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2016年5月16日 (月)

伊那谷のそのまた奥にパワースポットあり

 話は少し遡りますが、GW三連休に信州を旅してきました。ババの退院前に鋭気を養おうという企画でしたが、終始運転の私はヘロヘロでしたけど(笑)

 中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷。その伊那谷から桜で有名な高遠を経て、更に「南アルプスの女王」こと仙丈ヶ岳の山懐に入ったところに長谷という場所があります。その名のとおり、この地域は日本列島を東西に横断する中央構造線が通じていて、その周辺部で生じた地殻変動によって長い谷間が形成されてきたのです。

Dsc06312 中央構造線の谷間

 その伊那市長谷から秋葉街道こと国道152号線を南下して、大鹿村の境界に位置するのが、標高1424mの分杭峠です。R152は南信方面にさらに進むと、青崩峠など地質上開通困難な区間があったり、頻繁に崩落が生じるいわゆる「酷道」で、分杭峠周辺も最近まで未舗装路だったようです。

Dsc06301 昔は国境だったんですね。

 そんな分杭峠が最近パワースポットとしてメディアに紹介されて、多くの人が訪れているそうです。何故分杭峠がパワースポットなのか?平成7年に来日した中国の高名な気功師張志祥師が、この分杭峠を訪れた際、中国の「ゼロ磁場地帯」として有名な蓮花山と同等あるいはそれ以上の場所であると発表したからです。

Dsc06317 ゼロ磁場の植物

Dsc06310 幸せをもたらすと言われてる。どこかできっと咲いている♪

 それでは「ゼロ磁場」とは何なのか?といいますと、地球の表面に生じているプラス、マイナスの磁場が、何らかの理由によりその場所だけ生じないことを言うそうで、地殻がぶつかり合う中央構造線は、プラスとマイナスの磁場が打ち消しあっていて、その中でも分杭峠はちょうどよく「ゼロ磁場」のバランスが保たれた場所なのだそうです。ゼロ磁場地帯は、「気場」ともいわれて、地球内部から気が発せられていて、その場所を訪れる人は体に良いエネルギーを得られて幸せになれるそうです。

Dsc06318 幸せそうな?トカゲさん

 さて、そんなわけで訪れる観光客が多くなった分杭峠ですが、自然保護のために近年ではマーカー規制が行われるようになりました。とはいえ、分杭峠は国道上に位置しているので、車両の通行はできるのですが、峠付近の駐車を規制しているため、峠を訪れる人は山麓から歩くか、伊那市側の粟沢でシャトルバスに乗り換えなければなりません。

 そんな分杭峠に我が家もやってきました。身障者はマイカーの乗り入れが許されているので軍馬に鞭打って峠まで上がってみると、狭い駐車スペースには既に何台かの車が駐車していて少し待つようでした。誘導のおじさんは天然児を確認すると、「ハトさん乗ってますね。こっちへどうぞ」・・・「ハトさん」って何だろう?車いすに乗った子、自閉症の子・・・天然児のような子を持つ親は、少しでもわが子のために良かれと藁にもすがる思いでこの地を訪れるのでしょうね。そんな親の心子知らず。天然児は山中で車を降ろされるのに憤慨して、暴れ喚き散らしていました。シーッ!あれをご覧なさい。

Dsc06304 気場で瞑想する人々

 気場は峠から少し下った沢沿いの樹林の中にあります。上から覗き込むと、樹林越しに気場に座って瞑想する人々の姿が見えました。早速行ってみましょう。気場は沢沿いの傾斜地に30人ほどが座れるように段々のベンチが設けられています。観察してみると、身障者の他に中国系、東南アジア系の外国人も多いようです。伊那谷のそのまた山奥にあるパワースポット分杭峠は、今や世界的にも知られる観光地となっていたんですね。

Img_2064 気場にやってきました。

 気場に腰を下ろして、目を閉じ耳をすませば、聴こえてくるのは・・・風にそよぐ木の枝、沢の水音、野鳥のさえずり、そして天然児の唸り声。軟らかい風が頬や指先をなでていきます。何やら五感が研ぎ澄まされて、不思議と頭にスキッとした爽快感を感じました。指の先にも不思議なくすぐったさが・・・元気玉も飛び出すかもしれません。ハーッ!

Dsc06322 これを一口飲めば、寿命が1年伸びます?

 それから2週間・・・天然児に変化はありませんでしたが、今度は体が不自由になったババも連れて訪れたいと思える場所でした。

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