走水沖の大アジ釣り
9月18日(日)、釣り会の定例会で東京湾のアジ釣りに行ってきました。船宿は横須賀市久里浜近くの久比里という場所にある山天丸です。やまてんさんには初めてお世話になるのですが、久比里夫婦橋は、船釣りを始めた頃、何度か並びの巳之助丸でカワハギをやった、私にとって懐かしい場所です。
久比里の船宿は、久里浜の港湾に注ぐ平作川の河口から少し遡った場所にあって、直接海に面していません。河口近くの下流域は、潮の干満によって水位が上下します。満潮時は水面が上昇して、橋の桁下が低くなりますので、船の航行に支障をきたします。朝が満潮の日は船宿はお休み?いえいえ、それでは商売になりませんよ。
満ち潮対策として、久比里の遊漁船は面白い機能を有しています。先ず、マストとアンテナが後ろに倒れます。次に船頭さんが操船する操舵室の屋根が油圧で引っ込むようになっています。トランスフォーマーといいますか、バルキリーといいますか、ロボットアニメで育った世代は、見ていてウキウキします。確か金沢八景湾奥の船も同じ機能を有していました。
船は平作川から久里浜港湾に出て、一旦火発の前でウロウロしましたが、すぐに北の観音崎方面へ向かいました。観音崎沖では、20隻ほどの遊魚船団が形成されていましたが、きっと、今の季節人気のタチウオ狙いの船でしょう。
我々の船は、観音崎の北に回り込んで、走水沖にやって来ました。この日は、南からの強風が吹く予報でしたので、観音崎を盾にして風を凌ぐ作戦のようです。どの船頭も同じことを考えるようで、周囲には東京湾のいたる所からアジ釣り船が集まっていました。
さて、スタートです。走水沖、水深50mのポイント。タナは底から2mです。グーン!と、1投目から強烈な当たりがあって、水面に躍り上がったのは35cmほどの大きなアジです。ここ走水沖の根に居着いた大アジは、西の大分関アジと並ぶブランドアジです。1尾千円♪冗談が飛び交います。
今日は入れ食い、早上がり♪と最初は思いましたが、なかなか後が続きません。船中を見てもポツポツ拾い釣りです。どうも、走水特有の潮の速さが災いしているようです。潮の流れがとても速いので、仕掛けが浮き上がってしまい、指示ダナに仕掛けをキープするのが難しい状況です。この状況を意識するかしないかで釣果が分かれてしまったようです。また、仕掛けが流されて隣人、船の反対側とお祭りも多発していました。こりゃあダメかもわからんね。幹事としてはモヤモヤモードです。
気分転換に周囲をキョロキョロ。正面に観音崎。そこから右の方へ目を移していくと、猿島と横須賀市市街。横須賀軍港外には、日向級でしょうか強襲揚陸艦が投錨していました。更に金沢八景の住友ドックやランドマークタワーが見えました。振り返ると、東京湾を行き交う船舶と、航路を扼する第1、第2海堡が。やっぱり東京湾の景色は飽きないなぁ~♪
それでもお昼前になってようやく潮が緩んだので、ポツポツとアジが上がり始めました。どのアジも大きくて楽しいのですが、たまに交じる中アジも黄色味がかかって美味しそうです。今が時合かと2本鈎から3本鈎に付け替えて、追い食いを狙いましたが、なかなか乗ってきてくれません。タナが狭いのかな?
お昼を回って、強風と共に雨が強くなってきたので、少し早上がりすることにしました。船中の釣果を見てみると、片手から40くらいまで、釣果がバラついてしまいましたが、私はちょうど中間の22尾でした。ほとんどのアジが30cmオーバーでしたので、お土産としては十分でした。
帰り、R1藤沢バイパス付近で大渋滞。最近は原宿、影取町が整備されて良くなったかと思えば、ツケが他に回っているだけのようです。道路の整備は際限ないですね。
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お疲れ様でした。
本当は行きたかったけど、当日は死んでました・・・。orz
又行きましょう!
10月に入ったらカッタクリを予定しています♪
投稿: どっちー | 2016年9月23日 (金) 23時11分
耳は良くなりましたか?
次回はご一緒しましょう。
投稿: 海笑 | 2016年9月24日 (土) 17時47分