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2016年10月26日 (水)

山行 ずっとあなたのこと誤解してた 乾徳山その1

 山梨県内には気になっている山がいくつかあります。長野県にはもっとあると思いますが、遠くて現実的に何度も行くのが難しいので、今のところは気にしないようにしています。そんな山梨の気になる山のひとつが、奥秩父山地にある乾徳山です。

Dsc07648 フルーツラインからの展望

 甲州街道が笹子峠を越えて甲府盆地に下った勝沼から、北の甲州市塩山に通じる広域農道「フルーツライン」は、甲府盆地の東縁に位置する高台を走っているので、空気の澄んだ日には山麓に広がるぶどうやさくらんぼの果樹園を一望に見渡し、更に甲府盆地を取り巻く山々がよく見えるドライブには最高の道です。

Dsc07507 最初これが乾徳山かと思いましたが(×小楢山(右)と大沢ノ頭)

 フルーツラインを塩山近くまで進んで牛奥トンネルを抜けた頃、前方に大きな双耳峰が存在感を示して、その右奥に尖ったピークが一際目を引く高い山が見えます。私は最初、双耳峰が乾徳山と尾根伝いにある黒金山で、尖峰は甲武信ヶ岳かと思い込んでいましたが、よくよく調べてみると、双耳峰は小楢山と大沢ノ頭で、尖峰が乾徳山であることを知りました。こうなるとますます気になる乾徳山です。

Dsc07649 奥の尖峰が乾徳山

 乾徳山の山名の由来は、塩山周辺の山梨県峡東地域から見て北西=乾(いぬい)の方角にそびえる山で、その姿が君主の徳を示す山といわれています。山麓にある甲斐武田氏の菩提寺である恵林寺の山号が乾徳山ですが、鎌倉時代の末期に恵林寺を開山した禅僧夢窓疎石が、乾徳山で座禅を組んで修行したことに由来しているそうです。

Dsc07509 徳和の朝

 フルーツラインから塩山市街に入って、恵林寺の門前を通って、秩父方面に通じる雁坂みち(R140)に入ります。5分も走ったら雁坂みちと分かれて、更に5分ほど入った山間の徳和集落が乾徳山の登山口です。二宮を5時に出て7時前に徳和に到着。徳和川沿いにある登山者用の駐車場には、既に7、8台の車が入っていました。

Dsc07512 徳和の兜造り

 車内で朝食を取って、7時に徳和を出発しました。養蚕業の名残である兜造りの旧家を眺めながら林道を歩いていきます。集落の外れには、イワナやヤマメの養殖場がありました。プールを覗き込もうとすると、優秀な番ワンコに見つかって激しく吠えられてしまいました。Sorry Sorry

Dsc07514 養殖池

 集落から出ると林道は未舗装になって、笛吹川支流の徳和川沿いに延びていきます。徳和川の上流は徳和渓谷と呼ばれて、紅葉の名所だそうです。この地域で紅葉の名所といえば、笛吹川源流の西沢渓谷が余りにも有名なので、徳和渓谷はイマイチ知られていませんが、前述の夢窓疎石禅師がこの地で修行したとき、徳和渓谷の紅葉の美しさに感激して座禅を組んだほどだそうです。後に京都天龍寺など石庭作家として名を馳せは夢窓禅師。ここでの経験も作庭に役立てたことでしょう。

 しばらくすると、散歩のおじさんが下ってきたので、挨拶がてら紅葉の進み具合を聞いてみると、「なになになになに、紅葉だって?」とキョトンとしているので、まだ早いのかと思っていると、「今がちょうど見頃です。素晴らしいですよ」だって。紛らわしい反応だから。聞けば、徳和渓谷の紅葉はちょうど見頃を迎えて、11月に入る頃までの10日間が見頃だそうです。「きっと、乾徳山も上の方は紅葉しているよ」とのこと。別れ際、「山を存分に楽しんできてくださいよ。もう一度言います。存分に山を楽しんできてください」いやぁ、ちょっとくどいけど、人情溢れるおじさんでした。でも、この言い回し…誰かに似ているぞ。

Dsc07520 登山口

 駐車場から林道を30分ほど歩いて、立派な看板の立つ乾徳山登山口に至りました。(つづく)

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コメント

>この言い回し、誰かに似てる
稲淳か?

ってか、毎回Sponsored linkに”「おっさん」を検索”って出てくるんでつが・・・。(滝汗)

昔出向先にいた徳の高いお方です。
「尊師」と呼ばれていました。
知っている人は知っている。

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