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2017年12月

2017年12月31日 (日)

山行 2017年これにて納山 雲取山その2

 日原林道から分かれて唐松谷林道を歩きます。林道というもののここからは登山道になります。日原林道の終点が標高1千mですから、ここからちょうど1千m登っていくことになります。少し下って日原川源流部雲取谷と唐松谷が出合う場所に架かるつり橋(唐松橋)を渡ります。橋の上から沢を見下ろすとその流れは凍りついていました。丹沢ではまず見ない風景です。つり橋を渡った場所が野陣尾根の末端部になり、ここから右手に大きく急登します。

Dsc02881 唐松橋と唐松谷

Dsc02884 キンキンに冷えていますsad

 間もなく唐松谷に沿って延びる唐松谷林道と野陣尾根上を歩く富田新道の分岐点です。往路は富田新道を歩いて小雲取山へ登り、雲取山山頂へ往復した後、下りは石尾根を七ツ石山の鞍部ブナ坂まで歩いて、ブナ坂の分岐点から唐松谷林道を歩いて戻る周回ルートを考えています。

Dsc02892 尾根上部から長沢背稜

 富田新道の名称は、雲取山荘の初代小屋主である「鎌仙人」こと富田治三郎という方が開設したことに由来しているそうです。「鎌仙人」の愛称は、常に鎌を持って登山道を整備して歩いたからだそうです。石尾根や鴨沢、三峯神社からのルートに比較するとマイナールートになりますが、かつて日原林道に一般車が乗り入れていた頃は山頂へのアクセスも良く、もっと歩く人が多かったことでしょう。まあ、個人的には静かなルートが好きですけどね。

Dsc02894_2 ありゃあ、秩父だな

 富田新道の序盤戦は、野陣尾根に乗るまでのジグザグとした急登になります。数ある雲取山へのルート中でも屈指の急登とのことで、案の定、かなり息が上がってペースはがた落ちしてしまいました。こんなことで雲取山まで日帰り往復できるのでしょうか。我ながら情けなくなります。そんな時、後ろからトレラン風の軽装アンチャンコが足取りも軽やかに追い抜いていきました。…若さとは羨ましいものよのう、正信。

Dsc02900 カラマツ林の向こうに小雲取

 野陣尾根は、雲取山の豊かな林相を観察することができます。取りつきはモミの大木にアセビ、ミズナラ、ホウ、トチなど。急登を詰めていくと、その上部、標高1500m付近ではブナなどの落葉広葉樹林。尾根道が平坦になる標高1700mから上では、ダケカンバやコメツガといった奥秩父らしい樹林に変わります。更に登って、石尾根が近くなってくるとカラマツの樹林と根元にはススダケが繁茂しています。秋には黄色紅葉の美しいカラマツ林は、かつてカヤト野原だった雲取山頂周辺に人工的に植林されたものだそうです。

Dsc02877 寄生獣!?いえいえ、樹液も凍る寒さですwobbly

 豊かな樹林を見上げていると、アカゲラ、コゲラなどのキツツキが梢を叩いています。その後を小鳥の群れがついて回りますが、小鳥たちはキツツキのおこぼれを狙っているのでしょうか。時折、落ち葉を踏みしめる音の方向に目をやれば、そこには二ホンジカがこちらをガン見していました。クマの爪痕、カモシカ保護区の看板。いろんな動物の棲む山域なんですね。

Dsc02895 雁ガ腹摺山を抱く子抱富士

Dsc02898_2 長沢背稜の芋ノ木ドッケ

 標高1708mのサワラノ平を境に急登の尾根から平坦な稜線の道に変わりました。樹間からは、左手に石尾根とその向こうに富士山が見えました。手前に大菩薩連嶺の東端に位置する雁ガ腹摺山を抱く優しい子抱富士です。右手には長沢背稜が続いています。間近に見える堂々たるピークは芋ノ木ドッケ(1946m)です。奥多摩の地図を眺めていると、このドッケを冠する山がチラホラありますが、ドッケは「突起」が訛ったこの地域の言葉のようです。

Dsc02903 雪道を歩く

 小雲取山(1937m)付近で石尾根に出合うと陽当りの悪い場所には雪が残っていました。稜線上が開けた気持ちの良い石尾根です。雲取山は5年振りですが、石尾根は昨年の春に鷹巣山辺りをウロついて以来でしょうか。さすがは石尾根。平日にもかかわらず多くの人が往来していました。私みたいにフライング組も多いんでしょうかね。

Dsc02908 石尾根から望む雲取山頂と奥秩父

 小雲取山の少し先で、避難小屋を頭に乗っけた雲取山の山頂が目と鼻の先に見えました。その先に飛龍山、唐松尾山、雁坂嶺、甲武信ヶ岳などの奥秩父の稜線が見えました。こうしてみると、やっぱり雲取は奥秩父の仲間のような気がしてなりません。

Dsc02916 ハイッ!

 日原の小川谷橋から4時間40分。雲取山(2017m)の山頂に到達しました。山頂には真新しい東京都の標柱が建てられていました。立派な石造りの標柱は、やっぱり2017年記念なのかしら?その周辺で10人ほどのハイカーが憩っていました。少し下の避難小屋付近の方が展望が良いので、そちらにも10人ほどのハイカー憩っています。私も一角に腰を下ろし、お湯を沸かしてカップ麺で登頂を祝いました。

Dsc02926 こちらは地味な山梨百名山の標柱

 お子様連れもいれば中国人らしいカップリングもいます。お隣のガールズは雲取山荘で出会って意気投合したらしく会話が弾んでいます。A子「あなたあの芸能人に似ているよね」B美「かたせ梨乃でしょ。よく言われるよ」ん?ちょっとチラ見しましたが…逆光でよく分かりませんでした。下界ではなかなかはばかられる人の思いも山は開放してくれますね。思想・信条・言論の自由だ。フリーダム・マウンテン!(つづく)

 今年も今日で終わりますが、楽しい山行、出会いがありました。来年もどんな山。出会いが待っているのか。中年の夢は膨らむばかりです。それでは皆様、ご笑覧ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

2017年12月30日 (土)

山行 2017年の山へ急げ! 雲取山その1

 今年もいよいよ残すところあと2日ですが、今年最もハイカーに注目された山は奥多摩の雲取山でしょう。一般的に「奥多摩山地の盟主」とか「東京都の最高峰」と称される雲取山の標高は2017m。西暦2017年の今年の山として注目されました。東京都の山、奥多摩の山といえば身近に聞こえますが、東京、埼玉、山梨の3県にまたがる雲取山は、奥多摩と奥秩父の境界線に位置しているのでアクセスは容易ではありません。言葉の綾にしても、「奥多摩の奥」、「奥秩父の奥」ということになりますね。秩父多摩甲斐国立公園、即ち奥秩父の山々は「東アルプス」と一部で称されているようですが、雲取山や北東に下る長沢背稜は間違いなくそれに含まれることでしょう。

 ミーハー的なノリはイマイチ好まない山笑ですが、前回雲取山に登ってから5年を経過するので、そろそろ再登したいと今年中の雲取山行を狙っていました。しかし、年越が押し迫ったこの時期まで手を出せなかったのは、泊付き山行をかみに認めなかったからです。せっかく雲取山まで行くなら山深さを堪能したいものです。石尾根をのんびり1日かけて踏んで、雲取山頂から東京の夜景を見下ろしたら、翌日は長沢背稜を歩いて下山する。この計画を「一年お仕事お疲れ様山行」と称して上申したものの、「年末散々飲み歩いて、この前釣りに行ったばかりだろ」例のごとく無下に却下されてしまいました。こうなったら日帰りしかない!run

 日帰りで雲取山を往復するのはなかなか厳しい行程ですが、南の奥多摩湖奥部に位置する山梨県丹波山村の鴨沢から、あるいは北の秩父市三峯神社からのルートであれば、十分日帰りでの往復は可能です。但し、前者のルートは前回歩いているし、後者は秩父まで行くのに時間がかかります。良い手はないかと地図を眺めていると、東側、石尾根と長沢背稜に挟まれた日原地区の奥から、雲取山の山頂近くまで通じる大ダワ林道や富田新道を歩けば、何とか日帰りで往復が可能なようです。

 御用納めを1日繰り上げた12月28日(木)。6時に二宮を出て圏央道を北上します。日の出インターからR411、多摩川南岸道路を走ってみれば、沿道の畑や駐車している車は霜で真っ白です。青梅市吉野梅林付近のガススタの店員さんに寒さをもらすと、今日が今冬一番の寒さとのこと。bearing

Dsc02848 マスター、ここは寒い置いていかないで…

 日原は奥多摩駅近くからR411と分かれて都道204号日原街道を走ります。既に早出のバスが日原集落まで入ったようで、道路を歩くハイカーの姿がチラホラ。酉谷山や三ツドッケなど長沢背稜の山を目指しているのでしょう。それにしても、西東京バスはハイカーに優しいダイヤですね。奥多摩の車社会では、地域住民よりはハイカーの利用者が多いのでしょう。日原の奥、小川谷橋まで軍馬を乗り入れました。二宮から2時間かかりました。ここから雲取山へは日原林道と大ダワ林道が通じていますが、一般車は通行禁止となっているので、進入禁止標識手前の日原渓流釣場の駐車場に停めさせてもらいました。釣場専用の駐車場ですが、冬期は休業中とのことで失敬させていただきます。rvcar

Dsc02852 古い坑口。萌え~♪

 8時ちょうどのあずさ2号で出発です。冬季とはいえもう1時間は早く出たかったところです。序盤は日原川に沿って通じる日原林道をしばらく進みます。未舗装と舗装が交互になっている林道ですが、東京都の水源林であり、石灰の鉱山もある山域なので、路面は目立ったギャップもなく、車両の通行に全く支障のない=歩きやすい道でした。林道は日原川の右岸を通じていますが、対岸には旧道なのか軌道の跡なのか道が通じていて、古い坑口なども確認できました。

Dsc02855 寒い…寒いなぁ~ポワ~ン

 出発から20分余りで林道が分岐します。対岸方向へ孫惣谷林道(まぐそだに)が延びていますが、上流部に鉱山があるためかゲートが設けられています。日原には有名な鍾乳洞もあるので、周辺の山は石灰質で形成されているのでしょう。そういえば、山の反対側の秩父も石灰の有名な産地ですからね。私は日原林道を更に進んでいきます。

Dsc02863 男はつららい~よ。

Dsc02864 川口隊長の前に氷の宮殿が出現した!

 それにしても日原川流域は、石尾根と長沢背稜に挟まれているので、日中でもほとんど陽が入りません。行先に見える青い空と明るい山が恋しい…林道の側壁には至るところに水が染み出ていますが、それがキンキンに凍りついていて、美しい氷の芸術を楽しむことができました。花も緑もない真冬の山もこういう楽しみがあるんだね。極寒零下の戦線は~銃に氷の花が咲き~見渡す限り銀世界~敵の頼みのクリークも~江南の春未だしで~す♪思わず鼻歌がこぼれました。

Dsc02868 トチノキの巨木

 行く手の山肌に大きな巨木が目立ちますが、この山域には名物のトチの巨木が何本かあるようです。HELLO!奥多摩の古老よ。青空が近くなって林道にも陽が入るようになってきました。お日様ってありがたい。太陽がもしもなかったら~地球はたちまち凍りつく~花は枯れ鳥は空を捨て人は微笑みなくすだろう~イェーイ!太陽はおお生命の星だ~幸せをおお守る炎だ~イーグル、シャーク、パンサー、イーグル、シャーク、パンサー~俺たちの魂も燃えている~Follow the Sun~Catch the Sun~太陽戦隊サンバルカ~ン♪空山にマニアックな独唱が響きます。sun

Dsc02982 無限軌道のダンプ(帰り撮影)

 奥山の林道工事現場。ローダーが無限軌道のダンプに砂利を積んでいました。近くまで来ると停止して運転台のオジさんが会釈してくれました。山を守るお仕事お疲れ様です。それにしても、周辺にはオジさんの他に作業員の姿がありません。オジさん一人で積んで一人で運んでいるのかな?一人作業員?ひょっとして一人社長?!労働者不足の厳しい建設現場を垣間見たような気がしました。山奥での作業、どうかお気をつけて。danger

Dsc02874 日原林道終点付近の登山口

 スタートから1時間半で日原林道の終点です。ここから先は大ダワ林道に変わるようですが、大ダワ林道は崩落により数年来通行止になっています。ここから分岐する唐松谷林道を経て富田新道を歩きます。いつもの通り前置きばかり長くなりましたが、やっと登山道です。(つづく)

2017年12月29日 (金)

平成29年の納竿会

 12月23日(土)、釣り会の納竿会でした。最盛期は2月に1回のペースで定例会をやっていた当会ですが、今年は年3回と半分しか開催できませんでした。シーズンに1回は開催したいと思ってはいたのですが、会員も高齢化しているので暑さ寒さの厳しい時期の開催はどうしても躊躇してしまいます。

 趣向にしても、春はメバル、カレイ、夏はアジ、シロギス、アナゴ、イサギ、キントキ、スルメイカ、秋はイナダ、ヤリイカ、冬はアマダイ、カワハギ、フグと季節毎の旬の魚を狙ってきましたが、近年はどうしても周年を通じて釣果が硬いアジばかりです。今回の納竿会も好釣果が続いている東京湾のアジをライトタックルで狙います。

Img_6965 朝の横浜港の風景

 船宿は鶴見の畑中丸さん。船はやや旧式ですが、船頭さんも女将さんも優しく、何より京急やJRの駅から歩いて10分もかからないのがありがたいです。逆に車は、近くの魚河岸通りが朝一方通行だったり、船宿が住宅密集地の中にあるので分かりづらく、近くまで来てもなかなか目的地にたどり着けなかったようです。まあ、次回からは大丈夫かな?

Img_6966 湾岸線鶴見つばさ橋

 仕立船なので、のんびり8時に出船。船は鶴見川をゆっくり下って東京湾に…あれ?大黒ふ頭と扇島に架かる首都高湾岸線の鶴見つばさ橋の下で停止しました。海には出ているんでしょうけど、周辺は工場や火力発電所などが立ち並ぶ埋立地なので、鶴見川から海に出た実感がありません。こんなところでアジが釣れるのかな?ハゼやスズキじゃなんですよ。

Img_6968 扇島に接岸する運搬船

 水深20m。タナは底から2メートルです。スタート後、しばらく当たりがありませんでしたが、コマセが効いてくると小気味の良いアジの当たりがありました。心配は杞憂だったようです。水面に上がったのは20cmほどの中アジでした。体高もあって触れただけで脂がのっているのが感じられました。美味しそうなアジです♪その後、午前中いっぱいアジは入れ食い状態が続きました。いつもは釣れたアジをバケツで泳がせるのですが、移し替える時間がもったいないのでクーラー直行で即氷じめにしました。

Img_6972 でっかい自動車運搬船(RORO船)だ

Img_6977 おお!くぐったよ。

 天気は快晴。風もなく海は湖面のように穏やかです。ただ、たまに大型の運搬船が入港してくると船尾波で大きく振られました。実は前日飲み会だったので、二日酔いの海笑。たまーに、「うっ」とくることがありましたが、何とかだましだまし乗り切りました。あれは自動車運搬船。これは鉱石運搬船か?往来する大きな運搬船を眺めるのも東京湾での釣りならではの楽しみです。

Img_6981 イシモチも釣れました♪

後半は当たりが少し遠のきましたが、ポツポツとアジは上がってきました。どうやら釣れすぎちゃって、メンバーの集中力が落ちてきたのでしょう。中には底に垂らして大きなイシモチを狙うメンバーもいました。イシモチは東京湾を代表する内湾に生息する魚です。スーパーなどで販売されているイシモチは臭みがあるらしく人気がイマイチですが、釣れたらすぐに血抜きじめしてあげると、臭みもなく、白身が最高でお刺身にもなります。冬場なのでもう少しイシモチが顔を出してくれるかと思いましたが、たまーに顔を出す程度だったようです。

Img_6970 このオッさん、イヤや~

 たまに猛烈な引き込みがあって、仕掛けが引きちぎられることがありました。メンバーの中には微妙なやり取りで上げてくる人もいます。ヒラメかな?との期待もありましたが、残念!タモに取り込まれたのはサメでした。アジの群れがつくとそれを狙ってサメが回ってきたんですね。

Img_6986 アジ大漁でした♪

 1時半に沖上がりになりました。船中、アジが30~80と大漁でした。去年の納竿会でも湾奥のライトアジでしたが、束釣り(100尾以上)を達成したものの小アジばかりで、釣り味としてはイマイチでした。今回は20cmほどの食べ頃サイズがそろったので大満足です。ちなみに私、竿頭だったようです。幹事としては失格ですね(笑)いつものごとく、釣れたアジは親戚知人に配って、20尾をタタキとフライで楽しみました。

Img_6991 美味しそうなアジ

 今年は概ね低調な一年でしたが、最後は大漁で締めることができました。来年も暖かくなる頃に再開して行きたいと思います。これから寒さ一入ですが、会員の皆さんにはお体ご自愛の上、来年も楽しく釣行していきましょう。ありがとうございました。

2017年12月25日 (月)

大船 謎の公園群を探れ

 先週、大船の友人と忘年会をしたとき、待ち合わせ時間より前に着いたので時間を持て余し、本屋で立ち読みをしたり、駅構内のお店を見て回ったりと時間をつぶしていました。そんな中で駅周辺の案内図を何気なく見ていると、大船駅の周辺には不思議と公園がいっぱいあることに気づきました。

Img_6941 水生生物シリーズ

 駅の東側、岩瀬という地区には、めだか、こい、たなご、きんぎょ、げんごろうと水生生物を冠した公園の名が並んでいます。

Img_6942 りんごに…

Img_6943 バナナにライラック?

 駅の南東、大船地区にはりんご、つぐみ、やまどり、むくどり、バナナ、ライラックと、こちらは統一性のない名称が混在しています。

Img_6944 いちごとつるか…
 駅の南、台地区、小袋谷地区には、いちご、ぶどう、もちの木、つるの名が並んでいます。

Img_6945_2 みつばちにアオサギ

 駅の西側、岡本地区には、みつばちにアオサギです。

 駅の案内図だけでなく、後で調べてみると、大船駅周辺の地区には、実に多くの小さな公園が点在していることがわかりました。そんなに子供が多いのか?かと言って、この規模の面積では、子供が走り回ったりキャッチボールができるとも思えません。これは調べて見る価値がありそうです。

 近日中に大船駅周辺の小規模公園群を踏査してみたいと思います。

2017年12月23日 (土)

12月17日 吾妻山の菜の花その1 

 いよいよ今年も残すところ10カウントを切りました。年が明けるとおらが町二宮では「菜の花ウォッチング」が始まります。菜の花の咲き具合を確かめに吾妻山に行ってみました。

Dsc02828 吾妻山のシンボルツリー

 吾妻山を歩いていて先ず目に飛び込んできたのが真っ赤なもみじ紅葉です。暖かい海水の影響で真冬でも比較的温暖な二宮は、ゆっくりと冬に向かっています。

Dsc02820 まだ紅葉が楽しめました。

 彩の少ない寂しい冬でもこの山には冬の花が賑やかです。遊歩道沿いに植えられた生垣の山茶花と南斜面に咲きそろう水仙の花が見頃でした。

Dsc02844 山茶花(さざんか)

Dsc02826 水仙も咲きそろってきました。

 快晴の冬の空の下、風もなく日差しが暖かい山頂です。沢山の人が散歩を楽しんでいました。時間はお昼近かったので、富士山には雲がかかり始めていました。富士見をするなら朝一です。

Dsc02842 箱根の山並みと小田原

Dsc02834 富士見には遅い時間

 さて、山頂の菜の花は咲いているかな?

Dsc02830 ちょっとだけよ。

 ポツポツ咲いてはいるものの、ほとんどの株は茎も伸びていない状況でした。見頃はまだまだ先のようです。これからもちょくちょく足を運んでレポートしていきたいと思います。

2017年12月20日 (水)

忘年会続き

 先週、今週と忘年会続きです。今週は平日が全て飲み会です。最初はブリブリ不機嫌だったかみも既に何も言いません。いいんだかわるいんだか…

Img_6877 アッカンベー

 日中は仕事。夕方飲んで、帰宅して寝る。この繰り返しですからろくに更新もできません。悪しからず。

2017年12月19日 (火)

子パンダ解禁

 今日は上野動物園の子パンダシャンシャンの一般公開解禁日でした。でも山笑は申し込みもしていません。朝、上野駅を下車したとき、パンダのきぐるみを着た女の子が駅前で「パンダのチケット譲ってください」のボードを持って立っていました。そこまで人を引きつけてやまない子パンダ。思えば、今から30数年前にちびっ子山笑は上野動物園にホワンホワンを見に行った懐かしい記憶があります。

Img_6940_2 パンダとクリスマスがやってきた。

 上野界隈はパンダ商戦が大盛り上がりです。物凄い経済効果があるんでしょうね。上野駅構内には、折しもクリスマスも間近とあって、巨大なパンダクリスマスツリーが出現しました。

Img_6939 パンダが見下ろしてくる。

 ツリーにはパンダのぬいぐるみがいっぱいですが、白黒のカラーのせいか、雪飾りみたいでいたって自然体なんですよね。

Img_6924 パンダスケートリンク
 11月にオープンした松坂屋&パルコ&TOHOシネマズの複合施設を見上げる御徒町駅前のパンダ広場。ここにパンダのスケートリンクが登場しました。見た感じ外国人観光客が多いようですが。

 寒い日が続きますが、上野のパンダフィーバーはとっても熱いですよ~

2017年12月17日 (日)

山笑の酒場訪問記

 酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めてさまよう…どうも山笑です。今日は初台にやってきました。初台という場所ですが、はっきり申しまして私にとって縁もゆかりもございません。仕事でちょくちょく訪れる東京都庁の先に新宿中央公園がありますが、更にそのすぐ先が初台です。でも、ここは新宿区ではなく渋谷区なんですね。いやぁ、山手線に慣れ親しんでいる人間には「渋谷は新宿の南」という固定観念がありますが、ここ初台は「新宿の西」であります。南北に長い渋谷区の一番北に位置している初台と新宿区の一番南にある新宿駅や都庁。…まあそういう位置関係です(笑)その初台には何があるかといいますと、先ずは幡ヶ谷不動尊です。幡ヶ谷にあるのかと思ったら初台にありました。それと新国立劇場。地下にある京王帝都初台駅から地上に出ると先ずこの建物が存在感を示していますが、う~む、観劇の趣味がないからノーコメントです。

 今回、私はこの初台にある一軒の居酒屋を訪ねて参りました。飲酒は職場や友人との付き合いの限り、かみが晩酌していてもその横で煎餅を食べながら喫茶するような山笑です。一人酒なんてらしくないのですが、山で出会った一輪の花とでもいいましょうか、山女子が切り盛りしているという居酒屋なのです。だから居酒屋放浪記というよりは訪問記であります。

 話は遡ること半年前の夏至の頃。名物のシャクナゲが咲く甲武信ヶ岳から雁坂嶺を歩いて(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-b22b.html)、夕方、西沢渓谷に下山したとき、道路を歩く女性ハイカーに気づき、「バスに乗り遅れったのな?」と直感して軍馬で中央線沿線まで送ったんです。山では一日一善、勧善懲悪、お父さんお母さんを大切にしよう(ちなみに山に行く前は臥薪嘗胆、欲しがりません登るまでは)の山笑ですから(謎)、困った人は捨て置けません。(でも一人で運転して帰るよりは山女子とお話したかったのも正直あり)聞けば甲武信ヶ岳でテン泊する予定が翌日天気が悪くなりそうなので下山してきたとのこと。よって、西沢渓谷から塩山駅まで(22kmほど)歩くのは盛り込み済みだったとか。こりゃあとんだ猛者だわい。山好き同士、車内では話が弾んで塩山が勝沼、勝沼が甲斐大和まで来ました。本当なら高尾くらいまでは送ってあげたかったんですけど、中央道から圏央道に入る都合で(それにかみの見えざる魔手を感じたので)甲斐大和の駅で別れました。

 その後、都庁に行く度に寄ろう寄ろうと思いつつ、気が付けば冬至が近い頃になってしまいました。

Img_6920 晩酌処てんてんてん初台店

 さて、前置きが長くなりましたが、幡ヶ谷不動商店街の一角にある晩酌処てんてんてん初台店です。(参照:http://tententen.sakura.ne.jp/hatsudai/)暖簾をくぐるとカウンター席を中心に10席余の小ぢんまりしたお店です。例の彼女と男子店員さんが1人。「いやぁ~久しぶり!」とフランクな斬込みを掛けて「え?誰だっけ」の返しが怖かったので、「予約してないんですけど食事できますか?」と白々しく。

Img_6917 左陣にはカンパチ

Img_6918 右陣にはおでん

 てんてんてんは全国の純米カップ酒を飲めるお店です。カップ酒という手軽さもあって酒好きには良さそうですけど、日本酒はちと弱い山笑。初心者向けのお酒を頼むとにごり酒「川中島」が登場しました。その名のとおり長野市川中島のお酒です。川中島合戦図屏風の信玄、謙信一騎打ちがラベルになっています。上杉謙信のように塩を肴に日本酒をクイクイ…とはいかないので、カンパチ刺とおでんを頼みました。大根と玉子、それに汁がたっぷりしみた車麩は鉄板ですが、これ川中島の上杉軍の車懸かりの陣にかけてるのよ。

 ほろ酔い加減になると話し相手が欲しくなります。でも、他のお客さんもやってきてスタッフは忙しそうなので、ちょっと遠慮してニンマリと心の中で…

吟じます!

鞭声粛々夜河を渡る 暁に見る千兵の大牙を擁するを 遺恨十年一剣を磨き 流星光底長蛇を逸す

 当にラベルの謙信、信玄相討つ場面を唄った「不識庵(謙信)機山(信玄)を撃つの図」は江戸時代の儒学者頼山陽が川中島八幡原の決戦を唄った名作ですね。

Img_6919 日本酒は続かず…

 気持ちよくなってきて、ついつい半年前の話をふると「あー逆ヒッチハイクのおっちゃん」と覚えていてくれて、おまけに歴史や鉄道が好きだとか釣りをすることまで覚えていてくれたんです。山笑カ・ンゲ・キ♪すっかりテンションも高まって隣席の人たちも巻き込んでしまいました。優しい人たちで良かったです(笑)

 2杯目にビール、3杯目からは梅酒をいただきました。全国の銘柄を前に修行が足りませんね。でもここは料理も美味しかったですよ。刺身とおでんのお次は下仁田ネギのヌタと牡蠣グラタンをいただきました。どちらも美味也♪

Img_6921 クリスマスの装い

 思い出もお腹も満たされたので小煩いオッさんは退散しましょう。クリスマス装飾の京王帝都バスで新宿へ。また来ますね。それと、山でもお会いしましょう。

追伸 にごり酒 川中島は 雪田かな (山笑)

2017年12月15日 (金)

山行 ブナの森を静々と 塔ノ岳・鍋割山稜その2

 寒風吹き付ける塔ノ岳を後にして鍋割山稜を歩きます。鍋割山稜は月1の頻度で歩いているおなじみの道です。春の新緑、初夏のトウゴクミツバツツジとエゾハルゼミの大合唱、盛夏は避暑、秋のブナとカラマツ紅葉、そして冬の雪道と富士山。四季を通じて楽しんでいます。

Dsc02749 塔ノ岳を後にして

Dsc02748 大倉尾根と湘南の海岸線

 鍋割山稜の道は尾根上の南ヘリを歩くので日当たり良好。直下の秦野市外、大磯渋沢丘陵、相模湾を見下ろします。夏は涼しく真冬でも日差しの暖かい道です。この日は雲が断続的にかかったので少し寒かったですね。

Dsc02755 花立あたりは賑わっちょるな。

Dsc02776 樹間から見る蛭ヶ岳と玄倉川上流部

 ブナの木々もすっかり葉を落としているので、樹間から北側に平行する丹沢主稜線も垣間見ることができます。雪こそ振りませんでしたが、吉野山で義経一行とはぐれた静御前を思います。吉野山 峰の白雪踏み分けて 入りにし人のあとぞ恋し しずやしず しずのおだまき繰り返し 昔を今に なすよしもがな…

Dsc02771_2 小丸からの展望
 鍋割山稜の大丸、小丸と小ピークを越えて、小丸の先、鍋割山との鞍部に下る手前では西側の雄大な景色が広がります。
Dsc02768_2 富士山に…

Dsc02756 御正体山の先に南ア・白根三山
 塔ノ岳から小1時間。雪の鍋割山稜を歩いて鍋割山にやってきました。冷えた体を鍋焼きうどんで温めようと思ったのですが…

Dsc02780 あちゃ~

 大盛況の鍋割山山頂。100人くらいハイカーがいたでしょうか。鍋割山荘の鍋焼きうどんも待ちの列が。むむむ…快速、通過いたしま~す。

Dsc02793 黄金色の輝き

Dsc02800 日だまりにリンドウの花を見つけました♪

 大倉尾根同様、ワンサワンサとハイカーが上がってくる鍋割南陵を下って、四十八瀬川上流部の二俣周辺でブラブラと紅葉見物。皆さん稜線に上がっている時間帯だからとても静かです。山を見上げれば真っ黒な雲がかかっていました。皆の衆!こっちの方がいいぞー!

コースタイム:5時間15分

表丹沢県民の森6:45→7:00二俣7:10→7:55堀山の家→9:05塔ノ岳9:20→10:00小丸→10:25鍋割山→12:00表丹沢県民の森

2017年12月14日 (木)

山行 初雪@丹沢表 塔ノ岳・鍋割山その1

 12月9日(土)、久しぶりに土曜日の朝から山に行くことができました。前日にピーちゃん涙とはいえB茄子が支給されたからでしょうか。この日は朝から快晴の予報でしたが、とにかく寒い。路面がキラキラ、中井の道路脇にある温度計はマイナス1度の表示でした。スリップしないようにのんびり登山口に向かいます。

Dsc02701 鍋割山稜を見上げる。

 日の出の頃、表丹沢県民の森にやってきました。既に10台ほどの車が来ていて、ワカイシュがワイワイとテンション高めでした。単行のオッさんはビックベンの鐘を打って早々に出発です。

Dsc02700 紅葉が残っていました。

 県民の森から林道を歩いて四十八瀬川上流の二俣へ。下の方はまだ紅葉が残っていました。西山林道を鍋割山方面に歩く人がポツポツいましたが、山笑は二俣から堀山経由で塔ノ岳に向かいます。急登ですが実はこのルートが塔ノ岳への最短ルートで、塔ノ岳と鍋割山稜を周回するにはもってこいのルートです。

Dsc02712 根っこの道をひたすら登っていると…

Dsc02711 チラリ富士

 堀山まではほとんどが植林帯の中の急登です。木の根が張り出した道は意外としっかりしているので歩きやすいのですが、逆に下りは足を引っ掛けやすいので要注意です。

Dsc02715 堀山の家

Dsc02717 堀山名物「松に富士」
 大倉尾根を歩く人の声が聞こえてくると堀山の家の前で大倉尾根に出合います。ここからは大倉尾根を歩いていきます。再び登山者が多くなって、既に下山してくる人もいました。その中に荷揚げを済ませたチャンプ畠山氏の姿もありました。今年は大倉尾根を歩かなかったから久しぶりにお会いした感があります。

Dsc02723 花立の階段
 堀山より上はうっすら雪化粧していました。前日降った雨が山上では雪になったんですね。今季初の雪山登山になりました。花立の階段まで来ると登山道にも雪が積もっていました。ただ、降ったばかりの新雪でしたので、まだ凍結していなかったので歩くのに支障はありませんでした。

Dsc02724 見返りの展望(箱根方面)

Dsc02726 冬の装い大山と三ノ塔

 花立を通過する頃になると、にわかに西風が強くなって表尾根に雲が掛かり始めました。きれいに見えていた富士山もいつの間にか雲隠れです。陽光を背に受けてポカポカ陽気で歩いていたのが、にわかに寒くなってきました。新雪を踏む感触を楽しみながら山頂まで最後の踏ん張りです。

Dsc02732 新雪を踏んで山頂を目指します。

Dsc02734 山頂は雪山の様相

Dsc02739 時折雲間から展望が開けます。

 9時過ぎ。県民の森から2時間余りで塔ノ岳山頂に到達しました。積雪は3cm程度でしょうか。雲がかかった山頂は西風が強く、体感温度はかなり下がりました。週末ともなると賑やかな塔ノ岳山頂ですが、4、5人が寒さに耐えながら晴れ間を待っていました。(つづく)

2017年12月13日 (水)

都心に住むカワセミ

 今日のお昼、不忍池の畔を散歩しました。すると、一眼レフに望遠レンズを持ったオジさんたちが並んでいます。

Img_6909 おっちゃん。何撮ってんの?

 放列の先を見てみると…

Img_6911 カワセミでした。(スマホカメラの限界)

 桜の枝先にカワセミが止まっていました。「清流の青い宝石」なんて呼ばれるカワセミですが、澱んだ不忍池にも生息しているんですね。まあ、この池には餌になる小魚がワンサといますからね。餌には困らんね。

Img_6914 オナガガモ

 スマホのカメラじゃあ、かろうじてカワセミと分かる程度しか撮れませんでした。悔しいのでカモを撮って帰りました。

2017年12月12日 (火)

ラスト紅葉は上野の摺鉢山

 12月も半ばになりました。山の木々は葉を落としてすっかり冬の装いになりましたが、都心ではまだ紅葉を楽しむことができます。

Img_6898 硫黄島もとい、上野の摺鉢山

 毎朝通勤電車内で1時間の睡眠の後、上野駅から職場まで上野公園の中を歩きます。寝起きのせいか、東京の空気は湘南地区よりもかなり冷たく感じられます。

Img_6900 思わず階段を上がると…

 上野公園の紅葉もピークは過ぎてしまったようですが、園内の摺鉢山(硫黄島みたい)にあるモミジ紅葉は色づきが遅いためちょうど今が見頃でした。

Img_6903 赤い光に包まれます。

 上野公園の紅葉が今年ラストの紅葉になるでしょう。今年も各地で花や紅葉を楽しむことができました。来年も四季を求めて出かけていきたいと思います。

Img_6846 来年はおいどんの年でごわす!

2017年12月10日 (日)

秋虫たちを送る

 今日、我が家の猫の額に赤とんぼが飛来しました。12月になって厳しい冷え込みが続き、冷たい雨も降りました。そんな過酷な状況を何処でどう凌いでいたのでしょうか。

Img_6859 猫の額のカマキリ Img_6858

 虫の姿が少なくなる一方で、この時期まで存在感があるのがカマキリとジョロウグモです。昆虫界の食物連鎖の頂点にあるこれらの昆虫ですが、餌になる虫たちの姿が消えるとやがては飢え死してしまうのでしょう。毎年やってくる自然の摂理とはいえ、物悲しいものです。

Img_6860 小さなバッタも生き延びていました。

Img_6866 クダマキモドキ
 カマキリの他にもよくよく目を凝らせば小さなバッタや草虫たちも生き延びていました。こうした虫たちも一部は越冬しますが、ほとんどは余命を静かに送る姿です。

2017年12月 7日 (木)

温泉亀の季節

 毎日寒い日が続くようになりました。南国生まれの我が家のリクガメたちにとっては厳しい季節です。冬の間は室内の水槽の中で過ごしますが、それでも変温動物のカメにとっては厳しい環境です。室内に暖房が炊かれている時間帯は良いですが、夜半から朝まではヒーターを入れてあげなくてはいけません。

Img_6865 お日様が恋しい…

 日中は窓辺の水槽に日が入るのでヒーターは必要ありません。アカアシガメのゴクリン(最近やっと命名)もお日様が恋しそうに外を眺めています。

Img_6862 冬は白菜!

 鍋物が美味しい季節。我が家の台所には白菜が欠かせません。夏の間はトマトやキュウリが主食だったリクカメですが、今は白菜とリンゴが主食です。でも食べた分だけ下から出すので、狭い水槽の中は不衛生になりがちです。

Img_6857 ふぅ~♪沁みるねぇ~

 ウ〇コがあってもお構いなしで踏んづけて(糞付けて)歩くカメを見ると、かみはイライラを募らせます。挙句の果てには、「山に行く暇があったらカメの水槽を掃除しろ!」と飛んできます。ゴムのバケツにお湯をはってカメの温浴タイムです。気持ちよさそうに湯に浸かるカメ。余りに気持ちよすぎてお湯の中で放尿や脱糞したりしますが、これこそが温浴の狙いです。長野県山ノ内町の地獄谷温泉では、雪の中温泉に浸かる「スノーモンキー」こと温泉猿が有名ですが、我が家では温泉亀に癒されています。

2017年12月 5日 (火)

山行 天高く白馬栄える晩秋の奥高尾 高尾・陣馬縦走その3

 景信山を後にして奥高尾縦走路を歩きます。景信山から先は歩く人も少なくなって、逆に陣馬山方面から対抗してくる人が結構います。高尾駅から陣馬高原までバスで入って、そこから高尾山まで歩いてくるんでしょうね。縦走路を飾っていたもみじの紅は少なくなって、ありのままの自然林の紅葉と足元には笹が広がっています。

Dsc02603 雰囲気が出てきました。 Dsc02621 自然林の紅葉

 縦走路の途中にはいくつもの小ピークがあってアップダウンを繰り返します。個々に巻道がついているので、時間さえあれば誰でも陣馬山まで歩けそうです。トレイルランニングを楽しむ人が多いようです。陣馬山までの往路はガチンコで小ピークを越えていきます。帰りは巻道でしょうね(笑)

Dsc02611 カラフルな天然紅葉

 途中、八王子城に続く北高尾山稜の入口、堂所山(731m)に立ち寄りました。「ドウドコロ」という地名は、雲取山登山ルート上にもありますが、かつてその場所にお堂が建っていたことに由来しています。展望は樹間から陣馬山を望む程度でイマイチでしたが、縦走路から少し離れているので静かな山を楽しむことができる場所です。

Dsc02617 明王峠の紅葉

 堂所山から先は、底沢峠、明王峠、奈良子峠と峠が連続していますが、どの峠からも下界にエスケープできます。変な話、四方八方網の目状に道が通じているので、森林公園のような感があります。かつてこの地域の人たちが交流、交易に利用していた生活道なんでしょうね。

Dsc02642 陣馬山山頂

Dsc02625 シンボリックな白馬の像
 奈良子峠から緩やかに登っていくと樹木のない広々とした陣馬山の山頂(855m)に到着です。景信山から1時間半余、高尾山から3時間余の歩程でした。陣馬山の由来は、かつて甲斐の武田信玄が八王子にあった北条方の滝山城を攻めた際、この陣馬山に本陣を据えたことに由来するそうです。山頂には青空にいななくようなシンボリックな白馬の像が設置されていますが、高度成長期に京王帝都電鉄が観光開発の一環で設置したそうです。

 陣馬山山頂は360度の大展望を望むことができます。でも、富士山方面のベストポジションには茶店があって、「敷地内での撮影禁止」の表示が。一体何様のつもりだ!と思いがちですが、山にしても河川や海にしても意外と私有地だったり占有権が幅をきかせていたりするんですよね。

Dsc02626 奥高尾山稜は生藤山(左)へと続きます。

Dsc02655 堂々たる生藤山

 奥高尾山稜は、陣馬山から東京、神奈川、山梨3県県境の山、生藤山まで続き、その先は笹尾根と名を変えて徐々に標高を上げながら奥多摩三山の三頭山に至ります。いつかは延々と三頭山まで歩いてみたいものです。

Dsc02651 富士見そばいただきます♪
 陣馬山山頂には、富士見茶屋、信玄茶屋、清水茶屋の3軒の茶店があり、うどんやおでんなどの食事や飲み物を提供してくれます。かく申す山笑も、富士山を始め西丹沢、大菩薩、奥多摩の山並みを望む展望テラスに陣取って富士見のそばと洒落込みます。

 風もなく暖かな日差しの山頂にいつまでも寝転んでいたい衝動に駆られました。あれ?強風吹き荒れる予報は何処へやら??

★コースタイム:7時間15分

日影沢林道口6:45→7:40高尾山7:50→8:35小仏城山8:40→9:20景信山9:25→10:00堂所山10:05

→10:30明王峠→11:00陣馬山11:40→13:10小仏峠→13:30浅川街道終点→14:00日影沢林道口

2017年12月 4日 (月)

山行 もみじ紅葉と展望の高尾山稜 高尾・陣馬縦走その2

 「これより奥高尾」高尾山山頂を下った鞍部にはそんな表示が置かれています。「ここから先は普通じゃないよ」ってな警告のようにも取れますが、実はかつて天然児も歩いたなだらかな稜線が続きます。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-1027.html

Dsc02555 心して進むべし!?

Dsc02557 もみじ台の紅葉

 その先にはもみじ台と呼ばれている小ピークがありますが、その名のとおり、ここのもみじは真っ赤に紅葉して見事でした。今の時季、もみじ台は是非立ち寄りたいチェックポイントですね。

Dsc02570 富士見台からの富士山

 もみじ台の先には富士見台があって、ここからの富士山も格別でした。

Dsc02573 ひだまりの縦走路

 高尾山から陣馬山へ続く縦走路上には、景信山や小仏城山などの山の他にもみじ台のような小ピークがいくつもあって、大抵どのピークにも巻道がついています。今回は陣馬山までの初縦走なので、正攻法で全てのピークを越えていくことにしました。

Dsc02576 スカイツリーも見える城山

Dsc02579 ツバキの花が咲いていました。

 富士見台から緩やかに下って、更に一丁平を経てゆるりと登り返していくと茶店のある広々とした小仏城山の山頂(670m)に到達します。城山茶屋では名物のなめこ汁が美味しいのですが、開店準備で忙しそうだったのでスルーしてしまいました。

Dsc02581 小仏峠から南西の相模湖を見下ろす

Dsc02668_2 小仏峠から東の展望
 城山から一気に100m以上下って小仏峠(548m)。甲州街道上にあってかつては多くの人が往来していました。今では休日の渋滞情報でおなじみの小仏峠ですが、この峠の直下を中央高速と中央本線が通じています。

Dsc02588 景信山から城山、高尾山(遠景は丹沢と湘南方面)

Dsc02587_2 江ノ島が見えました。

 小仏峠から景信山までの標高差180mの登り返しが縦走路上最大の急登になります。っても、所詮は低山縦走ですから鼻歌の一つも奏でながらのひと登りです。登るにつれて、後方には歩いてきた高尾山稜の山並み。その背後に丹沢や湘南の海岸線まで望めました。

Dsc02593 紅葉の景信山

 小仏峠から30分ほどで景信山の山頂です。ちょうど1年前に友人との山行で高尾山からここまで歩きました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-c56c.html)でも、今回陣馬山までの縦走では景信山はまだ中間地点です。早い時間なので静かな山頂でしたが、お昼ともなれば山上ランチを楽しむ人たちで賑わうことでしょう。

Dsc02595 東側は関東平野が一望です。

Dsc02596 八王子市街の先に東京都心

 景信山は好展望の山です。南には高尾山稜や丹沢、更には湘南の海岸線までが望める一方で、東側は関東平野を一望に見下ろします。空気が澄んでいる日には、東京スカイツリーや筑波山、果ては日光連山までが見渡せます。この日もこれらのランドマークをなんとか確認できました。(つづく)

2017年12月 2日 (土)

山行 目標五千尺下方修正 高尾・陣馬縦走その1

 2017年もひと月を残すばかりとなりました。ここに至って今年中にやっておかねばと焦ることがあります。それは雲取山に登ること。ちょっとミーハーなのですが、標高2017mの雲取山は今年の山として宣伝されて例年以上に登山者が多かったようです。かと言って、雪山登山の経験が乏しい山笑。こりゃあもうダメかもわからんね。

 雲取山は日帰りできる山なのですが、今年はかみの締めつけが厳しく、休日丸一日家を空けての山行はなかなか認められません。そこで、平日休暇を取って行くことにしました。狙いは勿論、飛び石連休となった勤労感謝の日の翌日24日(金)です。年に1日。勤労感謝の日くらいは気持ち良く送り出してもらいたい気分ですが、かみの言い分では「家事や子守だって勤労」とのこと。理屈が通用する相手ではありません。

 更に天気予報を調べると当日は冷え込みが厳しく、関東一円の山は軒並み突風の予報でした。この予報にすっかり怖気づいて目標を修正。紅葉が見頃の高尾山に行くことにしました。高尾山だけでは物足りないのですが、高尾山稜を小仏峠、景信山、更に陣馬山や生藤山まで縦走すれば15~20kmのロングトレイルになります。

 11月24日(金)の早暁。寝床からなかなか出られない山笑。高尾山の登山口は混雑が予想されるので電車で行くのが常道ですが、寒い朝駅まで歩くのに抵抗があり(だったら山なんか行くなと言われそうですが)、圏央道に乗れば1時間で登山口へ行けて、おまけに山装備が車に積みっぱなし。ということで車で行くことにしました。

Dsc02525 日影沢を歩く

 圏央道高尾山ICを降りるとすぐに高尾山口です。日の出の時間帯ですが、高尾山口駅周辺は結構人が出ています。今回は高尾山口を素通りして、裏高尾の日影沢まで入り林道路肩の空きスペースに軍馬を駐車しました。高尾山口駅周辺の駐車場は大体1,000円が相場ですがここなら無料だし、小仏峠から下山してきた場合、すぐに車を回収することができます。

Dsc02529 沢を渡って

Dsc02531 大木を見上げながら

 7時前に日影沢林道口を出発。未舗装の林道を歩いていくとすぐに日影沢キャンプ場に至ります。ここでトイレを借りたらキャンプ場前から分岐するいろはの森コースで高尾山の山頂を目指します。いろはの森は、いろは48文字を頭文字にした木々が植えられているそうで、チェックしながら登れば楽しいし教養が深まります。そうじゃなくても、沢を渡ったらジグザグと九十九折を登り、大木の稜線を歩いていく変化に富んだルートです。山の表側である薬王院参道の賑やかさとは対照的に、歩く人も少なく静かな高尾山の一面を堪能できます。この朝も出会ったのはヤマドリの5羽御一行様のみ。のんびり朝の散歩を楽しんでいたら、いつの間にかオッさんが後ろから追従していたので、びっくりして皆四分五裂に飛び去っていきました。ゴメン、ゴメン。

Dsc02547

 稜線が近づくと正面から樹林越しに眩しい旭光が差し込んできます。どこからともなく人の声が聞こえてきますが、高尾山には縦横に探勝路が走っているので、思い思いに朝の散歩、ハイキングを楽しんでいる人たちでしょう。1時間足らずで高尾山山頂(599m)に到達しちゃいました。山頂からは…

Dsc02549 快晴だ♪

Dsc02550 富士山と大室山(観覧車はプレジャーフォレスト)

 南西に開けた山頂の展望地からは、雲ひとつない青く澄んだ冬空の下、丹沢の山並みと富士山がよく見えました。それにしてもいつも感動するのが、ここから見る西丹沢・大室山の存在感です。八王子周辺では「富士隠し」と言われる嫌われ者ですが、丹沢でありながら神奈川側では見せない堂々とした威容。格好良いです。楽しい山行を予感しながらワクワクさんで縦走路に踏み出します。(つづく)

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