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2016年10月24日 (月)

山行 オバちゃんに感謝 寄沢経由鍋割山

 9月上旬に登った塔ノ岳より早40日が経過して、完全に充電切れ状態でしたので、バッテリーチャージと足慣しに鍋割山へ登ってきました。ちょっと鍋割というときは、表丹沢県民の森まで車で入って、南稜か小丸尾根を歩くのですが、小丸尾根が来年1月まで伐採作業により通行止めなので、松田町寄の奥、水源の森から寄沢を遡行する裏ルートを歩くことにしました。

Dsc07472 寄大橋の十月桜

 スタート地点の寄大橋まで来ると、橋全体が塗装工事中で、橋のたもとのスペースに駐車できません。誘導のオバちゃんに指定されたのは山の際ですが、この辺りは落石が多いので、帰ってきたらルーフがペコリなんてことにならねば良いのですが(汗)オバちゃんの監視下で着替えるのが恥ずかしかったので、ジーパンとTシャツの普段着で出発です。そそくさと出発しようとすると、オバちゃんが愛想良く「これ、桜が咲いているわよ」と教えてくれました。こんな山奥に十月桜があったとは知りませんでした。オバちゃんサンクス。当に樹下美人ですよ。(こんなこと言って、この後オバちゃんに助けられようとは、この時思いもよりませんでした。)

Dsc07498 リュウノウギク

Dsc07505 ホトトギス

 水源の森を歩いていくと、しばらくは橋を塗装するコンプレッサーのシューシューという大きな音が追いかけてきます。秋の花も見頃が終わっているようで、リュウノウギクやホトトギスが僅かに咲く程度でした。

Dsc07476 Bigなカラカサタケ

Dsc07475 タゴガエル

 水源の森から雨山峠に通じるルートは、前半は寄沢沿いに左岸から右岸へ、右岸から左岸へと渡渉を何度か繰り返しながら遡行して、後半は樹林帯を尾根まで上り詰め、沢沿いのスリリングな箇所を通過し、最後はゴルジュのような沢の源頭部を歩く変化に富んだルートで、丹沢の中でもお気に入りのルートです。少しは紅葉が見れるかと思って来たのですが、周囲の山肌は緑が少しくすんできた程度で、紅葉はまだ半月以上先のようです。

Dsc07484 コシバ沢

 この日はスロースタートで時間が限られていたので、雨山峠経由ではなく、手前のコシバ沢を詰めて鍋割峠へ出るショートカットを歩きました。コシバ沢は通常ルートではない涸れ沢のガレ場を歩くルート。倒木も多くてかなり荒れていましたが、目印のテープがしっかり付けられているので、特に迷うようなことはありません。

Dsc07488 少し黄色味が増したかな?

 活気に満ちた夏山も終わって紅葉シーズン前の静かな山。突然の人間の出現に、鹿はピーョ!と警戒音を立てて樹林の中に消え、足元を這うサワガニも岩の間に身を潜めてしまいました。逃げないでおくれ。私は優しいおじさんだよ~(それこそが怪しい)

Dsc07490 鍋割峠の馬頭観世音

Dsc07497 山頂はガッスガス

 小さな馬頭観音さんが迎えてくれる鍋割峠で一服。そこから急登を20分ほど歩いていくと、立ち込めたガスの中から人の声が聞こえてきました。鍋割山(1273m)の山頂です。ガスガスで何も見えない山頂でしたが、10人ほどのハイカーが憩っていました。腹ごしらえに霞でもたら腹いただきましょうか。

Dsc07496 こんな日はコレに限ります♪
 なんてね。仙人じゃあるめえし、定番の鍋焼きうどんを注文しました。小屋主の草野さん。今日はおひとりで忙しそうです。隣のベンチでは、念願の鍋焼きうどんを前にピーピーキャーキャーと煩ったい山女子&彼氏。思ったことがそのまま口から出てくる若さって羨ましいものだと、楽しみながらハフハフ鍋焼きをいただきました。

 鍋割山稜を歩いてきた高年グループは、小丸尾根経由で下山しようとしたところ、分岐点まで行って伐採作業の通行止めを食らったようで、表示もなく不親切だとボヤいていました。そういうことは事前に情報収集をしておくべきですよ。

 腹が膨れたら早々に下山開始です。南稜を少し下って、標高1千m地点から作業道に踏み入り、水源林の遊歩道に出るやや強引なショートカットです。でも、慣れてしまえばこれほど便利なことはありません。目印である「1000m」ペンキ印のブナの木に注意しながら下っていくと、上がってきた可愛らしい女子2人に声をかけられました♪

女子「山頂までどれくらいですか?時間がかかっちゃって、もう引き返そうかと思って」

山笑「そうねー30分くらいかな。ここまでどの位かかったの?上で泊まりなの?」

女子「大倉を10時半にスタートで、日帰りのつもりなんだけど、泊まってもいいかなぁ~」

山笑「お目当ては鍋焼きでしょ?それなら30分で登って、30分で食べて、大倉まで下りが2~3時間。もう2時半だから暗くなっちゃうよね。西山林道まで下っちゃえば暗くても歩けるだろうけど、ランプあるの?」

女子「ない」

山笑「じゃあ、残念だけど引き返した方が良さそうだね。こんな天気だし、天気の良い日にまた来なよ」

女子「今回は初めてシカを見れたから良しとしよう。下ったらその分美味しいもの食べようよ」

山笑「よし!今日はおじさんが美味しいものをご馳走するよ」(←これはここまできて、口から出ませんでした)

 そうそう。この引き返す割り切りこそが山では大切ですね。それにしてもこの2人。かなり若い。女子高生?女子大生?この先山女子として成長するのが楽しみです。「じゃあ悪いけど、おじさんは先に行くよ。気をつけて」後ろ髪を引かれる思いで先に行こうとしたら、目の前を鹿が横切っていきました。優しいシカさん。彼女たちを慰めに来てくれたのでしょうか。

 彼女たちと別れて、姿が見えなくなったのを見計らってルートを脱線。こういう行動は若い人には余り見せたくありませんからね。思いがけない山女子との会話。これだから山はいい♪

 さて、寄大橋まで戻ってくると、例のオバちゃんが待ってたとばかりに近寄ってきました。いやいや、山女子との思い出が覚めちゃうな。なんてバカを思っていると、「あー良かった。ほら、オタクの車の後ろに車がついているでしょ。前の車に近いって注意しても聞かないし、停めたらもう何時間も寝ているみたいだし、変な人なのよ。まだ私たちがいるうちに早く行ったほうがいいわよ」

 確かに、他県ナンバーのウィンカーランプが飛び出した軽自動車が後ろぴったりに停まっています。遠見ではっきりとは見ませんでしたが、運転席のシートを倒して誰か寝ているようです。オバちゃんに手を挙げて早々にその場を離れました。確証はないのでこういう割り切りは良くないかもしれませんが、最近、登山者の車を狙った車上荒らしが多発しているようです。人目のない山奥に車で入るときは要注意ということを実感しました。(車の方、間違いでしたらご容赦ください)

★コースタイム:4時間15分

寄大橋11:20→12:30コシバ沢分岐12:35→13:15鍋割峠13:20→13:40鍋割山14:10→14:30標高1千m14:40

→寄大橋15:35

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