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2017年5月13日 (土)

山行 ツツジの開花はまだか、明日か? 愛鷹・越前岳

 5月3日(水)、今年1回目のオヤジ三匹山歩き会を静岡県東部の愛鷹山塊で企画しました。しかし、直前でM(町田在住)さんが職場の当番に当たってキャンセルになり、Y(横浜在住)さんと二匹山行となりました。やって来たのは裾野市の山神社登山口です。ここから愛鷹山塊の最高峰である越前岳に登って、越前岳からは南の稜線を辿って呼子岳。割石峠から大沢に下って山神社に戻る周回コースです。

Dsc09278 山神社登山口

 愛鷹山塊は駿河湾と富士山の間にあって、標高1,000mから1,500mほどの9峰がまとまった小さな山塊です。その昔「足高山」と表記されて、山梨県西湖近くの足和田山、箱根足柄山と並んで富士山の三足と呼ばれていたそうです。う~む第三の足とはあまり良い表現ではありませんね。造山期は富士山よりも古く、大沢は爆裂噴火口の跡なんだそうです。

Dsc09223 新緑と苔が気持ち良い

 山神社登山口の駐車場には10台ほどの車が駐車していました。連休初日にしては思っていたほどの人手ではなさそうです。越前岳山頂付近に群生するアシタカツツジの早咲きを期待してきたのですが、まだ先なのかもしれません。山神社裏手から石がゴロゴロする枯れ沢をしばらく登ります。石には苔がびっしり付いていて、それが周囲の新緑と相まって実に爽やかなルートです。

 沢沿いから離れて時計回りに山腹を巻いていくと小さな愛鷹山荘が見えてきます。森に囲まれた可愛らしい山小屋です。小屋のすぐ上で越前岳と北東の黒岳との稜線に到達しました。左手が越前岳方面、右手が黒岳方面に分岐します。黒岳は愛鷹山塊の最北端に位置して、富士山の好展望地として人気の山ですが、この日はスルーしました。

Dsc09233 危険人物

 植林帯から自然林に変わって、滑りやすい赤土の登山道を歩いていきます。突然、右手後方の富士の裾野の方からダーン!ダーン!と爆裂音が響いてきました。東富士演習場でこの日のお仕事が始まったようです。パァーン、パーンと乾いた自動小銃の銃撃音にタタタタターと連続射撃の音…GW返上でご苦労様です。昨今の緊迫する東アジアの情勢。国防に待ったなしであります。樹林越しに見えている富士山がどこか誇らしげに見えました。

Dsc09231 鋸岳が見えました。

 左側の斜面は大きく崩落していますが、大沢爆裂火口のへりと考えれば納得です大沢の向こう側にトゲトゲとした稜線が特徴の鋸岳の稜線が見えました。2年半前に度胸試しで歩きましたが、かなり危険な稜線でした。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-56d1.html

 越前岳の山頂が近づくとツツジの木が圧倒的に多くなってきます。しかしつぼみは固く、開花はまだまだのようでした。これが満開となればさぞ見応えがあることでしょう。そのときはこの山が一年で最も賑わう時期になるのでしょう。

Dsc09236 富士見台にて

 稜線の右手には富士山が常に右手に見えていますが、樹林越しなので、葉が生い茂るこれからの季節は見えなくなってしまうことでしょう。初めて富士山の展望を得られるのは富士見台と呼ばれる場所です。写真家岡田紅陽がこの場所から撮影した富士山は、昭和13年に発行された50銭紙幣に印刷されたそうです。

Dsc09237 宝永噴火口が大きい!

 それにしても大きな富士山だ!ちょうど宝永噴火口が正面に見えて、なかなかお目にかかれない富士の姿です。

Dsc09238 駿河湾と富士市街

Dsc09245 南アルプス(左から聖、赤石、悪沢、塩見)

 富士見台からすぐに越前岳(1504m)の山頂に到達しました。西側は樹木がないので、富士川流域の富士市、富士宮市街と駿河湾。伊豆の大瀬崎や南アルプスとそこから延びる安倍山稜、天子山塊などの山々が見えました。もう少しガスが晴れて青空だったら景色も映えるんでしょうけどね。

Dsc09244 鋸岳を見ながら呼子岳へ

Dsc09250 ツツジの芽はまだ固い

 越前岳山頂で一息入れて南の稜線を下ります。呼子岳までは痩せた稜線が続きますが、足元はしっかりとしています。稜線の両側もツツジの群落なのですが全くでした。

Dsc09255 呼子岳山頂

Dsc09254 越前岳に隠れる富士山

 姥捨山伝説に由来するという呼子岳(1313m)は、愛鷹山塊の深部に位置して、東に大沢、西に須津川渓谷が落ちる分水嶺にもなっています。ここから南東の位牌岳にかけてが、稜線が著しく侵食されている鋸岳となります。それでも、呼子岳の山頂部は10人も座ればいっぱいになってしまうような小ぢんまりとした平坦部で、休憩には丁度良いスペースでした。お昼にしましょう。

Dsc09260 V字に切れ落ちた割石峠

 呼子岳からV字に切れ落ちた割石峠を経て、大沢に下って行きます。大沢の源頭部は石がゴロゴロとして危なっかしい下りです。

Dsc09263 大沢源頭部

 更に枯れた沢をしばらく下っていくのですが、石の上を歩いていくので足にこたえます。辟易しながらの沢歩きですが、ミツバツツジやマメザクラが目を楽しませてくれました。

Dsc09266 マメザクラ

Dsc09268 見事な花付きのミツバツツジ

Dsc09271 大沢の大杉
 大沢の下りで一番見所は巨大な杉の大木です。愛鷹連峰一の長老といえるのではないでしょうか。

 例年アシタカツツジは5月中旬に見頃を迎えるようですが、今年は少し遅れるのではないでしょうか。花が咲きそろう頃、また歩いてみたいですね。

★コースタイム:5時間25分

山神社8:20→8:55愛鷹山荘9:00→10:45越前岳10:50→11:35呼子岳12:05→13:05大杉→13:45山神社

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