« 山行の記録(H20~) | トップページ | 真っ赤な吾妻山の紅葉 »

2016年12月13日 (火)

静かに余生を送る秋虫たち

 夏から秋にかけて、トンボやチョウが舞い、バッタが跳ね回って、アリやダンゴムシ、ときには黒光り野郎が忙しく這っていた我が家の猫の額。冬を迎えて動くものもなくすっかり静かになってしまいました。花もなく、虫も消え…寂しさを紛らすため、野鳥を呼ぼうと餌をまくと近所迷惑だと叱られ。

Dsc07820 オンブバッタ(土色)

 しかしよく目を凝らしてみると、意外と昆虫たちは生き残っているものです。晴れた日の陽だまりには、草陰で寒さをしのいでいた虫たちが這い出してきます。先日はオンブバッタ、オオカマキリ、クダマキモドキを見つけました。

Dsc07818 ツゲを食い荒らす害虫を食べているようです。

 秋虫の王者カマキリもこの季節は哀れなものです。餌となる虫たちが少しずつ姿を消して、体色も悪く、ボロボロになって生き延びています。幸か不幸か、猫の額のツゲの木に葉を食い荒らすイモムシが大量発生したので、これを捕食して生き延びているようでした。

Dsc07816 クダマキモドキと申します。

 最後にご紹介するのがこのクダマキモドキです。クダマキとは、夏の夜にガチャガチャとやかましいクツワムシの別称ですが、クダマキに似た姿をしているのでモドキという心外な名称をつけられてしまったようです。キリギリスの仲間は、他の昆虫を捕食するウマオイやヤブキリなど肉食系とクツワムシやツユムシなどの草食系、キリギリスやカヤキリなど両方を食べる雑食系と、似た姿をしていても性質はバラバラですが、クダマキモドキは草食に徹しています。夏から秋にかけては、葉が生い茂った樹上で生活しているので、姿を見ることは余りありませんが、葉が落ちるこの季節は地上近くの草陰で余生を送るようです。

 これらの秋虫たちは成虫で越冬することができないので、やがて死を迎えることでしょう。風は冷たい季節ですが、余生を静かに送る虫たちを心だけでも暖かく見守ってあげたいと思いました。

« 山行の記録(H20~) | トップページ | 真っ赤な吾妻山の紅葉 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1468968/68831895

この記事へのトラックバック一覧です: 静かに余生を送る秋虫たち:

« 山行の記録(H20~) | トップページ | 真っ赤な吾妻山の紅葉 »