をするほどスリリングなことはありません。ついつい「暑いし、面倒くせえからいいや」ってことになってしまいます。
そんな中、お盆明けの家族旅行が中止になって、準備してきた私の慰労ということで山行が許可されました。堪へ難キヲ堪へ忍ビ難キヲ忍ビ、ツヒニ訪レタル山行也。当初、丸1日自由ということで大菩薩連嶺を縦走しようと計画していたところ、何故か前日になって「明日午後から友達とお茶してくるから」・・・Why?
8月16日(日)、朝霧高原を朝駆けして富士山の西に位置する天子山塊、雨ヶ岳と毛無山を縦走するコースを歩くことにしました。第二東名新富士から富士宮市街を貫けて、爽やかな高原ロード138号を走っていきます。朝霧高原の明け方の気温は何と15度。窓を開けて走っていると寒くなってきました。起点となる道の駅朝霧高原に5時前に到着しましたが、駐車場は結構賑っています。ボーダーコリーを連れている人が多かったので、牧羊犬の大会でもあるのでしょうか。
夜明け前の5時過ぎに道の駅をスタート。道路を渡って草原の中を延びる道を歩いていきます。草原の先には屏風のように天子山塊の山並みがそびえていましたが、どの頂にも雲がかかっていました。涼しい風の渡る草原にはセミの鳴き声はなく、早くも秋虫が鳴いています。天子山塊の最高峰毛無山は西に見えていますが、先ずは北に向かって甲駿国境の端足峠に向かいます。
お盆休みの最終日。富士山山頂は今頃ご来光登山者で大賑いでしょうけど、朝霧高原は私一人。道沿いには色々な花が咲いていて、さながら植物園を貸し切り状態です♪でも、草原から山際の樹林に入ると薄暗く動物の気配満点で、登山口に立っていた「クマ出没注意」を思い出してビビリになってしまいました。幸いシカの群れでしたが。
やがて高原の北端に位置する貯水池を通過すると、植林の中を延びる緩やかな峠道になります。この道は東海自然歩道の一部になので、道標がしっかりと設置されていて安心です。やがて東海自然歩道を右手に分かれると、ルートは緩やかな九十九折になって端足峠(はしたとうげ、1265m)に到着します。竜ヶ岳と雨ヶ岳の鞍部に位置する峠は直進すれば本栖湖畔に下っていきます。ここから左手の雨ヶ岳方面に進みます。(つづく)
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