山行 雨の合間に涼しく山行 鍋割山稜
お盆も終わって8月も半分経過しました。今年は8月に入ってから連続16日目の雨空です。例年ならばクーラーが効いた職場でない限り、暑い昼下がりにデスクトップに向かうことなんてまずないのですが、今の気温は21度。とっても快適です。しかし、せっかく新型のエアコン買った途端にこの陽気です。もう少し我慢させてオフシーズンに買えばよかったかな…そんなのは後の祭りです。
さて、天候不順が続いても、お盆の入の日にちゃっかり2回目の丹沢歩きを楽しんできました。この日は雨の合間の晴れの予報だったんですが、結果として予報が大外れで、お昼前には雨が降り出しました。幸い山笑は、丹沢表尾根に朝駆けして、涼しい快適な登山を楽しんできました。
最近は大倉の駐車場代をケチるようになった山笑。定番の登山口、表丹沢県民の森に向かいます。朝の三廻部林道は動物が横切ることが多いので、慎重な運転を心がけたいものです。 前回はタヌキ、今回はイタチ(テン?)でした。
5時半に県民の森に到着すると…あれ?日曜日なのに駐車場はガラ空きです。お盆に山登りをする人はいないのかな?この後、鍋割山までの間に出会ったのは、歩荷する鍋割山荘の小屋主と女性先行者1名のみでした。この方は県民の森までタクシーで入ったのか、大倉から西山林道を歩いてきたのか。とにかく早出です。
前日も雨が結構降っていたので、沢の流れは多く、場所によっては登山道にも水が流れ込んでいました。でも登山靴だから心配ないさ~♪ジャバジャバ水を跳ねて涼しく歩いていきましょう。
タマゴダケだったんですね。
花は少ない時期ですが、連日の雨模様も相まってキノコ類が元気いっぱいに成長しています。薄暗い樹林の中に真っ赤な原色のタマゴダケが目を引きました。カラフルなキノコなので一見毒キノコのようですが、これ食べられるそうです。それでいて採る人がいないのはそれほど美味しくないからでしょうか。
「皆んな元気ー!お兄さんもお姉さんも元気ー!」歌や体操のお兄さんお姉さんではありませんが、雨模様で元気なのはキノコだけではありません。カエルさんもヤマビルさんも元気、元気ー!山行中、ヒキガエルには3度出会いましたし、タゴガエルも見ることができました。ヤマビルは鍋割方面ではなく、小草平(堀山の家)から二俣に下る途中に見かけましたが、いつの間にか脇の下を吸血されてしまいました。ヤマビル吸血されたのはここ何年もありませんでしたが、よりによってそんなところを…あんたもスキねぇ~
鍋割山から鍋割山稜を歩いて塔ノ岳に向かいます。鍋割山頂の三叉路でPASMOを拾いました。都営線勝どき⇔森下の6箇月定期。SUICAやPASMOになって再発行も楽になったようですが、見つけた以上は放っておくわけにもいかないので、下山後に秦野駅に届けておきました。
鍋割山稜のブナ
ガスガスの中、鍋割山稜を歩きます。まだ人も登ってきていない静かな散歩道。初夏にはやかましいくらいの大合唱だったエゾハルゼミの鳴き声は既にありません。日が差していないからか、後発のヒメハルゼミの鳴き声もありませんでした。それは静かな鍋割山稜でした。
鍋割山稜のブナ林を楽しみます。保水力があるブナの木をよくよく観察してみると、色々な植物が寄生しています。ドングリを落としてリスやクマの餌となり、樹液でセミを潤し、水々しい幹で植物をも宿す。そして枯死した後も菌類や虫、そして仲間たちを養う…ブナって森の母ちゃんみたいですね。
花も少しは紹介しておきましょう。前回ご紹介したホタルブクロ、オトギリソウ、マルダケブキ、タマアジサイの他に鍋割山稜ではヒトツバショウマやウスユキソウを見ました。丹沢ではおなじみの野菊シロヨメナも少し見られました。ということは、既に山上には秋の足音が迫っているようです。
ガスガスの塔ノ岳。ハイカーも疎らです。やはりお盆はハイカーが少ないのかと思いきや、大倉尾根を下山時にはドシドシ上がってきました。先帰りますね。
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