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2016年9月 4日 (日)

山行 寿司詰めバスに1時間 仙丈ヶ岳その1

 南アルプスの北端に対照的にそびえている二山、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳があります。甲斐駒ヶ岳は、山頂部に白い花崗岩の三角錐を頂いて、肩を怒らせたように摩利支天と呼ばれる岩峰を従えた姿が実に個性的な山です。その姿は実に男性的であって、「山の千両役者」、「山の團十郎」などと評されています。目立つ山ですから、山屋に「先ず行ってみよう」と思わせます。かく申す、山笑も一昨年に日本三大急登のひとつ黒戸尾根を歩いて、駒ヶ岳の山頂を踏んできました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-df38.html

 北沢峠を介して甲斐駒ヶ岳に対峙する仙丈ヶ岳は、突起したピークを持っていませんが、山が実に大らかで、ほぼ独立峰でありながら、山頂直下に薮沢、小仙丈、大仙丈の三つのカールを抱いています。言わずもがな、カールとは氷河が山肌を侵食して、U字型に窪んだ地形をいうのですが、北アルプスの涸沢カール、中央アルプスの千畳敷カールと並んで、南アルプスを代表するカールが仙丈ヶ岳のカールです。てな訳で、仙丈ヶ岳の大らかで抱擁ある姿は、ときに女性に例えられて、「南アルプスの女王」などと呼ばれています。う~ん、抱かれてみたい女王様!

Dsc02342 北岳肩の小屋からの甲斐駒(右)と仙丈(H27.7.12)

 3年前に鳳凰三山、一昨年に甲斐駒ヶ岳、昨年に白根三山縦走と南アルプス北部の山々を着実に踏んできた山笑にとって、仙丈ヶ岳は踏んでおきたい一山でしたが、8月26日(金)に余っていた夏休みを消化して、日帰りで歩いてきました。本当は北沢峠の山小屋に泊まって、1日目甲斐駒、2日目仙丈の欲張りセットにしたかったのですが、そうはいかないのが我が家の事情です。

Img_3267 バス停周辺は満車です。

 前日はやや上気していたのか、眠れずに夜更しする長男を脅かしつつ2時に出発。南アルプス北部の山々の登山口となっている山梨県南アルプス市の広河原や長野県境の北沢峠南アルプス林道は、マイカー規制されているので、林道の起点にあたる芦安温泉でバスに乗り換えなければなりません。深夜はシカの横断が多い富士五湖周辺を通って、芦安に到着したのが4時半。始発の乗合タクシーは5時10分、バスは5時50分なので、余裕かと思いきや、バス停前の第1~3駐車場は満車状態でした。え~平日なのに…皆考えることが同じってことか。少し先の草っパラ(第4Pだとか)に駐車して、慌てて引き返しました。

Dsc07269 完全な売り手市場

 バス待ちの列に並ぶ人は150人ほど。早い人は乗合タクシーで先発していきます。やがて小さな山梨交通バスが2台到着しました。これじゃあ到底乗り切れないなぁ。列の後ろの方にいた私は焦りました。5時50分の始発バスで広河原到着が6時48分。仙丈ヶ岳の登山口である北沢峠へは、更に広河原を6時50分に出るバスに乗り換えなければなりません。始発に乗れないと、日帰りプランはポシャってしまうのです。

 ところが、誘導のオバちゃんが前から後ろから、詰め込む、詰め込む!あっという間に2台のバスに行列が吸い込まれていきました。私は2台目の立ち乗車です。最初に並んだ人をようやく収容しても、林道のゲート開放まではバスは出発できません。その後、パラパラとやってくるハイカーが更に詰め込まれました。余りにもオバちゃんが詰めろ詰めろと煩いので、いい加減頭に来てしまいました。車内からも愚痴がもれていました。当にマイカー規制区間の弱みに付け込んだ、客を客とも思わない奴隷船状態です。片道1,130円も支払っているんだから、このちっぽけなバスをもう2台は配車して、皆座らせるべきでしょう。あ~あ、深夜運転の寝不足をバスの中で少しても解消しようと思ったのに。それが、約1時間の立ちんぼになろうとは。最悪のスタートになりました。(つづく)

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