天然児 カモシーでゆく夏を惜しむ
この夏、受験生の長男を抱えた我が家は家族旅行を見送りました。ここ数年の夏休みはグダグダユーチューバー傾向の天然児ですが、今年はかみが奮戦し、事業所のお世話になりながらそれなりに夏を楽しんだと思います。夏休みも残り1週間、ここいらでお疲れ模様のかみを開放しようと天然児を連れて南房総に行ってきました。南房総は、子供が小さい頃、毎年の恒例行事で海水浴に行った我が家にとって思い出の宝箱のような場所です。今回も宝石が生まれるでしょうか?
天然児にとって聖地ともいえる場所が「カモシー」こと鴨川シーワールドです。ダイナミックなシャチのパフォーマンス・ショーを楽しみに今まで何度も足を運びましたが、今回は周囲の反対を押し切っての決行です。何せ残暑厳しい陽気の中、多くの人出で賑わうカモシーに車椅子のババを介助しながら荒ぶる天然児を連れて行こうという無謀な特攻作戦ですから。
結果として、すごーく大変な天然児でした。一般の駐車場に誘導された後、誘導員が身障者車両に気づいて別の駐車場を案内してくれたので、タッチ&ゴーと勘違いして車内で大暴れ。ババの顔をぶん殴る始末。いつもは車内からなかなか降りないくせに、ババを車椅子に移乗させている隙を突いて改札に無銭突入。場内の配置図がインプットされているので、こっちは魚を鑑賞したいのにシャチのショースタジアムに突っ走る。(でもスタジアム入口のレストランに誤って突入して嘔吐)…でも、どれも想定内の行動でしたので、まあ仕方なし。
この時期、イルカが観客席に水かけをするパフォーマンスはどこの水族館でも人気となっていますが、カモシーのサマースプラッシュはシャチが容赦ない水かけをする段違いの迫力です。当然、満員の観覧席にはドMなお客が大集合!天然児とくれば、最上階の身障者スペースに陣取っているにもかかわらず、会場の迫力に押されて水も飛んでこないのに一人大パニック。隣の小さな女の子がシャチそっちのけで天然児に釘付けでした。お母さんがちょくちょく女の子の顔を正面に向けていたのに思わず笑ってしまいました。
夕方、ヘロヘロになって海辺の宿に入ると、東京湾を挟んだ夕焼け空に富士山のシルエットが浮かび上がりました。昨年は長男とチャレンジしましたが、折からの悪天候で断念。それ以前はババの病気などでご無沙汰でした。無性に気になる富士山でした。
夏の最後に天然児とほろ苦くも楽しい?宝石(思い出)がつくれました。
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