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2017年10月17日 (火)

山行 東丹沢の秘境雷滝へ 早戸川上流部その1

 東丹沢の最深部、丹沢三峰~蛭ヶ岳~榛ノ木丸の稜線に囲まれた早戸川の上流部に丹沢指折りの名爆が2つあります。1つは大滝沢の上流にある早戸大滝です。落差50mを誇り「日本の滝100選」にもエントリーしている名爆ですが、岩壁と岩壁の狭隘な場所に流れ落ちていて、その全容は隠されているため「幻の滝」などといわれている滝です。ちょうど3年前に見に行きました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-fdf5.html

 もう1つの名爆が早戸大滝から北西の板小屋沢にある雷滝です。こちらは落差15mほどの中堅どころの滝ですが、板小屋沢は水量も多く、人によっては岩に隠されたマニアックな早戸大滝よりも見応えがあるという評価もあるので、以前から見に行きたいと思っていました。

Dsc02060 宮ヶ瀬虹の大橋

 9日体育の日、軍馬は東丹沢を迂回し宮ヶ瀬ダム湖を経由して、相模原市鳥屋地区から早戸川林道に入ります。林道入口のます釣り場リヴァスポット早戸では、早朝から多くのアングラーが糸を垂れていました。落石の多い林道を慎重に進むこと15分。終端の魚止橋近くの路肩に軍馬を駐車しました。

Dsc01963 秋雨を集めて早き早戸川

 7時過ぎに魚止橋を出発し、先ずはゴツゴツとした石の林道を歩いて終端の伝道まで歩きます。前週末はまとまった雨になったので、左手を流れる早戸川は水量が多く、轟々とした川音が辺りを支配していました。川音が余りに大きいのでクマにばったり出くわさないよう周囲に注意を払って歩きました。

Dsc01967 伝道の看板(絵図にある丸太橋はありません)

Dsc02053 伝道沢

Img_6363 泊まってみたいな造林小屋?!

 伝道からは一旦早戸川沿いから離れて暗い植林帯の中を歩きます。廃墟と化した造林小屋を過ぎると、山を時計回りに巻いていきますが、次第に左手が大きく切れ落ちた危なっかしい道になってきます。この巻き道ではヘビやカエルがのんびりと散歩していました。私にとっては可愛い奴等ですが、この手の動物が苦手な人はびっくりして谷に転落しないようご注意ください。

Dsc01972 沢沿いの道

Dsc01965 ヒキガエル Img_6339_2 ジムグリ

 沢沿いの道は所々桟道が出現しますが、いずれもが朽ちかけていたので、慎重かつ足早に通過します。

Img_6340 桟道 Dsc01977 アスレチックコース

 桟道を通過すると大きな岩の上に出ます。ここから大きく降下して早戸川の河原に降り立つと、いよいよこのルートの核心部。早戸川の河原を遡行して、本谷沢と原小屋沢が出合う雷平に至る過程で左岸→右岸→左岸→右岸と3度渡渉します。

Dsc01978 核心部に入ります♪

Dsc01979 最初の渡渉部

 伝道にあったルート絵図で明記されていた丸太橋はどこにもありません。早戸川の流れは水量が多く、渡渉部は渓谷状の急流の上部にあるのでちょっと怖いです。登山靴と靴下を手に素足で渡ります。水底の小石はツボを刺激するし、大石はぬめりがあって滑りやすいので、次回からは川釣りや沢登りに使う地下足袋でも持ってきた方が良さそうです。

Dsc01984 右岸(左手)の岩場をヘつります。

 渡渉した後は、右岸の岩場をへつる難所になります。少し岩登り的な要素が必要なちょっとスリリングな場所ですが、ここは山の斜面を大きく迂回することができます。この後、雷平まで2度の渡渉がありましたが、2回目は膝上まで水深があって危なかったです。周囲に誰も歩いていない場所ですから、流されてもオッサンの川流れ。人知れず水く屍と化すだけです。

Dsc02041 雷平
Dsc02036 シロヨメナの群落(雷平)

 魚止橋から1時間余りで本谷沢と板小屋沢が出合う雷平に到着しました。たった1時間の歩程にもかかわらずかなり盛りだくさんなルートです。ここからは早戸川大滝又は雷滝への名瀑探勝路が分かれますが、早戸川大滝を経て丹沢主脈縦走路の不動ノ峰に至る大滝新道、同じく鬼ヶ岩に通じる白馬尾根ルート、雷滝を経て蛭ヶ岳に至る市原新道が分岐する丹沢深部の要衝でもあります。(つづく)

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