湯島天神菊まつり
秋花の代表が菊の花ですね。古くから春の桜と並んで、日本人にとって身近な存在として親しまれてきたのが菊の花です。どこか物寂しい秋の道端に咲いて、行き交う人の心を癒してきた一方で、多くの花弁によって形成されたボリュームのある改良種は、観賞用として見る人を魅了してきました。その花言葉は「高貴」であって、皇室の御紋にも用いられているほか、奥ゆかしき日本人女性のイメージは菊花と重なるところがあります。
この時期、城址公園や神社仏閣など各地の観光名所で菊まつりが開催されますが、職場近くの湯島天神で今年も菊まつりが始まりました。愛好家が手塩にかけた大輪の菊が境内いっぱいに並んで、どれも見事なものです。
大輪の大菊も見事ですが、私のような素人にはどれも同じに見えてしまいます。自分的には小菊を使った創作展示を楽しんでいます。11月に入って間もない頃は今ひとつの咲きでしたが、1週間もすると咲きそろってきて見ごたえが出てきましたよ。
毎年恒例のNHK大河ドラマをテーマにした菊人形の展示もありました。今年の大河「花燃ゆ」は不評なようですが、久坂玄瑞と杉文さんが並んだ婚礼と高杉晋作、伊藤利助(博文)、杉文の三人が並んだ松下村塾のシーンを再現していました。おにぎり持った杉文さんが愛らしかったですね。来年は真田幸村かぁ~当然「赤備え」になるのでしょうけど、どんな飾りつけになるか楽しみです。
さて、今回の展示の中で、密かに私が見守っている展示が、小菊のダルマさんです。展示当初はつぼみばかりで緑のダルマさんだったのが、今では赤い小菊をまとって綺麗な赤いダルマさんに変身しましたよ。
菊まつりは11月23日(月、祝)まで開催されています。お近くにお出かけの際は、都心のオアシス湯島天神にお立ち寄りください。
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