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2018年1月14日 (日)

初詣はチハ神社

 年が明けて、長男の合格祈願で上野の湯島天神や五條天神社には連日参拝してきましたが、初詣は富士宮の若獅子神社でした。それ程有名な神社ではありませんが、この神社は旧陸軍の富士少年戦車兵学校跡に昭和59年に建立された神社です。

Dsc03152 若獅子の塔

 陸軍の戦車兵養成学校で教育を受けた少年戦車兵たちは、「若獅子」と呼ばれて、卒業の門を送り出されると直ちに戦車とともに外地に出征しましたが、その多くが故国に戻ることはありませんでした。その英霊を祀り祖国日本の恒久平和と繁栄を祈願をする神社として、同窓生他有志が建立したものです。当時の戦車学校の遺構は校門などが残るばかりですが、この神社の象徴的なのが…

Dsc03153 チハですね。

 境内には錆で赤茶けた97式中戦車チハが安置されています。チハという呼称は、中戦者の「チ」にイロハの「ハ」。即ち、3番目に開発された中戦車ということになります。チハは、大東亜戦争全般を通じて日本陸軍の主力戦車として大陸や南方戦線で活躍しました。57mm砲と機銃2丁を装備して、170馬力のディーゼルエンジンは時速38kmを発揮しました。

 山下将軍のマレー侵攻作戦などでは大活躍しましたが、大戦後期に米軍の主力シャーマン戦車が投入されると、主砲の威力や防御力で全く歯が立たず、主砲を高初速の47mm砲に換装するも苦戦を強いられました。

 安置されているチハは、玉砕の島サイパンに遺棄されていたものを有志の努力によって、30年振りに帰還を果たした2両のうちの1両です。もう1両はきれいに修復されて靖国神社遊就館に展示されていますが、こちらは赤錆て朽ち果てる寸前です。しかし、車体にある無数の弾痕が戦闘の激しさを物語っている貴重な歴史遺産だと思います。

Dsc03155 神社付近からの富士

 祖国を守るために散華した英霊に深く頭を垂れるとともに、間近に望む芙蓉峰と共に年頭にあたり気を引き締めるにはうってつけの参拝であったと思います。

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