不忍池は蓮見の季節
上野不忍池の夏は水面を覆い尽くす蓮が名物です。梅雨明けのこの時期は、いよいよ蓮の花が見頃を迎えます。桃色の大きな花弁が重なって形成される蓮の花は、それは見事なもので、見る者に感動を与えてくれますが、早朝に開花して、朝のうちには花弁が閉じてしまうので、なかなか見るタイミングが難しいところです。
昨日、いつもより早出で不忍池の畔を歩いてきました。一面を蓮の緑に覆われた池には、大輪の蓮の花が見事に咲きそろっていましたよ。それはもう、極楽にあるという池の畔のよう。お釈迦様もこの様な風景を楽しみながら散歩されているのでしょうか。
この蓮をお目当てに、朝から多くの人が訪れて、カメラのファインダーを覗き込んでいました。例のごとく、外国人観光客も多いですね。また、私と同様に、通勤途上のサラリーマンも足を止めて、暫しの休息を楽しんでいました。
さて、芥川龍之介の童話「蜘蛛の糸」では、池の畔を散歩されていたお釈迦様が、ふと、蓮の葉の間から下を見下ろすと、そこには地獄で苦しむ亡者たちの姿が見えたのですが…
水面にはカメたちがのんびりと泳いだり、甲羅干しをしたり。それはそれは、極楽浄土を思わせる苦しみのない姿でした。仕事行きたくな~い!
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