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2016年5月19日 (木)

御嶽山と乗鞍岳

 木曽御嶽山の東麓、標高1,100mに広がる開田高原は、日本の在来種木曽馬とそばの産地として有名です。今回、開田高原はスルーでしたが、久し振りに雄大な御嶽山を望むことができました。一昨年には山頂部から噴火して多くの登山者が犠牲になりましたが、見上げる御嶽山は、それが嘘のように穏やかな様子でした。

Img_2109 木曽御嶽山

 御嶽山は標高3,067m、高さでは北アルプスや南アルプスの峰々に譲りますが、独立峰として3千mを超えるのは富士山と御嶽山と乗鞍岳だけなので、富士山同様に講中登山が行われるなど、古来から人々の信仰を集める山でした。噴火を繰り返し、被害を及ぼしてきた荒ぶる山御獄、しかし、そんな自然の脅威の中に人々は神の崇高さを見出したのかもしれませんね。

 開田高原からR361を西進して、県境の長峰峠を越えると岐阜県飛騨川の上流域です。そのまま下れば高山方面ですが、高根ダム湖より北に転じて野麦街道を進みます。街道半ば、濃飛国境に位置する野麦峠といえば、明治富国強兵の時代に、飛騨の農村から信州諏訪地方の製糸工場に出稼ぎに出た女工たちの悲惨な生活を描いたノンフィクション小説「あゝ野麦峠」が有名です。「信長の野望」をプレイした方はご存知でしょうけど、飛騨は米が取れませんからね。治水工事の仲本工事・・・もとい、姉小路ですね。

Dsc06432 女性的な美しさ乗鞍岳

 峠まで上ってくると、もうひとつの独立峰、乗鞍岳のビックな姿を間近に望むことができます。残雪をまとった美しいその姿は、そこか女性を彷彿させるものです。男性的な御嶽山と対象的な濃飛国境地方の名峰です。

Img_2105 ああ、飛騨が見える・・・

 峠には乗鞍岳を見上げるように「あゝ野麦峠」の像が立っています。製糸工場の劣悪な環境下で結核となり、引取りに来た兄の背で息を引き取った一女工の悲話を今に伝えています。この像を見て思ったのは、歩けなくなったババを背負って好きな山を歩けるか?ということです。体重50kg。歩荷さんを思えば不可能ではありませんよね。

Dsc06427 とうじかごに盛られたそば

Dsc06428 山菜鍋

 さて、野麦街道を信州側に下ると松本市奈川地区です。一昔前までは奈川村という自治体でした。この奈川に伝わるそばが「とうじそば」です。「とうじかご」と呼ばれるざるに、小盛りにされたそばを、山菜やキノコがいっぱい入った鍋にくぐらせて食べる風味豊な郷土料理です。今の時期は山菜鍋になりますが、私はキノコが好きだなぁ・・・また食べに来たいと思います。

Dsc06429 とうじそば

 やっぱり長野に来たらそばを食べなきゃ!

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