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2017年6月27日 (火)

山行 コブシ山頂で大いに山座同定 甲武信ヶ岳~雁坂峠縦走その3

 木賊山の山頂から対面する甲武信ヶ岳を見ながらザレた斜面を下って行きます。西向きの展望も開けてきて、甲武信ヶ岳から南西方面に奥秩父縦走路が延びて、国師ヶ岳や金峰山などの山が良く見えていました。更にその後ろには小川山や八ヶ岳の山並みが見えていました。

Dsc00078 甲武信ヶ岳(遠方に八ヶ岳)

Dsc00082 イワカガミみっけ♪

 木賊山とコブシの鞍部にある甲武信小屋を一度スルーして山頂を目指します。小屋からコブシの山頂までは樹林の中を20分ほど登りますが、数人のハイカーが行き交っています。展望が開けるともうそこは甲武信ヶ岳(2475m)の山頂です。

Dsc00091 甲武信ヶ岳山頂

 平日でしたが山頂には10名以上のハイカーが憩っていました。話を聞いてみると長野県側、信濃川上の毛木平登山口から千曲川源流遊歩道を歩いてアプローチしてきた人がほとんどでした。長野県側のルートは、西沢渓谷から戸渡尾根を歩くよりもなだらかなルートですからね。山頂に憩う人のほとんどが大阪、神戸から来たという高年グループでしたが、「あの山はなんや?この山は○○かいな?」と山座同定について熱心にやり取りしています。リーダー的なオジさんが講釈を垂れていますが…ちょっと見当違いな事を言っています。山座同定には人並み以上に自信がある山笑。遂に黙っていられなくなって、にわかガイドで周囲の展望を説明し始めました。

Dsc00085 南東方面

 北から東側には立木があるため展望は得られませんが、立ち位置を変えてほぼ360度の展望を解説します。南東方面には写真では木賊山が間近に立っていますのが、立ち位置によってはその先の大菩薩連嶺、三窪高原、道志山塊、丹沢山地を見ることができます。また、武甲国境尾根上の破風山、雁坂嶺が並んで、遥か彼方に飛龍山、唐松尾山、雲取山などの山々を望みます。

Dsc00086 南面

 南面の展望の主役は何といっても富士山です。天気が下り坂に向かっているので、朝よりも白く霞んできましたが、優美な姿を見せていました。その手前には三ツ峠、黒岳、節刀ヶ岳、鬼ヶ岳などの御坂山塊が並んで、右手奥には天子山塊の毛無山が存在感を示していました。その手前には黒金山とそれに寄生するように乾徳山が見えています。(現場では、黒金山を乾徳山のように解説してしまいました。この場を借りてお詫びいたしますm(_ _)m)

Dsc00087 南西方面

Dsc00090_2 一番食いつきの良いところをアップ

 南西方面には甲武信ヶ岳から甲信国境尾根が延びています。その先には奥秩父の屋根国師ヶ岳から金峰山の山々が並んでいます。大弛峠の切れ間からちゃっかり白根三山が顔を覗かせていましたよ。金峰山の右奥には甲斐駒ケ岳や鋸岳。更には霞んでいましたが中央アルプスの山並みも見えました。やっぱり北岳や甲斐駒ケ岳に皆さんかなり食いついていました。立ち位置を変えると南アルプス深南部や安倍奥の山々も見えました。

Dsc00088 これもポカ(×瑞牆山⇒兜岩)

 今回、日本の名だたる名峰を何十座も解説する中でもう一つポカミスがありました。深い森が延々と続く奥秩父の山並みの中で、花崗岩の岩峰が際立っているのがご存知瑞牆山ですが、朝日岳から廻目平に落ちる北の稜線上にある花崗岩の突起を瑞牆山と勘違いして解説してしまいました。確かに位置的に変だとは思ったんですけどね…何はともあれこの場を借りてお詫びいたしますm(_ _)m

 西面には奥秩父の深い森と西端に位置する小川山。その先には敷かれた白いシートが目立つ野辺山の高原レタス畑が覗いていました。その後ろには八ヶ岳です。編笠、権現、キレット、赤岳、横岳、硫黄、天狗、麦草峠、北八ツ、蓼科山まで勢揃いでした。(最初の写真を参照)

Dsc00093 三宝山(左奥に佐久の御座山)

 北面には甲武信ヶ岳から続く稜線の先に三宝山(2483m)が座しています。コブシよりも僅かに高く、堂々とした構えの山で、山頂近くにある三宝岩と呼ばれる巨岩が目立っています。三宝山は埼玉、長野県境に位置していますが、実は三方山が変化したという説もあります。真のコブシはこちらだったのかもしれませんね。山岳県長野では知名度の低い山ですが、埼玉県では最高峰として輝きます。

 皆さんいかがでしたか?一部間違いもありましたが、遠方から来られた方には中部山岳の名だたる山々をひとつひとつ確認しながらの解説でしたからかなり喜んでいただけたようです。最後は集合写真をパチリ。皆さんお気をつけて。

Dsc00083 甲武信小屋

 山頂から甲武信小屋に戻って山バッチを購入しました。シャクナゲも見頃を過ぎ明日からは天気も下り坂とあって、小屋にはどこかのんびりとした空気が漂っていました。ここからは東の稜線を歩いていきます。(つづく)

★コースタイム:4時間50分(甲武信ヶ岳まで)

西沢渓谷駐車場5:40→6:05徳ちゃん新道入口→7:50近丸新道出合→(休憩15分)→9:50木賊山10:00→10:30甲武信ヶ岳

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