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2017年12月30日 (土)

山行 2017年の山へ急げ! 雲取山その1

 今年もいよいよ残すところあと2日ですが、今年最もハイカーに注目された山は奥多摩の雲取山でしょう。一般的に「奥多摩山地の盟主」とか「東京都の最高峰」と称される雲取山の標高は2017m。西暦2017年の今年の山として注目されました。東京都の山、奥多摩の山といえば身近に聞こえますが、東京、埼玉、山梨の3県にまたがる雲取山は、奥多摩と奥秩父の境界線に位置しているのでアクセスは容易ではありません。言葉の綾にしても、「奥多摩の奥」、「奥秩父の奥」ということになりますね。秩父多摩甲斐国立公園、即ち奥秩父の山々は「東アルプス」と一部で称されているようですが、雲取山や北東に下る長沢背稜は間違いなくそれに含まれることでしょう。

 ミーハー的なノリはイマイチ好まない山笑ですが、前回雲取山に登ってから5年を経過するので、そろそろ再登したいと今年中の雲取山行を狙っていました。しかし、年越が押し迫ったこの時期まで手を出せなかったのは、泊付き山行をかみに認めなかったからです。せっかく雲取山まで行くなら山深さを堪能したいものです。石尾根をのんびり1日かけて踏んで、雲取山頂から東京の夜景を見下ろしたら、翌日は長沢背稜を歩いて下山する。この計画を「一年お仕事お疲れ様山行」と称して上申したものの、「年末散々飲み歩いて、この前釣りに行ったばかりだろ」例のごとく無下に却下されてしまいました。こうなったら日帰りしかない!run

 日帰りで雲取山を往復するのはなかなか厳しい行程ですが、南の奥多摩湖奥部に位置する山梨県丹波山村の鴨沢から、あるいは北の秩父市三峯神社からのルートであれば、十分日帰りでの往復は可能です。但し、前者のルートは前回歩いているし、後者は秩父まで行くのに時間がかかります。良い手はないかと地図を眺めていると、東側、石尾根と長沢背稜に挟まれた日原地区の奥から、雲取山の山頂近くまで通じる大ダワ林道や富田新道を歩けば、何とか日帰りで往復が可能なようです。

 御用納めを1日繰り上げた12月28日(木)。6時に二宮を出て圏央道を北上します。日の出インターからR411、多摩川南岸道路を走ってみれば、沿道の畑や駐車している車は霜で真っ白です。青梅市吉野梅林付近のガススタの店員さんに寒さをもらすと、今日が今冬一番の寒さとのこと。bearing

Dsc02848 マスター、ここは寒い置いていかないで…

 日原は奥多摩駅近くからR411と分かれて都道204号日原街道を走ります。既に早出のバスが日原集落まで入ったようで、道路を歩くハイカーの姿がチラホラ。酉谷山や三ツドッケなど長沢背稜の山を目指しているのでしょう。それにしても、西東京バスはハイカーに優しいダイヤですね。奥多摩の車社会では、地域住民よりはハイカーの利用者が多いのでしょう。日原の奥、小川谷橋まで軍馬を乗り入れました。二宮から2時間かかりました。ここから雲取山へは日原林道と大ダワ林道が通じていますが、一般車は通行禁止となっているので、進入禁止標識手前の日原渓流釣場の駐車場に停めさせてもらいました。釣場専用の駐車場ですが、冬期は休業中とのことで失敬させていただきます。rvcar

Dsc02852 古い坑口。萌え~♪

 8時ちょうどのあずさ2号で出発です。冬季とはいえもう1時間は早く出たかったところです。序盤は日原川に沿って通じる日原林道をしばらく進みます。未舗装と舗装が交互になっている林道ですが、東京都の水源林であり、石灰の鉱山もある山域なので、路面は目立ったギャップもなく、車両の通行に全く支障のない=歩きやすい道でした。林道は日原川の右岸を通じていますが、対岸には旧道なのか軌道の跡なのか道が通じていて、古い坑口なども確認できました。

Dsc02855 寒い…寒いなぁ~ポワ~ン

 出発から20分余りで林道が分岐します。対岸方向へ孫惣谷林道(まぐそだに)が延びていますが、上流部に鉱山があるためかゲートが設けられています。日原には有名な鍾乳洞もあるので、周辺の山は石灰質で形成されているのでしょう。そういえば、山の反対側の秩父も石灰の有名な産地ですからね。私は日原林道を更に進んでいきます。

Dsc02863 男はつららい~よ。

Dsc02864 川口隊長の前に氷の宮殿が出現した!

 それにしても日原川流域は、石尾根と長沢背稜に挟まれているので、日中でもほとんど陽が入りません。行先に見える青い空と明るい山が恋しい…林道の側壁には至るところに水が染み出ていますが、それがキンキンに凍りついていて、美しい氷の芸術を楽しむことができました。花も緑もない真冬の山もこういう楽しみがあるんだね。極寒零下の戦線は~銃に氷の花が咲き~見渡す限り銀世界~敵の頼みのクリークも~江南の春未だしで~す♪思わず鼻歌がこぼれました。

Dsc02868 トチノキの巨木

 行く手の山肌に大きな巨木が目立ちますが、この山域には名物のトチの巨木が何本かあるようです。HELLO!奥多摩の古老よ。青空が近くなって林道にも陽が入るようになってきました。お日様ってありがたい。太陽がもしもなかったら~地球はたちまち凍りつく~花は枯れ鳥は空を捨て人は微笑みなくすだろう~イェーイ!太陽はおお生命の星だ~幸せをおお守る炎だ~イーグル、シャーク、パンサー、イーグル、シャーク、パンサー~俺たちの魂も燃えている~Follow the Sun~Catch the Sun~太陽戦隊サンバルカ~ン♪空山にマニアックな独唱が響きます。sun

Dsc02982 無限軌道のダンプ(帰り撮影)

 奥山の林道工事現場。ローダーが無限軌道のダンプに砂利を積んでいました。近くまで来ると停止して運転台のオジさんが会釈してくれました。山を守るお仕事お疲れ様です。それにしても、周辺にはオジさんの他に作業員の姿がありません。オジさん一人で積んで一人で運んでいるのかな?一人作業員?ひょっとして一人社長?!労働者不足の厳しい建設現場を垣間見たような気がしました。山奥での作業、どうかお気をつけて。danger

Dsc02874 日原林道終点付近の登山口

 スタートから1時間半で日原林道の終点です。ここから先は大ダワ林道に変わるようですが、大ダワ林道は崩落により数年来通行止になっています。ここから分岐する唐松谷林道を経て富田新道を歩きます。いつもの通り前置きばかり長くなりましたが、やっと登山道です。(つづく)

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