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2017年2月28日 (火)

山行 鼻ジョロの花じょろ道 シダンゴ山~花じょろ道その2

 シダンゴ山頂の賑わいを後にして西側斜面を下ります。この先は歩く人も少なく、静かな山歩きを楽しむことができます。実際、この日もシダンゴ山から田代に下山するまで誰にも会うことはありませんでした。

Dsc08598 シダンゴ山を後にして

 すぐに虫沢林道に出合いますが、この林道、数年前まではガタガタの未舗装だったのに、今や完全に舗装路となっていました。いつも思いますが、利用者のほとんどいない山奥の林道をこんな立派に仕上げる必要があるのでしょうか?血税は適切に投下してもらいたいものです。

Dsc08596 虫沢林道の先に急階段
 この虫沢林道を渡るとその先に急階段が続いています。登山道は階段を登って、ダルマ沢ノ頭と呼ばれるピークを越えて秦野峠に通じているのですが、虫沢林道を歩いても秦野峠に向かうことができます。前回、天然児、ババの三世代山行をしたときは、この急階段を見て迷うことなく虫沢林道を選びました。

Dsc08602 木立の中のダルマ沢ノ頭

 急階段の先も急登が続いていますが、しっかりとした木の階段がつけられていました。急斜面にガッツリとつけられた急階段を見ると、心理的には辛いものがありますけどね。ニセピークの812m峰を通過して、ホウキを逆さに突き刺した様なアブラチャンの木が多くなるとダルマ沢ノ頭に到達します。木立に囲まれて展望もない地味なピークですが、標高は880mあって、シダンゴ山より100m以上高くて、丹沢前衛の低山の中では最高峰となります。

Dsc08605 三叉路付近から御正体山を望む

 ダルマ沢ノ頭から急な下り、更に緩やかに登り返すと、北の秦野峠に下る道と南の高松山方面に向かう縦走路が分かれる三叉路に至ります。人の越える峠道は、動物の通過点にもなっているものです。樹上にはコゲラなどの野鳥が多く、地面には獣の糞や足跡が確認できました。

Dsc08608 小ピークには山桜が

Dsc08610 送電線新秦野線

 三叉路からは南の縦走路に進路を取ります。この先、高松山に至るまでは、小ピークのアップダウンを繰り返す松田町と山北町の境界線上のルートです。ほとんど植林帯に囲まれた暗い道なのですが、小ピークには山桜が枝を広げて春を待っていました。木を切り出す山師たちが植えて心の慰めにしたのか?峠を越える人たちが道標代わりに植えたのか?展望もない植林帯の中にあっては稀有な存在です。

Dsc08613 忙しい道しるべだなぁ…

 この区間の最高峰である西ヶ尾(805m)を越えたところが、ヒネゴ沢乗越という鞍部になります。歩いてきた南北の尾根と東西に峠を越える道が交差する場所です。この先、すぐ南に位置する展望の山、高松山に一旦寄って、再びここまで引き返して、東の虫沢集落に下るつもりでしたが、午後になって雲が多くなってきたので、高松山には寄らずにこのまま東へ下ることにしました。

Dsc08619 リスさんやら Dsc08624 ウサちゃんやら

 ヒネゴ沢乗越を東西に通じる道は、「花じょろ道」と呼ばれて地元の有志に整備されている峠道です。元は「花じょろ」とは「花女郎」を語源としていますが、昔、峠を東に下った虫沢集落の娘さんが、反対側の西の麓に位置する山北町八丁集落に嫁ぐことになり、花嫁さんの一行がこの峠を越えたことに由来しているそうです。それにしちゃあ険しい道のりです。山の娘さんは逞しいなぁ…

Dsc08616 炭焼き窯の痕跡

Dsc08621 ミツマタが咲き始めましたね。

 また、虫沢に下る途中には、石積みの炭焼き窯の跡や紙の原料になるミツマタの群生があって、かつて山に生活の糧を求めた人たちを偲ぶことができます。重い炭束を背負って山麓に売りに歩いた人たちが歩いた道。今ではチェーンソーアートの動物さんたちが所々に置かれていて、今やかみの花嫁姿も思い浮かばないオッサンを和ませてくれました。

Dsc08626 鳴らせば花嫁がやってくる?!

 そろそろ虫沢集落かと思っていると、突然くしゃみが数連発。鼻水が湧水のように垂れてきました。こ、こりゃあ…半日どっぷりスギの植林帯の中を歩いてきましたが、花粉が飛び始めているようです。これからしばらくは植林の多い丹沢歩きは辛いところです。へ、へ~っくしょん!

★コースタイム:4時間

寄バス停11:05→12:00シダンゴ山12:05→12:35ダルマ沢ノ頭→13:40ヒネゴ沢乗越→田代橋14:45→15:05寄バス停

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