« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »

2016年12月

2016年12月31日 (土)

MY激動の平成28年も終わり

 大晦日です。平成28年、我が家にとっては初めて親の介護に携わることになりました。介護保険制度、脳溢血とその後遺症、老人の痴呆など多くのことを頭に詰め込んで、一時は満身創痍という状態でした。身体の自由を失い認知症が生じたとはいえ、老母一人世話することも自分一人ではどうすることもできないことで、介護現場の方々を始め病院関係者、役所の担当者、そして弟と多くの方々には多大なるご支援をいただきました。更に、親の方にウェイトが傾いた分、天然児ほか家族や職場の同僚には少なからず迷惑をかけてしまいました。本当に感謝、感謝の1年でした。

 ババは、昨年末から5ヶ月にも及ぶ長期のリハビリ入院にも関わらず、5月GW明けの退院時点で、左半身麻痺と体幹保持不能によって、立つことはおろか座ることもできず、脳の障害と長期入院の情緒不安定からか幻覚、幻聴、記憶喪失や誤認など認知症が酷く、周囲の親族は唖然とさせられました。

 ところが、自宅に戻った後は、通所する施設で介護や訪問マッサージを受けながら半年が経過したところ、身体も頭もみるみる好転して、現時点で立って歩くことやベットから起き上がることこそできませんが、体幹が維持できるようになって長時間座っていることができるようになり、麻痺側の手足も少し動かせるようになりました。頭の方も、幻覚や幻聴は消えて、物忘れは依然あるものの、子供の頃のことばかり言っていた記憶も少しずつ戻ってきて、生い立ちを整理できるようになりました。

 入院中のリハビリも傍から見ていてかなり有効的に見えましたが、やはり長期入院は高齢者にとって良い環境とは言えません。ババも頭の混乱がリハビリに勝ってしまったようです。帰宅後は情緒も安定したようで、夏以来、訪問マッサージを入れて体をほぐして、年末には訪問リハビリを新たに契約したので、来年は自立・歩行に向けて本格的なリハビリのスタートです。また天然児と三世代旅行ができる日が来ることを信じて止まない昨今です。

Dsc08026 富士山の霊気を受けるババ

 通所する施設が年末年始の休暇に入るのに合わせて、この1年の労苦をねぎらうため、ババと弟を誘って富士山を遥拝する旅に出ました。宿から見える雄大な富士山の姿に大感激のババでした。霊峰富士は本邦一のパワースポットですから、霊気を大いに吸収して、活力源になったことをでしょう。

 それでは皆さん、この一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

2016年12月29日 (木)

山行 静かな雪道と渓谷歩き ユーシン、檜岳山稜周遊その2

 山神峠から檜岳山稜へのルートは、作業道らしいジグザグと九十九折の道が通じています。作業道を示す黄色いペグが打ち込んであるので迷うことはないでしょう。この登りからは、振り返ると西丹沢深部、道志山塊の御正体山や鹿留山、更には富士山や南アルプスの高嶺が見えていました。

Dsc07920_2 冬山の様相

Dsc07928 一際目立つのは御正体山
 標高を上げるにつれて雪が積もる道となりますが、新雪なのでアイゼンなしでもサクサクとストレスなく歩けました。マイナールートなので先行者はなし…と、言いたいところですが、動物の足跡が点々と続いていました。シカではなさそうです。タヌキかな?ハクビシンかな?面白いのは、足跡が作業道上に延びていて、野生動物が人の踏んだ道をちゃっかり利用しているということです。

Dsc07924 どこに向かうのでしょう?

Dsc07935 白さが眩しい…洗剤のCMみたい
 檜岳山稜が近づく頃、太陽も高くなってきました。雪原の照り返しが眩しく、樹上から舞い散った粉雪がキラキラととてもきれいです。キラキラ光る~風の向こうで~あの人が私を私を呼んでいる~♪などと耽っていると、突然携帯電話が鳴りだしました。山の中ではプライベートであれ仕事であれ、受話拒否!と、言いたいところなのですが、小心者はついつい相手を確認してしまいます。おやおや?懐かしい名前が。情に負けて受けてみると、解散する企業年金の話を30分立ち話。どうして年寄りってのは書いてあるようなことでも聞きてくるのかなぁ~今は年金事務から離れているんだけどなぁ~

Dsc07944 檜岳山稜に到達

Dsc07939 西の展望よし♪
 気を取り直して歩き出すと、まもなく目の前に視界が広がり檜岳山稜の縦走路に到達しました。すぐ横が檜岳山稜の最高地点である伊勢沢ノ頭(1177m)です。西側が開けていて、雲が掛かり始めた富士山が大きく、その手前には三国山稜、西丹沢甲相国境尾根、道志山塊、更に右奥には三ツ峠、大菩薩連嶺まで見渡せました。

Dsc07956 日差しが暖かな尾根道

Dsc07953 暖かさに誘われた気の早いタンポポ
 檜岳山稜は、表丹沢鍋割山の西の雨山峠を隔てて、雨山、檜岳、伊勢沢ノ頭と標高1170mほどの山が3つ並ぶ山稜です。高低差が小さく、広くなだらかな尾根道歩きが楽しめる山です。表尾根に比べると歩く人がずっと少ないので、踏み跡がやや不明瞭な場所があるものの、のんびりとした山行を楽しむことができる場所です。歩いていくと、シカの群れが行く手を横断していきます。

Dsc07948 小田原市街と真鶴半島

Dsc07949 玄倉川を挟んだ丹沢主稜線

 尾根上は樹林に覆われているので、塔ノ岳や鍋割山のように雄大な展望はないのですが、所々で展望を得ることができます。左手に玄倉川を挟んだ蛭ヶ岳周辺の丹沢主稜線。右手には遠く相模湾を望むことができました。表尾根より西側に位置しているので、小田原市街や真鶴半島が近くに感じました。

Dsc07966 雪の下りは慎重に

Dsc07969 雨山峠の十字路

 雨山(1176m)を過ぎると北向きのルートになるため、雪がしっかりとついた斜面を下ることになります。アイゼンを持参しなかったので慎重に下っていくと、雨山峠の十字路に到達しました。松田町寄地区からユーシン方面への東西の道と、鍋割山稜から檜岳山稜を結ぶ南北の道が交わる交差点です。

Dsc07975 雨山沢沿いの羨道

 雨山峠からは、雨山沢に沿ってユーシン方面に下ります。この区間は沢沿いの羨道が多いので、沢へ滑落しないよう注意が必要です。特に木橋の上は雪が積もっていかにも滑りそうです。沢沿いの道は、春から夏にかけて緑が気持ち良く、初秋には岩壁にイワタバコの花が咲きます。晩秋の紅葉もとても素晴らしい場所です。

Dsc07979 大石山が見えるとユーシンです。

 山腹に大岩が見える大石山が行く手に立ちはだかるとその麓がユーシンです。雨山橋で玄倉林道にぶつかったら、後は林道を歩いて玄倉へ戻ります。約10kmの林道歩きはちょっと長いのですが、巨石と青い水が見せるユーシン渓谷の美しさと、連続するトンネルの怖さを味わいながら歩いていけば、玄倉まではあっという間です。

Dsc07985 玄倉川支流の滝

Dsc07990 ユーシンブルーはちょっと少なめ

 ユーシン渓谷一の名所となった玄倉ダムの水面「ユーシンブルー」ですが、この日は放水が行われていたため、ちょっと少なめ40点のユーシンブルーでした。

Dsc07995 青崩隧道 Dsc07999

 「ユーシンブルー」の先にはもう一つの名所、「真っ暗なトンネル」こと新青崩隧道です。ヘッドランプを点灯して進みますが、たまに消して恐怖を味わいます。風を感じると恐怖感は一入です。こちらはいつでも100点満点です。

Dsc08004 丹沢湖に戻りました。

 午後から用があり少し早駆けで歩いてたので、1時間半で玄倉に戻りました。年内最後は充実した山行になりました。また来年も歩いていきます。

★コースタイム:6時間35分

玄倉7:50→8:50境隧道8:55→10:20山神峠10:30→11:10伊勢沢ノ頭11:15→11:40檜岳

→12:05雨山→12:25雨山峠→12:50雨山橋→14:25玄倉

2016年12月24日 (土)

山行 今季初の雪道歩き ユーシン、檜岳山稜周遊その1

 ユーシン、ユーシンとハイカーは進む、ユーシンきれいか楽しいか、洒落た姿に振り返えりゃ、可愛いあの子は山ガール、オヤジ微笑む渓谷美♪

 丹沢湖に注ぐ玄倉川の源流部は、丹沢主稜線に囲まれて多くの沢から水が集まる山紫水明の地です。かつてこの地に住んで山仕事に従事した人たちは、山深く水湧く場所「涌深」と名づけ、今のユーシン渓谷の語源となりました。ユーシン渓谷は、山の深緑や紅葉、水清き渓流と岩が形成する渓谷を楽しめるハイキングコースとして知られてきましたが、最近ではコース途中にある玄倉ダムに貯水されたエメラルドブルーの水面が「ユーシンブルー」と呼ばれて、観光スポットとして話題になりました。

 とはいえ、ユーシン渓谷に通じる玄倉林道は、一般車両の通行はできませんから、片道約10kmのロングウォーキングを覚悟しなければなりません。更に途中にある青崩隧道が問題で、トンネルが曲がっているため、真っ暗闇の中を歩かねばなりません。普通の観光地のように気軽に行けるような場所ではないのです。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-3427.html

Dsc07869 水蒸気立つ丹沢湖

 12月半ば。寒さは底となって、丹沢湖の湖面からは水蒸気が上がっていました。路面も少し凍結しているようでしたので、慎重な運転で登山口の玄倉に到着しました。平成27年3月末に閉館となった丹沢湖ビジターセンターの前に、ユーシン方面へ入るマイカー登山者の駐車場があります。

Dsc07866_2 富士山垣間見

 8時前、玄倉林道に踏み出しましたが、しばらくは後方から山仕事の車両や砂利運搬のダンプカーが入ってくるので落ち着きませんでした。ふと、視線を感じたので、林道脇の斜面に目をやると、シカたちがのんびりこちらを見下ろしていました。

Dsc07871 (^_^)/おはよー

 冬の山は食料となる緑が少ないためか、意外と人里近くに降りてきているようです。集落近くではハンターも発砲できないでしょうから、窮鳥ならぬ「窮鹿懐に入れば猟師もこれを殺さず」といったところでしょうか。野生動物の強かな生き様です。

Dsc07873 堂々たるや石棚山稜

 玄倉川本流と小川谷方面に分岐する辺りからは、檜洞丸から連なる石棚山稜の荒々しい山並みを望むことができます。檜洞丸の前衛、ジャンダルムのように登山者を拒む勇姿は、何度見ても飽きない私好みの姿です。初夏、ハルゼミの合唱を聞きながら、喘いで登ったのは懐かしい思い出です。

Dsc07872 稜線に霧氷が見えました。

 高い稜線の木々には白く霧氷が見られました。12月は丹沢の稜線に雪が積もることは滅多にありませんが、海が近くて湿気が多い丹沢では、冷え込むと木についた湿気が凍りついて樹氷のように白くなります。この霧氷現象は冬の丹沢の風物詩です。

Dsc07879 あの尾根を登るぞ

 川音だけが聞こえる渓谷沿いの林道歩き。玄倉林道は、表丹沢の檜岳山稜、鍋割山稜に平行しているので、ずっと山陰を歩くので寒々しいですが、気合を入れて歩くにはちょうど良いかもしれません。行く手に薄らと雪化粧した尾根が見えてきました。前日に雨が降りましたが、この辺りでは雪が降ったんですね。今回は、玄倉林道の境隧道から南東に延びるこの尾根を登って檜岳山稜に上がります。

Dsc07883 境隧道の上を歩きます。

Dsc07888 滑落しないように(汗)

 玄倉から歩き出してちょうど1時間。最初のトンネル境隧道に到達しました。トンネルを抜けたら、すぐ左手の尾根に上がる踏み跡に入ります。ここは渓谷側に切れ落ちているので要注意です。マイナールートの始まりはいつもドキドキです。

Dsc07903 同角ノ頭が見えた。

 渓谷沿いから折り返して、歩いてきた玄倉林道を下に見て、白く雪化粧した急な杣道を歩いていきます。マイナールートとは言え、林業の作業道のようで、木の階段がつけられていて比較的歩き易い道です。高度を上げていくにつれて周囲の木々にも雪が付いて、特に冬でも葉を落とさない檜や杉の木は、クリスマスツリーのように飾られていました。木々の間からは玄倉川の対岸に位置する檜洞丸周辺の山が見えていました。

Dsc07908 954m地点から見る伊勢沢ノ頭

Dsc07902 BIGだよ!

 やがて植林帯からブナ林に変わった頃、稜線の平坦地に到達しました。玄倉集落から玄倉川沿いに玄倉ダム付近まで平行する小さな尾根の最高地点954m地点です。明るい場所で休憩すると、樹間から目指す檜岳山稜の最高峰伊勢沢ノ頭が見えました。また、別に目をやれば雪化粧した大きな富士山も見えていました。いやぁ、それにしても居心地の良い場所だなぁ~♪

Dsc07919 杉の大木が目印の山神峠

Dsc07912 山神峠の上から丹沢主脈線の展望

 954m地点から鹿柵沿いに急下降すると、崩れかけた小さなお社が祀られている山神峠に到達しました。私は北から下って南の檜岳山稜に通過するのですが、かつて玄倉林道が開通する以前は、西の玄倉集落から東のユーシン方面に通じる生活道として人が越えていた場所です。現在、東西に通じる旧道は崩壊が進んで通行止めとなっているので、私が歩いてきた南北は作業道ですから、山中に取り残された峠ということになります。大きな杉の木の下には、朽ちかけたお社が祀られていて往時を偲ばれます。(つづく)

2016年12月19日 (月)

大きな景色を楽しみながらの小アジ釣り

 12月17日(土)、釣り会の納竿会を行ないました。趣向は定番の東京湾のアジ。船宿も勝手知ったる久里浜…と、言いたいところなのですが、当会の過半数を占める千葉組からクレームが。皆高齢で長距離運転が辛いのと、高速代が馬鹿にならないとのこと。本音は後者のようですが、昨今のニュースを賑やかす高齢者の運転による交通事故にもなりかねません。幹事としても、毎度心配してきたことなので、ここは譲歩して、湾奥浦安の吉野屋を利用することになりました。吉野屋といえば、緑の船でお馴染みの東京湾の船宿では老舗中の老舗です。

Img_4185 東西線の鉄橋下

 17日の朝は寒さの底となりました。しかし、ヒートテックのお陰でそれほど寒さは感じません。寒さに弱いのは我々生き物だけではありません。むしろ電気系統に影響が出たようで、軍馬のカーナビが不調。首都高湾岸線を下りた肝心な浦安市内でフリーズする始末です。船宿は旧江戸川を3kmほど遡った東西線の高架下にあるため、複雑な市街地を入らなければならないのですが。

Img_4195 丹沢の向こうに芙蓉峰

Img_4194_2 葛西臨海公園とスカイツリー

Img_4198 千葉ねずみの楽園

 やはりカーナビが故障して遅れてきた1名を待って7時半に出船です。船は江戸川を下って東京湾へ出ると、先ず目に飛び込んできたのは、丹沢越しに見えた真っ白な富士山でした。やはり富士を仰ぐのは冬晴れの日に限ります。左手には海沿いに並ぶリゾートホテルと千葉ねずみの楽園。右手を振り返ると、葛西臨海公園とスカイツリー。名だたる観光名所が目白押しでクルージング気分満点です。

Img_4207 袖ケ浦東京ガス前

 ポイントは横浜本牧沖かと思っていましたが、やってきたのは真逆の袖ケ浦臨海工業地帯沖です。大型LPGタンカーが停泊する横でアンカーが打たれました。水深は15mの浅場で、タナは底から2~3mです。2、3投目でコツコツとアジらしい小刻みな当たりがありました。巻き上げてみると、15cmほどの小さなアジが2尾躍り上がりました。ライトタックルでのアジなので、小さくても引きが結構楽しめます。

Img_4211 小さくても黄アジは美味しそう♪

Img_4209 こうなったらクーラーへ

 その後しばらくは入れ食い状況が続きました。慣れてくると追い食いさせて、ときには3本鈎の仕掛けに3尾掛かったりします。釣れている時間は手返しよく繰り返すのが釣果を伸ばすコツです。途中で鈎から外れても、水面でポトリと落としても気にせず黙々と手返しするのがアジ道なのです。

Img_4214 大きなイシモチ。嬉しいねぇ~♪

 釣れ上がるアジは平均して15cmほどで、たまに20cmサイズが交じる小物釣りですが、幅広の黄色いアジは脂がのって「金アジ」とも呼ばれる東京湾ブランドです。外道はほとんど顔を見せませんでしたが、大きなイシモチが顔を出したときは嬉しかったですね。

Img_4217 LPGタンカーが離れていきます。
 お昼前になると当たりが遠のきましたが、船頭さんはなかなかポイントを変えてくれません。やがて停泊していたLPGタンカーがタグボートに引かれて出港していきました。すると、ここぞとばかりに遊漁船が桟橋に近づいて、桟橋の際を狙い始めました。クロダイやメバル、スズキなどの大型狙いでしょう。本船も同じで、一同気合が入りました。さあ、来い!

Img_4220 タバコは厳禁ですよ!
 でも、空振りでした(笑)

Img_4232 アクアラインの桁下

 その後、船は袖ケ浦沖を離れて、多くの車が行き交うアクアラインの橋桁下に移動しました。いやぁ~アクアラインの下で釣りをするなんて、20年の船釣り経歴上でも初めての経験です。ここでも根魚を狙ったのですが、上がってきたのはリリースサイズの赤ちゃんカサゴとアジだけでした。

Img_4238 羽田空港に着陸態勢

Img_4245 今年も無事終わりました。

 14時半に沖上がり。型は小さいながらも「金アジ」を一束(100尾)に迫る大釣りでした。釣果もさる事ながら、風もなく暖かな陽気に恵まれて、素晴らしい景色を楽しみながら釣れたことが、一年の釣行を締め括る納竿会には最高の収穫だったような気がしました。メンバーの中には、年内にもう一回ヒラメに行く人、アマダイに行く人、坐骨神経痛でしばらくはお休みという人、それぞれですが、来年暖かくなる頃に元気な顔で再会したいものです。

2016年12月16日 (金)

真っ赤な吾妻山の紅葉

 冬眠暁を覚えているものの寒くて二度寝。どうしても朝駆けの丹沢に踏み切れません。仕方がないので、吾妻山に登って丹沢を遥拝することにしました。JR線路沿いの梅沢登山口からジグザグ道を歩いていくと、樹間から早くもライジングサン。元旦は塔ノ岳の山頂でご来光を仰ぐ予定ですが、こんなことで果たして叶うのか?かなり不安になりました。

Dsc07826 吾妻神社の紅葉 Dsc07828
 かの日本武尊が東征の折、三浦半島から房総に渡るため東京湾に船出したとき、折から暴風が吹き荒れ、あわや遭難の危機とました。日本武尊の妻弟橘媛命は、海神の怒りを鎮めるため、海に身を投じたと言われています。後に命の櫛が小余綾浜に流れ着いたので、それを祀ったのが吾妻神社の興りといわれています。境内のもみじがちょうど見頃でした。

Dsc07832 吾妻山の朝

Dsc07845 丹沢のモルゲンロート

 吾妻山の朝はとても静かです。あと1ヶ月もすれば菜の花が咲きそろって、1年で最もこの山が賑わう季節となります。富士山や箱根の山は雲隠れしていましたが、表丹沢の山並みはとても素晴らしいモルゲンロートでした。

Dsc07835 ハクセキレイのお出迎え

 ピチピチとハクセキレイが出迎えてくれました。鳥インフルエンザの被害が話題になっていますが、風邪引くなよー

Dsc07837 ナナカマド

 落ち葉の積もった道を歩いて中里口へ下ります。途中、素晴らしく紅葉したもみじ谷のような場所を見つけました。

Dsc07849 もみじ谷

 菜の花はまだでしたが、意外と紅葉も楽しめた吾妻山の朝でした。

2016年12月13日 (火)

静かに余生を送る秋虫たち

 夏から秋にかけて、トンボやチョウが舞い、バッタが跳ね回って、アリやダンゴムシ、ときには黒光り野郎が忙しく這っていた我が家の猫の額。冬を迎えて動くものもなくすっかり静かになってしまいました。花もなく、虫も消え…寂しさを紛らすため、野鳥を呼ぼうと餌をまくと近所迷惑だと叱られ。

Dsc07820 オンブバッタ(土色)

 しかしよく目を凝らしてみると、意外と昆虫たちは生き残っているものです。晴れた日の陽だまりには、草陰で寒さをしのいでいた虫たちが這い出してきます。先日はオンブバッタ、オオカマキリ、クダマキモドキを見つけました。

Dsc07818 ツゲを食い荒らす害虫を食べているようです。

 秋虫の王者カマキリもこの季節は哀れなものです。餌となる虫たちが少しずつ姿を消して、体色も悪く、ボロボロになって生き延びています。幸か不幸か、猫の額のツゲの木に葉を食い荒らすイモムシが大量発生したので、これを捕食して生き延びているようでした。

Dsc07816 クダマキモドキと申します。

 最後にご紹介するのがこのクダマキモドキです。クダマキとは、夏の夜にガチャガチャとやかましいクツワムシの別称ですが、クダマキに似た姿をしているのでモドキという心外な名称をつけられてしまったようです。キリギリスの仲間は、他の昆虫を捕食するウマオイやヤブキリなど肉食系とクツワムシやツユムシなどの草食系、キリギリスやカヤキリなど両方を食べる雑食系と、似た姿をしていても性質はバラバラですが、クダマキモドキは草食に徹しています。夏から秋にかけては、葉が生い茂った樹上で生活しているので、姿を見ることは余りありませんが、葉が落ちるこの季節は地上近くの草陰で余生を送るようです。

 これらの秋虫たちは成虫で越冬することができないので、やがて死を迎えることでしょう。風は冷たい季節ですが、余生を静かに送る虫たちを心だけでも暖かく見守ってあげたいと思いました。

2016年12月 7日 (水)

山行の記録(H20~)

 今までの山行の記録をまとめてみました。植物、動物など季節それぞれの山の雰囲気を感じていただければ幸いです。

丹沢・大山・三国

湘南・三浦

高尾・奥多摩

箱根・伊豆・愛鷹

富士山

都留・道志・御坂・天子

奥秩父・大菩薩

南アルプス・奥大井・安倍

八ヶ岳・霧ヶ峰

中央アルプス

北アルプス・乗鞍

その他

2016年12月 5日 (月)

山行 冬が来る前にもう一度紅葉を 大山

 11月24日(木)、記録的に早い初冠雪を記録した関東地方でしたが、そのときは丹沢も真っ白に雪化粧しました。もはや山では紅葉が望めなかろうと思いつつも、大山ならば何とか残っているのではないかと僅かに期待しつつ、11月末に大山を歩いてきました。

Dsc07801 日の光が欲しいところ

 家の用事を済ませて、大山の登山口にやってきたときはお昼もかなり回っていました。朝のうちは良く晴れていましたが、この頃にはかなり曇ってきました。大山から流れ出る鈴川沿いの山々はまだまだ紅葉盛りのようですが、晴れていたらもっと鮮やかな紅葉が楽しめたことでしょう。

Dsc07802 なかなかええんでないの?

 平日の昼下がりでしたので登山者の姿はまばらでしたが、参道を上り下りする観光客の姿は結構ありました。店のオバちゃんが「今日のお客さんは買ってくれないね~」何てボヤいていましたが、近隣の人が多かったのでしょうか。子供の頃、名物の大山独楽を買ってもらったのが懐かしい思い出ですが、今では何も買いません。

Img_4097 大山寺周辺の紅葉

Dsc07810 クモの糸を紡ぐ童子

 大山一の紅葉の名所といえば、女坂の半ばに位置する大山寺の境内にあるモミジのトンネルです。境内の下の方の木は、まだ十分な紅葉が残っていたものの、残念ながらモミジのトンネルはほとんど葉を落としていました。

Dsc07812 大山ケーブルの新型車両

 大山寺で紅葉を楽しんだら下山してもいいような天気でしたが、せっかく得た山行の機会ですので、山頂まで歩くことにしました。阿夫利神社下社より上は冬の様相です。山の魅力には欠けますが、ここは信仰の山、年末年始は多くの参拝客が訪れることでしょう。

Img_4103 既に冬山の様相の下社

Dsc07813 展望もイマイチ

 休日は多くのハイカーで混雑する表参道も平日の昼下がりは静かなものです。それでも高年グループからカップリングに山ガール。カッ飛びトレイルランナーからグダグダの学生くん。外人さんに日中一時支援の障がい児と実に様々なスタイルの人たちが山頂を目指しているのは、人気の大山ならではです。

Img_4109 静かな表参道

 山頂に立ったところで、雲が垂れこめて寒々しく展望はイマイチ。湯を沸かして暖をとる人や肩を寄せ合うお熱い男女もいましたが、長居は無用と早々に退散することにしました。見晴台への下り坂は雪融け道でかなりヤバかったです。

Img_4114 山頂から東の展望

Img_4131 クリスマスかぁ…

 冬が来る前に~もう一度~あの人と~めぐり逢いたい♪そんな歌詞を思い浮かべながら去りゆく秋に浸っていると…ピロリン(LINEの新着)「どこにいる?疲れたから夕飯よろしく」Oh my God!

★コースタイム:3時間15分

大山第1駐車場12:50→13:20大山寺→13:35阿夫利神社下社13:40→14:35大山山頂

→15:15見晴台→15:35下社→16:05駐車場

2016年12月 4日 (日)

立派なお墓になりました。 お墓建て替え大作戦その4

 高尾山を歩いた翌日、首都圏は記録的に早い11月の雪となりました。翌朝、丹沢も箱根も真っ白に雪化粧していました。その週末も天気が良いとの予報でしたから、青空を見上げながら雪山を歩いたら最高だろうなぁ~と思いましたが、そう簡単に思い通りにいかないのが我が家の事情。お墓の建て替え工事が、着工して僅か1週間足らずで完成したとの連絡があったので、急遽魂入れをする運びとなりました。

Img_4074 雪化粧した大山が…

 魂抜きのときと同様に石屋さんのアドバイスをもらって、服装は平服。供花、線香、お布施、お寺と石屋さんへの手土産を持参しました。魂抜きと違うのは、新しい筆を1本用意することです。これは寺院や仏像の完成時に行う落慶法要の中で、仏像に目を入れて魂を入れる開眼供養に準ずるもので、お墓や仏壇を建てた時も形式的に目を書き入れて開眼とするそうです。また、お供物は特に用意しませんでしたが、場所によっては、菓子や野菜、昆布や塩、米、酒などを墓前に供えることがあるそうです。

Img_4073 開眼供養の筆

 一番悩ましかったのは、やはりお寺へのお布施の額です。魂抜きの時に1万円だったので、同額で良いのかと思いきや、相場は3~5万円だそうで、施工料金の1割と決めているがめついお寺もあるそうです。それこそ寺と石屋が結託している悪しきパターンですね。結局相場の範囲内で包むことにしました。

Img_4072 達成感に酔ってしまいました。

 今回のお墓の建て替えは、墓石本体こそ従来のものを使用しましたが、基礎及び外構部分は全改修となり、ボロボロに風化した大谷石だった旧来に比して、新しい白御影石を基礎にしたお墓は見違えりました。費用は軽自動車1台分ですから、そんなに大げさな話ではないのですが、この歳でやるとは夢にも思いませんでしたから、それなりに高い達成感があります。住職の魂入れの読経を聞きながら墓前に立って合掌したとき、見上げる空の何と青いことか。きっと祖父母と父も喜んで下りてきてくれたことでしょう。

« 2016年11月 | トップページ | 2017年1月 »