山行 大山の東側を遊弋 大山・梅の木尾根その2
浄発願寺奥の院から先は、日向薬師に続くハイキングコースです。一旦山腹を巻いて南向きの尾根に出たら180度回頭!まっすぐ北に向かって尾根を直登します。南向きの尾根道は日当たり良く快適です。
木の根が張り出した道なので足元を注視しながらの歩きですが、よくよく見れば丸く渦を巻いた様な模様の岩が露出しています。これはタマネギ岩と呼ばれるものらしいですが、大山ではボタン岩として紹介されています。
北向きの尾根が東西の尾根に行き当たると、道標は右手の日向薬師方面に導いていますが…
手書きで「大山」の表示が記されていました。ここから先はちょいとマイナーな梅の木尾根ルートを歩きます。マイナーとはいっても尾根上を高所、高所へ辿っていけば良いので、迷うことはありません。
西に向かう尾根道が二ノ沢の頭(670m)という小ピークをへて北に折れます。左手にはこの時期恐怖の杉の植林帯が続いていますが、一帯ではちょうど伐採作業中のようで、木の匂いがしていました。
少し痩せた箇所を通過すると七沢の広沢寺温泉方面から上がってくる弁天尾根と出合います。ここから先は3年ほど前に歩いたルートです。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-6860.html)
梅の木尾根の核心部は、小ピークをアップダウンしながら登って行きますが、右手には谷太郎川源流部を挟んだ大山三峰山が間近に見えています。その名のとおり、個性的な三つのピークが実に見栄えの良い山です。
日向から2時間ほどで大山三峰山間の稜線に到達しました。この辺まで登ってくると雪が結構残っていて、登山道はかなりぬかるんでいました。
大山の山頂がよく見える広々とした茅の原。ここは東の平野部の展望も良いので腰を下ろしてお昼にしました。かなり風が強かったのですが、南風で寒さは感じられませんでした。布団干してきちゃったけど大丈夫かな?主婦のような心配が頭を過ぎります。
さて、予定としては大山山頂を踏んだ後、見晴台経由で日向方面に下山する予定でしたが、地図を眺めているうち東に下っている尾根が日向方面への近道になりそうなので、脱線して踏査することにしました。
見晴台が見えました。
下り始めてすぐに運搬用のモノレールの軌道があったので、迷う心配は先ずなくなりましたが、かなりの急傾斜で足腰に応えます。
展望もなく急な尾根をひたすら下降する面白みのないルートですが、50分ほどで軍馬が待つ日向の森キャンプ場に下山してしまいました。いざという時便利なエスケープルートになりそうですが、正直もう少し歩きたかったですね。
★コースタイム:3時間15分
日向ふれあいの森11:15→11:30浄発願寺奥の院→12:40弁天尾根出合→13:10大山三峰山縦走路出合
→13:25カヤの原13:45→14:30日向ふれあいの森
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