師走 お百度参りスタート
11月も指折りとなったある日の朝、ババが脳内出血で倒れた。幸いにして同居している弟がすぐ異変に気づいて、速やかな救急搬送となったので、出血量もさほどではなく、意識もあり呼びかけに応答できる。とはいえ、脳の障害は只事では済まないだろう。現状、左半身は動かせない状態である、今後のリハビリでどの程度機能を取り戻せるのか、どの程度の後遺症が残るかを考えると不安である。
思えば今年「喜寿」の齢を迎え、健康と長寿を祝うべきはずのババであるが、今春のガン摘出手術から始まり、血栓の除去、帯状疱疹と入院が続いて、ようやく落ち着いたかと安心していた矢先、今年4回目の緊急入院と、事実上の厄年となってしまった。今まで健康だけが取り柄だったババだけに、大きな挫折感に打ちひしがれている。特に今回は体の自由が利かなくなっているので、病床ではパニック状態になって泣き叫ぶことも多い。親のそんな姿を見るのは実に辛いものだ。
医学的見地のない私には何もしてあげられないが、手をこまねいている訳にもいかない。いささか古式ではあるが、神頼みのお百度参りをすることにした。上野公園の一角にある五條天神社は、かの日本武尊が東征の折、この地で医薬祖神の加護を受けたことから祀られた神社で、病気快癒、健康祈願にご利益があるとされている。職場に近く、昼休み時間内に往復できるこの神社をおいて他にはあるまい。但し、①出勤の日、②雨天・荒天の日は除く、③お賽銭はなし。この一方的な条件で神様に願いが届くであろうか?自己満足かもしれないが、兎にも角にも、ババのため続けていこう。
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