3月30日 散るや上野の桜花
3月も終わりです。1月はいつまでも正月気分が抜けきれずに長く感じました。2月は実際に日付が少なく、3月は忙しくしているうちに気がつけば終わろうとしています。
葉桜になろうとしています。
例年より開花が早かった東京のソメイヨシノも、その後暖かな好天続きだったので、散るのもまた早いようです。風が吹くたびに桜吹雪が舞い、青々とした葉も目立ってきました。儚き春の夢の如き桜の花ですが、なかなか夢から覚めないのが人の心というものです。
桜が散ろうとしているのに朝の上野公園は一面のブルーシートが広がっていました。そうです。今日は花の金曜日。そして年度末。宴会をするにはもってこいではありませんか。そんな人の都合を知ってか知らずか、桜は散り急いでいました。
地面に咲いたピンク色
お昼の散歩中、自分と同じように花見を楽しんでいる職場の人に出会いました。「もう散ってしまいますね」と言葉をかけると、「散り始めの頃が俺は好きだよ。ほら、下にも色が付くじじゃない」地面に散り落ちた桜の花びらもまた一興。目から鱗が落ちる思いでした。
そんな視点で歩いていると、不忍池の水面にも花びらが落ちてそれが溜まっている一角を見つけました。いずれは沈んで池の泥となってしまうのでしょうけど、自然と感覚の偶然の一致が見せる風景でした。
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