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2016年11月29日 (火)

山行 三匹、伝説残る景信山へ 高尾山稜その2

 高尾山の山頂を後にして、紅葉を眺めながら緩やかな尾根道を歩いていきます。薬王院や高尾山頂の観光地的な賑わいは一転して、静かな縦走路となります。それでも他の山よりはハイカーが多く、高年グループ、家族連れ、カップル、単独行と多様です。高尾山稜はのアップダウンが緩やかな長い尾根道なので、トレイルランナーが目立ちます。12月には大会も行われるようなので、それに備えて練習している人もいるんでしょうね。

Dsc07748 紅葉の縦走路を行く三匹のオッサン

 前日までの雨上がりの道をそれだけ多くのハイカーが歩くわけですからどうなるか?そうです。踏み荒らされて泥濘と化すわけです。特に北向き斜面は水はけが悪いようで、泥濘と滑る木道に足を取られて辟易しながら歩いていきます。

Dsc07753 もみじ台付近の赤

 紅葉の美しいもみじ台から緩く下がって、再びなだらかにあがると小広い一丁平。丹沢や富士山の展望地ですがガスガス状況は変わらず。この辺りでは冬でも陽だまりが心地よく、鍋パーティー何かやっているグループがいたりして賑やかなのですが、この日は静かでした。

Dsc07756 小仏城山の城山茶屋

Dsc07755 東京都心を望む

 高尾山から1時間で東側の展望が開けた小仏城山(670m)に到着です。なだらかなピークには城山茶屋があって、休憩用のテーブルとベンチが沢山置かれています。高尾~陣馬山縦走路は、ピークごとに茶店があってありがたいことです。茶店を覗くと、ホットコーヒーが200円(ドリップ)、缶ビール400円ですから、山小屋にしてはお安い価格設定です。この陽気ですからおでんなんかも気になるところですが、それよりも目を引いたのが名物のなめこ汁(250円)です。

Dsc07757 名物のなめこ汁♪

 そういえば、ババ、天然児の三世代編成でここからスカイツリーを眺めたことがありました。あれからもう5年。今やババは故障し、山嫌いの急先鋒と化した天然児もここまで来れないでしょう。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-1027.html)こんな日が来るとは…ちょっぴり悲しくなりました。しかし今もこうしてオッサン三匹、編成を変えて賑やかな山行です。独り静かな単独行も好きですが、あーじゃ、こーじゃとくだらない話で楽しく歩くのも嫌いではありません。誘えば集まる山仲間の存在こそ何よりの宝ですよ。

Img_4052 相模湖と中央道

 小仏城山は、東海自然歩道と関東ふれあいの道(高尾~陣馬山縦走路)の分岐点になります。東海自然歩道はここから西側に下って、相模湖や石老山を経て丹沢を山岳路を横断していきます。樹間から相模湖を見下ろすことができました。手前に中央高速が見えましたが、小仏トンネルといえば渋滞のメッカですね。

 小仏城山から明治天皇の行幸記念碑のある小仏峠に一旦下ります。小仏峠は昔の甲州道中が越えていましたが、今の甲州街道(R20)は、高尾山の南を迂回し大垂水峠を越えて相模湖に下っています。JR中央本線や中央高速はこの峠の直下をトンネルで通過しています。

Img_4054 紅葉の樹下で憩う人たち

 小仏峠から先は今までにない急坂の登りになります。なだらかな尾根道もジグザグとした道に変わって、前後のハイカーとのペースが縮まって、仲良く?並んで歩いていきます。また、この辺りになると対向者が多くなってきますが、小仏峠下の小仏までバスが入り始めたのでしょう。

Dsc07773 江ノ島見っけ!
 小仏峠から30分ほどで紅葉が飾る景信山(727m)です。ここにも茶店があって、真っ赤に色づいたもみじの樹下に多くの人が憩っていました。景信山山頂からは今まで歩いてきた高尾山稜の山並みがよく見えて、更にその先には相模平野や多摩丘陵、湘南の海岸線まで望むことができました。江ノ島も見えていました。

 景信山。その山名は、この山の東に位置する八王子城の城代横地監物景信という武将に由来しています。横地監物は、小田原北条氏四代目当主北条氏政の弟で八王子城主の北条氏照に仕え、天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原征伐のときは、城主である氏照が小田原城に詰めていたため、城代として八王子城を守備していました。6月23日、前田利家や上杉景勝に率いられた2万の大軍が八王子城に総攻撃をかけてきましたが、守備軍の主力は氏照に従って小田原に詰めていたため、城内には地域の農兵ばかりが2千。名城といわれた八王子城も1日で落城して、城兵はことごとく討ち死。当に玉砕したのでした。その様な状況下、横地監物は尾根伝いに逃れて、今の奥多摩・小河内ダム付近で自刃したと伝えられています。

 また、横地監物景信は城を落ちた際、景信山で落馬、谷に転落して死を遂げたという伝説もあるので、その名がつけられたのかもしれません。横地が転落死を遂げた谷は、景信ヶ淵と呼ばれて、そこに棲むヤマメは何故かどれも片目で、そのヤマメを釣りあげた釣り人は不幸な死をとげるという話もあります。テレビアニメにもなった漫画「釣りキチ三平」を愛読(視聴)された方はピン!と来たと思いますが、作品に取り上げられた「メッコ岩魚の怪」のモチーフになった伝説です。

Dsc07767_2 餅つき大会

 頃は11時になり、少し早いランチタイムでしょうか。鍋を囲んで祝杯を挙げる若い衆やら、威勢良い掛け声で臼を囲んだ高年グループの餅つき大会。皆さん思い思いに山上ランチを楽しんでいました。うちらの山行ももう少しレベルアップしても良いかもしれません。冷たいおにぎりを食べながらそう思いました。それに女の子も誘ってさ(笑)

Dsc07780 黄色に赤のアクセント

 さて、景信山まで来ましたが、陣馬山までの道程はまだ半ばです。でも、天気も悪いし、もう帰ろうということになりました。この辺の気軽さが山を続けていける長生きの秘訣ってところでしょうか。景信山南東尾根を下って小仏街道に下ります。この尾根下りは、黄色い紅葉がとても素晴らしいルートでした。

Dsc07784 211系快走!

 中央高速小仏トンネルの東側出口付近で、登山道は終了。後は中央高速と中央線と並走する道路で高尾駅を目指します。途中、裏高尾町では、中央高速と高尾山を貫く圏央道が交差する八王子ジャンクションの巨大な建造物を見上げることになります。5年前にここを歩いたときはなかったのに。人の神をも恐れぬ所業。バビロンプロジェクトとでもいうべきでしょうか。

Dsc07787 高尾山に突き刺さる2本のくさび

 今年はゴールデンウィークの奥多摩大岳山(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-707d.html)と今回のたった2回の三匹山行でした。年末年始の丹沢を誘いましたが、イマイチ反応の薄い二人でしたので、来年もまた楽しい山行をしようと約束して家路につきました。

★コースタイム:6時間15分

高尾山口駅7:10→8:00ケーブル山上駅展望園地→8:25薬王院→8:40高尾山8:50

→9:50小仏城山10:05→10:25小仏峠→10:55景信山(昼食)11:25→12:10小仏バス停

→13:25JR高尾駅

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