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2016年9月 7日 (水)

山行 雷鳥と送り花 仙丈ヶ岳その4

 しばし、南アルプスの女王こと仙丈ヶ岳山頂での時間を楽しんだ後、下山の途につきました。復路は藪沢カールに下りて、馬ノ背をカスって、藪沢沿いのルートで北沢峠に戻ります。

Dsc07327 女王陛下の下に集う勇者たち

Dsc07346 何ですかぁ~?

 山頂からガレた斜面を少し下ると、登山道に人だかりができています。皆さんの視線の先には…

Dsc07342 らいてう先生~♪

 仙丈ヶ岳は、南アルプスの山々の中でも雷鳥の遭遇率が高い山として知られています。3千メートル級の高嶺でありながら、大らかな山容と餌となる高山植物やハイマツが豊富に生えることが、雷鳥にとって住みやすい環境となっているのでしょう。氷河期に大陸から日本に渡ってきたと言われる雷鳥。カール地形同様に仙丈ヶ岳に見られる氷河時代の名残ですね。

Dsc07344 幼鳥もかなり大きくなりました。

 今年生まれた幼鳥も夏の間咲き乱れる高山植物の花々を沢山食べたのでしょう。随分大きくなっていました。お母さん雷鳥と比べても遜色のないサイズです。群生するハイマツのヘリでのんびりと餌をついばむ雷鳥ファミリーでしたが、子が成長しても親の心配が耐えることがないのは人間と同じ。お母さん雷鳥は周囲への警戒を片時も怠ることがありませんでした。

Dsc07350 薮沢カール底より

 藪沢カールの底にある仙丈小屋。学生ワンゲルのグループが賑やかに談笑していました。山にかけた青春。そんな爽やかな学生時代を過ごしたかった。いや、悔やむことなかれ、今山を歩けることこそが遅咲きの青春…「銀秋」とでも言いましょうか。

 ハイマツ帯から雪の重みで横に伸びたダケカンバの樹林や鹿よけネットに囲まれたお花畑を見ながら下っていくと、馬ノ背ヒュッテです。ここで往路歩いた尾根ルート5合目大滝ノ頭に通じるルートと、藪沢沿いに下っていくルートに分岐します。

Dsc07376 名も無き小滝 Dsc07387 花咲く藪沢ルート

 藪沢沿いのルートは、岩がゴロゴロしているV字谷のヘリを急下降していきます。周囲の斜面からは藪沢に向かって、名も無き滝が流れ落ちています。片や斜面には、色とりどりの花々が咲いていました。8月も終わろうとしている頃なので、高嶺の花は諦めていたのですが、下山路で意外にも多くの花が咲いていたことは、思い出のお土産になりました。

Dsc07364 ハクサンフウロ

Dsc07380 タカネグンナイフウロ

Dsc07373 ヤマハハコ

Dsc07381 アキノキリンソウ

Dsc07360 ヒメコゴメグサ

Dsc07388 センジュガンビ

Dsc07383 ヤマトリカブト

Dsc07371 ラショウモンカズラ?

Dsc07369 ミヤママンネングサ

Dsc07366 ミヤマムラサキ?

 これら送り花たちは、女王様からのはなむけでしょうかね。(つづく)

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