実況 ムシキングバトル
この時季、丹沢表を歩くときに必ずチェックするのが樹液の出ている木=ムシムシスポットです。樹液は虫たちにとって貴重なタンパク源。クワガタ、カナブン、ハチ、チョウ、ゴキブリ、コメツキ、ムカデ、ゲジゲジ…多種多様な虫たちが寄っていく森のオアシスです。
いろんな虫が寄ります。
多種多様な虫たちの中で注目なのは、やはりミヤマクワガタです。大きな顎と盛り上がった頭部が格好良い子供たち憧れの虫ですね。カブトムシのいない山中の樹液場ではミヤマクワガタにかなう虫はいないでしょう。例えば上の写真にいるスズメバチなんかも…
一番の強敵は同じクワガタどうしということになりますが、ときにはこんな危ないヤツも樹液の匂いに誘われてやってきます。
強力な顎と毒針を持つ攻撃的な習性のオオスズメバチです。ときに他のハチのコロニーを襲い全滅させたり、人間ですらコイツに刺されたら死に至るほどの危険な虫です。でも、意外と樹液が好物だったりするので、そうなると自ずとミヤマと鉢合わせることになります。
さて、始まりましたムシキングバトル!両者互いに譲りません。それどころかミヤマのオスはちゃっかりメスの上に乗りながら、即ち交尾しながら戦う余裕っぷり。俺の恋路の邪魔をするなとばかりに大顎を振りかざしたぁ~ガキーン!
スズメバチもさるもので、正面から対峙すればミヤマ自慢の大顎の餌食になってしまうので、すかさず後ろに回り込んで足やお尻を狙います。虚を突かれたミヤマはメスをひとまず避難させておいて…
メスがいなければ心配ないさ~!こうなればミヤマの独断場です。大顎を振りかざして攻勢に出ましたよー!それにしても、映画でもよくありますが、主人公が足をすくわれるのはいつも女の存在ですよね。(え?お前のような軟弱者に言われたくないって)
見事!気力負けしたスズメバチが退散しました。いやぁ~ミヤマってホント格好いいですね。それではまた来週お会いしましょう。
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