落慶法要当日の偶然 日向薬師
11月20日(日)は晴れて暖かくなる予報でしたので、久しぶりにババ、天然児の三世代編成で紅葉ドライブに出かけました。さて、紅葉スポットは何処が良いかな?車窓から紅葉を楽しめる場所は…丹沢湖?…帰りR246が混みそう。箱根?…入ったら出られなくなりそう。よし!宮ヶ瀬ダムに行ってみようと伊勢原方面へ。
しかし、天然児は伊勢原市街から七沢方面に向かうと施設に預けられるのと勘違いして、車の中で暴れるので危険です。加減を知らないので、万が一ババにキックなんかしようものなら骨の一本や二本は折れてしまうことでしょう。大山の山裾を通って日向薬師に寄って、薬師林道から七沢温泉に入れば、彼が見覚えのないコースなので良さそうです。
ところが、日向薬師まで来てみると結構な賑わいです。な、なんと、本堂・薬師堂が350年振りの再建「平成の大修理」が着工から6年かけて完成して、落慶法要、御開帳の当日だったのです。タイミング良すぎ♪
日向薬師は、奈良時代の716年にかのスーパー坊主行基によって開山された霊山寺が起源となっています。霊山寺は源頼朝・北条政子夫婦も参詣するほど、中世には信仰を集めて大いに栄えましたが、明治期の廃仏毀釈によって荒廃し、唯一残された宝城坊(薬師堂)が今に残るばかりです。
平成の大修理は、国内最大級の茅葺屋根の建築物である薬師堂の、老朽化した屋根の葺き替えと柱や床を旧来の部材を生かしつつ修復するもので、前回行われたのが江戸時代1660年の大修理ですから、350年振りの大修理となります。
落慶法要は午前中行われたので、駐車場待ちがあったものの境内は比較的静かで、ババの車椅子を押しながらでもスムーズに参拝することができました。本堂前には回向柱が立ち、本尊である薬師如来の指に結ばれた五色の紐が結ばれています。ババも回向柱に頭を垂れて体の回復を祈願していました。この晴れの日に参拝できたことを「神様(笑)のお導き」と涙声で感動するババが印象深かったですね。
薬師如来は、その名の通り薬壺を持つことから、無病息災、当病平癒の願いをかなえてくれる仏様です。ババの体が少しでも良くなることを祈願するばかりです。
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