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2017年3月14日 (火)

山行 6年ぶりにアイツと再会 三角沢ノ頭、丹沢山その1

 春の弥生ともいいますが、私にとって3月は地獄月。働くようになって3月が暇だったことは一度もありません。一週間の仕事を終え、電車の中で日付が明けて土曜日深夜に帰宅すると、その日の午前中は廃人状態です。若い頃は疲れていようとも、土曜日の朝日を浴びると体が自然と動き出したものでしたが、最近はそうもいきません。老いというやつでしょうか?

 でも、苦界の中にも一筋の光明有り。ペラペラのヒラヒラ社員である以上、残業すれば実入りがあるわけで、いつもは般若の形相のかみも菩薩のように柔和な面持ちです。何よりありがたいのは、山に行くにも海に行くにもかみのΩ(抵抗値)は低くなるのです。それどころか、「たまには釣りにでも行ってくれば」との金言が飛び出すのもこの時期ならではなのです。

 さて、東日本震災から6年を経た11日。自粛したわけではありませんが、気力負けで朝から家でゴロリくん。夕方ようやくワクワクさんになって、翌12日に釣りに行くことにしました。枕元にアジ釣りセットを用意しておやすみなさい…深い眠りについた…が…ナイトメア(晩酌するかみ)にうなされ…

Dsc08820 札掛付近のミツマタ群落

 7時半起床。なぜなんだちくしょー!と雄叫びを上げる間も惜しんで軍馬を北に。雷爆転換ならぬ海山転換でヤビツ峠に突入です。途中、峠に向かうバスに譲ってもらうと、車内はハイカーで満員でした。立ち乗りで1時間揺られてヤビツまで上がるだけでも疲れてしまいそうですね。南アルプスでも体験しましたが、バス山行は大変です。

Dsc08821 いやぁ~来週には満開でしょう。

 ヤビツを越えて、護摩屋敷の水や札掛付近のミツマタの群落を眺めながら宮ヶ瀬方面へ。ミツマタのつぼみはかなり色づいていましたので、あと1~2週間後が楽しみですね。そしたらババをドライブに連れてきてあげようかな。

Dsc08714 塩水橋(ゲートの先が塩水林道)

 登山口の塩水橋に8時過ぎに到着。路肩には15台ほどの車が停まっていましたが、どうやら登山者以上に渓流釣りの愛好家が多いようです。宮ヶ瀬ダム湖に注ぐ中津川の支流、塩水川や本谷川は、イワナやヤマメが放流されている丹沢有数の渓流釣りスポットです。3月1日の解禁後、それほど日が経っていない今がベストシーズンなのでしょう。

 さて、8時半に林道ゲートをくぐって塩水林道を歩きだします。塩水林道は丹沢山の山懐、ブナ林の豊かな堂平に延びる林道ですが、今回はゲートすぐ先の瀬戸橋から本谷林道を終点まで歩いて、塔ノ岳と丹沢山に囲まれた山懐に踏み入ります。

 意気揚々と林道を踏み出すして間もなく…

Dsc08718 やや!チミは。

 林道ゲートから2、3分歩いたところで、左側の斜面に動物の気配が。見れば10mもなさそうな距離からカモシカが見下ろしていました。丹沢でカモシカに会うのは、実に6年ぶりです。あれは東日本大震災から1週間後、秦野の蓑毛から大山、三峰山を越えて清川村煤ヶ谷まで歩いたときに、唐沢峠付近での遭遇でした。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-c944.html)塩水橋からもそう遠くない場所ですから、ひょっとして同じ個体かしら。

Dsc08719 ヤマワライ…山から身を引いてくれないか

 遭遇した途端、脱兎のごとく遁走するシカと違って、カモシカは人への好奇心が警戒心に勝っているようです。斜面の上の方へ少しずつ歩みを進めながら、カメラ目線はキープしてくれましたので、良い写真を撮ることができました。岩の上から見下ろすカモシカとそれを見上げる山笑。このシーンどこかで見たことあるぞ!そうです。ジャブローでのキャスバル兄さん(シャア)とアルテイシア(セイラ)ですね。そうだとすれば、じっと見つめるカモシカの黒い目は、私に山から去ることを訴えているのでしょうか。そうなー、山奥に眠る金脈でも教えてくれたら考えなくもないでー(欲)ダミダこりゃ~。カモシカはゆっくりと斜面を登っていきました。(つづく)

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コメント

軍から身を引いてくれないか、アルテイシア…

金塊の入ったアタッシュケースだよ!

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