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2016年3月28日 (月)

車窓から見る満開のミツマタ

 関東地方では桜(ソメイヨシノ)が開花し始め、いよいよお花見シーズン到来です。山の上では、この時期ミツマタの花が見頃を迎えています。ミツマタは、その名のとおり枝先が三又に分かれる落葉低木で、花は黄色い小さな花が球状に丸く集まる変わった咲き方をします。山地に生える植物なため、余り見かけることはありませんが、街路樹にもなっているジンチョウゲが近い種なため、イメージはし易いかと思います。

Dsc05808 これがミツマタの花

 現代人には馴染み薄なミツマタですが、古くから和紙の原料としてその樹皮が使用されてきたため、昔はもう少し身近な植物であったことでしょう。丹沢周辺でもミツマタの群生地がいくつかあるようですが、何れも山間部の集落に暮らしていた人の手によって植えられたもので、人の営みが消えた今ではミツマタだけが残ったというわけです。

 ミツマタの群生地の中でも、丹沢湖近くの権現山やミツバ岳周辺は特に大規模なようで、この時期はハイカーで賑わうようです。私も前々からこの時期のミツバ岳に登ってみたいと思っていましたが、未だ実現せず、今年も休日はババが退院後の自宅介護の指導を受けているため実現できそうもありません。

Dsc05801 護摩屋敷の湧水

Dsc05803 安心してください。たっぷり湧いてますよ。

 3月26日(土)、厚木に用があったので、かなり大回りになりますが、秦野から丹沢を縦貫する県道70号(秦野清川線)で宮ヶ瀬を経由していくことにしました。なぜかといいますと、ヤビツ峠の向こう側、札掛周辺にもミツマタの群生地があるので、それを見物していこうというわけです。

 暖かくなって凍結の心配もなくなった県道70号は、チャリダーたちが大挙して押し寄せます。先の見通しが悪いワインディングロードですから、正面衝突にもなりまねません。相手には車のエンジン音が聞こえるでしょうから、少し遠慮して欲しいものですが、目の前に飛び込んできてお互い冷や汗をかくこともしばしば。かっ飛んでくると風音で聞こえないのかもしれませんね。いつもより慎重な運転で札掛を目指しました。

Dsc05805 沿道を飾るミツマタの群落

 ヤビツ峠を越えて、諸戸林業の営林署付近から札掛にかけては、沿道に見事なミツマタの群落を見ることができました。薄暗い植林の中でも黄色がとても鮮やかでした。路肩に車を停車して、下車してみるとほのかな花の香りが辺りに漂っていました。

Dsc05809 植林帯の中に群生するミツマタ

 近づいて花を観察してみると、つぼみも結構残っているので、満開はもう少し先かもしれません。今年は桜の花も長持ちする予報ですが、ミツマタも長期に渡って楽しめそうです。前述のようにミツマタの花はそれほどメジャーな存在ではないので、県道を通過していく人たちは、山深いこの地で突然出くわした黄色い群落に驚いたようで、車や自転車を停めて見入っていました。

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