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2018年4月

2018年4月30日 (月)

山行 GW到来!表尾根に一騎駆け マルガヤ尾根・小丸

 ゴールデンウィークが到来しました。9連休の方も多いかと存じますが、山笑の職場はカレンダー通りですが、有休1日もらって、前4連休、後4連休という何か良い具合です♪さて、何して遊びましょうか。

 山に行きたや「先週行ってきたでしょ」・・・海に行きたや「近々釣り会あるんでしょ」・・・たっぷりの時間と僅かながらの軍資金があっても、なかなか思うようにならないのが我が家の掟。何とかかみにゴマを摺り、隙を狙って出かけたいと思います。

 4月28日(土)、かみは仕事、天然児は事業所にお預かりの時間を利用して、表尾根に正面突撃です。時間も限られているので、表丹沢県民の森から鍋割山を目指します。

Dsc04616 ヤマツツジ咲く県民の森

 11時に県民の森に到着です。林道まで縦列駐車がありましたが、スロースタートだったお陰で早出の人が下山し始める時間帯です。すんなりと県民の森駐車場に入ることができました。すぐにスタートします。

Dsc04618 ツボスミレ Dsc04619 カタバミ

Dsc04627 ヒメウツギ

Dsc04630 タチキランソウ

Dsc04631 クワガタソウ

 林道を歩いていくと道端には小さな花がたくさん咲いています。中にはカタバミのような下界では雑草の類もありますが、山に咲く花は何でも美しく愛おしく見えるもの。それはまるで、初めて夜のデートをしたときの彼女にドキュンした思いに似ています。でも私は忘れました!

Dsc04628 鍋割山南稜とマルガヤ尾根(右手前)

 西山林道を歩いているうちに気が変わって、マルガヤ尾根に入ります。鍋割山方面に進んだところで人の多さに辟易するでしょうから。マルガヤ尾根は鍋割山南稜と小丸尾根に挟まれたマイナールートですが、序盤の尾根に上がる急登、中盤はヤセ尾根とガレ場登り、そして終盤の開けた裸地歩きと変化に富んだルートで、たまに歩きたくなるルートです。

Dsc04637_2 序盤戦の急登。とにかく暑い!

Dsc04644 ヤセ尾根の斜面に咲くミツバツツジ

Dsc04680 アセビも満開

Dsc04651 ここまで来ればこっちのもの

 秦野市内を車で走っていた時は、富士山がはっきりと見えていたのですが、鍋割山稜が近づく頃には雲が出てきて、展望はイマイチでした。尾根の上部では、下界ではとっくに散ったサクラやミツバツツジがまだ見頃でした。それもその筈、ついさっきまで大汗かいて歩いていたのに、雲が出てくると肌寒いくらいの陽気です。

Dsc04657 こんなところで満開の桜に出会えるとは・・・

Dsc04663 裸地を飾る花々

 後半の裸地歩きは、箱根方面の展望が開けて実に気持ちんよか~♪キジムシロ、ツルキンバイ、ヘビイチゴ、タンポポ、タチツボスミレ、ヤマルリソウ、キランソウなどの小さな花が裸地を覆っていました。これら小さな花々が森林再生の先駆けとなるんですね。チェストー、行けー!

Dsc04662 キジムシロ

Dsc04684 タチツボスミレ

Dsc04683 ヤマルリソウ

Dsc04653 キランソウ

Dsc04654 タンポポ

 やがて上の方から人の声が聞こえてきます。鍋割山稜を歩くハイカーの声ですが、とても賑やかで、多くの人が歩いているようです。鍋割山稜に出る前に草の上に座って一人小休止です。

Dsc04672 春まだ浅き鍋割山稜

Dsc04674 ブナもようやく芽吹いた様子

 鍋割山稜に出たら東方面に少し歩いて小丸(1341m)のピークを踏みます。南面が開けた稜線は明るくて気持ち良いのですが、ブナの木々はようやく芽吹いた感じです。マメザクラが満開で、足元にはタチツボスミレやクワガタソウが咲いていました。標高差1千メートルの山上では、ようやく春が訪れた様子です。

Dsc04682 鍋割山稜のマメザクラ

Dsc04678 ヤマザクラ

Dsc04676_3 クワガタソウ

 鍋割山稜からの下りは、小丸尾根をトレランで駆け下りました。連休が始まる嬉しさについつい走りたくなる山笑でした。

★コースタイム:3時間35分

11:05表丹沢県民の森→11:45本沢(マルガヤ尾根口)→13:20マルガヤ尾根上13:30

→13:40小丸尾根分岐→14:25二俣→14:40表丹沢県民の森

2018年4月28日 (土)

山行 サクラの木の下で闘魂注入 百蔵山、扇山その3

 元気ですか!百蔵山で闘志をチャージ完了。気を取り直して鬼退治。2座目の扇山に向かいましょう。東の分岐点に戻って、今度は北に延びる尾根を下ります。扇山へ続く吊り尾根は、コタラ山、カンバノ頭など標高800mくらいの小ピークをアップダウンしていきます。起伏ある尾根歩きと暑さも相まってかなり体力を消耗しますが、我々が疲弊して限界点に達するこのタイミングで討手を差し向けてくるのが兵法の常道というもの。さて、どう出ることか・・・

Dsc04585 すわっ!ヘビだ。

 コ~ブラ~~突如、道端から5m(50cm)はあろうかという大蛇が登場しました。やはりおいでなすったな!それ!皆の衆かかれっ・・・あれ?皆さんヘビを前に尻込みしています。登場したのはジムグリです。体長1m弱の無毒のヘビで小型の哺乳類やカエル、ミミズ、トカゲなどを捕食します。この山笑がお相手いたす!とばかりに進み出て、ひょいと尻尾を掴むとたまらずジムグリは退散していきました。「カワイイもんだ」実は爬虫類大好きの山笑です。

 ヘビを追い払ってレベルアップ!攻撃力・防御力が上がった。

 暑くてしんどい局面になってきましたが、たまに北側から涼しい風が吹き抜けていきました。新緑がとても気持ち良い季節。木々の合間からは、北に並行している北都留三山のもう一座、権現山の長い尾根が見えていました。

Dsc04575 ホウノキの新葉

 歩いていると、所々に山桜の花びらが落ちています。見上げると随分高いところに山桜が咲いていました。あー首痛て。ん?足元にそれとは違う小さなものが落ちています。葉っぱを丸めたちまきのようなものです。待て!鬼の仕掛けた罠ずら。うかつに拾ったら爆発するずら(山梨弁)

Dsc04588 オトシブミのゆりかご

 心配ご無用。これはオトシブミという小さなゾウムシの仲間の卵が産み付けられているゆりかごです。その昔、流言飛語や政治批判、あるいは一途な恋心など人前で公然と言えない思いを書いた文を落として、それを拾った人に知ってもらおうという「落し文」という風習があったそうですが、このゆりかごを落し文になぞらえて名付けられた名称なのでしょう。なかなか小粋な虫です。このゆりかごには卵が一粒だけ産み付けられていて、ゆりかごに守られて無事に羽化した幼虫は、ゆりかごの葉を食べて成長の第一歩を記します。小さな虫の器用かつ合理的な生態です。

 自然界の知恵を知りレベルアップ!知力が上がった。

 やがて、尾根道はアップダウンからアップ一偏となっていきます。この頃にはメンバー個々の体力に差が出て隊列が長く伸びきります。こういう場面で側面攻撃を受けたらアウトですが、それがないのは敵も人材不足とみたぞ。お互いバテないようにマイペースで行こうぜ。Go!GIジョー!

 あー!血っ血だ!ひぇ~怖いよ~お巡りさ~ん!

Dsc04595 クサボケ

 急登をクリアした大久保山のピークを赤く染めていたのは、血ではなくクサボケでした。とんだボケですんずれいしました。

 大ボケこいてレベルダウン

Dsc04597 扇山山頂の山桜

 大久保山から間もなく扇山(1138m)に到達しました。広々とした山頂からは富士山他南面の展望がありましたが、かなり日差しが強いので、皆それを避けるように木陰で休息をとっていました。我々もグダグダで、もう富士子の存在はどうでもよくなっていました。こりゃあもう鬼(九鬼)退治はダメかもわからんね。鬼退治山行隊解散の危機です。

 我々も大きな山桜の木陰に腰を下ろしてお昼にしました。お腹が満たされたところでいよいよ鬼退治・・・なんて忘れて、お互いの現況を語らう小うるさいオッさんの山上座談会の始まりです。既に我々が鬼子と化していました。しゃべり疲れて草の上にごろ寝・・・

Dsc04603 万朶の桜を見上げると・・・

 ゴロリと空を見上げれば、満開の桜が我々を見下ろしています。あ~極楽、極楽♪あー鬼退治なんてメンドくせえ、メンドくせえ、息を吸うのもメンドくせえ~

 敷島の・・・敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花・・・山桜花・・・ふと本居宣長の歌が頭をよぎりました。ん!?それでいいのか山笑。志未だ成らず。討ちてしやまん!ワレ九鬼山ニ突撃ス!

 扇山山頂から少し戻った大久保山下の鞍部から鳥沢方面に下ります。途中、こんこんと湧き出る湧水で喉を潤すと元気百倍!ピロリ菌が怖くて鬼退治ができるかってんだ。ちくしょーめ!水場の先でカモシカ君が目の前を横切りましたが、我々の萌える闘魂に驚いたか一目散に斜面を駆け上がっていきました。(写真に撮れず残念)べ、別に君のことを畜生と言ったんじゃないんだよ。悪く思わんでくれ。この日はハイカーが多かったので、人が途切れる合間を窺っていたのでしょうか。

Dsc04613 チゴユリ

Dsc04612 ホウチャクソウ

 さて、下山行程の後半はアスファルトの道を歩いて鳥沢の駅に向かいます。ゴルフ場を大きく迂回するのでやや疲れますが、ヤマブキ、ヤマツツジ、チゴユリ、ホウチャクソウ、イカリソウ、スミレ類など里山らしい春の草花を見ることができました。

Dsc04615 モダンな鳥沢駅

 2時間弱の下山路で中央線の鳥沢駅に到着しました。サル(猿橋)、桃太郎(百蔵山)、扇(扇山)、そしてキジ(鳥沢)と、さて、役者は揃った・・・あれ?ちょっと、ちょっと、ワンコがいないじゃん?あー!扇山の麓犬目地区を通過するのを忘れた。

 ざ、残念ですが鬼退治は中止。と、言いますか、「体力の限界!」それに九鬼さんの冤罪が明らかになりましたので。苦しい大人の逃げ口上で今回の山行も無事終了です。

Dsc04598 臼にしとくれ~

 でもね。実はワンコはちゃんとクリアしてしたんですよ。ほら、扇山山頂の山桜。あれに犬の魂が宿っていたんです。花咲か爺さんで、死んだポチのお墓から桜の木が生えたじゃないですか。その桜で臼を造ってお餅をついたら小判が飛び出し(意地悪じいさんはウ○チが飛び出して怒って破壊)、臼の灰を枯れ木に撒いたら桜が咲いたじゃないですか。有名な昔話ですが、ポチ死後花が咲くまでのストーリーは思い出すのに苦労しました。意外と覚えていないものです。こういう新たな大月花咲か爺伝説もあるんだよ~

★コースタイム:8時間

猿橋駅7:35→7:50猿橋8:00→8:30百蔵山登山口→8:55百蔵浄水場9:00→10:05百蔵山10:45→12:55扇山

扇山13:45→15:35鳥沢駅

2018年4月26日 (木)

山行 モモクラクローバーZ! 百蔵山・扇山その2

 めんめんメガネの良いメガネ レンズもメガネも良いメガネ メガネドラッグ良いメガネ♪オッさん四匹の鬼退治。百蔵山南面の住宅地の最上部にある百蔵浄水場の脇から登山道に入ります。浄水場付近で標高は既に550mですから、百蔵山の半分以上に達しています。登山道に入ってすぐに道は左右に分岐しますが、「山と高原地図」によれば、右のルートは左より10分ほど早いようです。「急坂注意」の文字が気になりますが、右手ルートを進むことになりました。鬼さん、出てこいやぁ!

Dsc04565 浄水場からの百蔵山

 浄水場までのコンクリ道が一転、しっとりとした山道となりました。自然林なので若葉の緑が眩しく、あちらこちらにヤマツツジの赤が生えていました。その他、ツクバネウツギ、マムシグサ、フデリンドウ、コケリンドウ、クサイチゴ、キジムシロ、ヤマブキ、キジムシロ、タチツボスミレ、キランソウなどの色とりどりの花が咲いていました。そういえば、この百蔵山は「花の百名山」にノミネートされているそうですが、主役のマルバスミレは見当たりませんでしたね。

Dsc04570 新緑に映えるヤマツツジ

Dsc04567 ツクバネウツギ

Dsc04572 キジムシロ

Dsc04581 コケリンドウ

 やがて東寄りに山腹を巻いていた登山道が西寄りに方向転換すると、このルートの真骨頂である急登となります。トラロープこそつけられていましたが、かなりの傾斜です。これに折からの照りつけがあって、バテバテの状況になりました。地図の通りですね。

Dsc04576 八重桜咲く百蔵山山頂

 急登を登りきったところが東西に延びる尾根上の分岐点となります。右手に進むと大きく下って扇山方面に通じています。一旦、左手に5分程進むと百蔵山(1003m)の山頂に到達しました。アカマツやサクラの木が山頂部を覆っていますが、南面は切り払われていて、桂川を挟んだ対岸の道志や御坂の山々や富士山がよく見えていました。猿橋を出たときは我々一行だけだったのが、山頂には多くのハイカーが休んでいました。皆さんマイカー組なんでしょうね。

Dsc04580 秀麗富嶽十二景

 大月市では、市内の山々のうち富士山の展望が良い山12座を「秀麗富嶽十二景」に指定して、ハイカーにアピールしています。この百蔵山もその第7番目の山として指定されていました。その他、先述の「花の百名山」に加えて、「山梨百名山」と肩書きの多い山です。それだけ人の心を惹きつける魅力あふれる山なのでしょう。

Dsc04579 ヒトリシズカ

Dsc04583 イカリソウ

 とりあえず一同木陰に腰を下ろして大休止です。水分たっぷり摂取して体力の回復を図りましょう。アカマツの木の根元にヒトリシズカやイカリソウ、コケリンドウなど小さな花を見つけました。どの花も花の名山に宿るだけあって個性あふれる花々です。

 ここまで急登と暑さで大苦戦でしたので、扇山まで縦走が危ぶまれましたが、我々4人鬼退治を誓って故郷を発った(?)のに、ここで敗退してはそれこそ末代までの笑い種です。4人の結束は四葉のクローバーの如し。私たち今会えるオッさん、週末ハイカー、モモクラクロバーZ!

2018年4月24日 (火)

山行 三匹が四匹になったら鬼退治?! 百蔵山・扇山その1

 4月22日(日)、久しぶりにオヤジ仲間が集まって山行をすることになりました。町田のMさん、横浜のYさん、山笑の三匹に今回新たに江戸川区のEさんを加えて四匹にパワーアップ!?Eさんも昔山笑の職場の同僚でしたが、Mさん、Yさん同様に身の振り方を考えた方です。さて、どんな山旅になったのでしょうか。

Dsc04545 猿橋駅から百蔵山(左)と扇山(右)

 軍馬ロスの山笑。山行に車が使えなくなったので今回は電車で登山口に向かいます。4時42分二宮発の始発に乗り、茅ヶ崎~橋本~八王子~高尾と乗り継いで、やって来たのは中央線の猿橋駅です。7時5分には山梨県東部に着いてしまうんですからたっぷりと山行が楽しめますよ。車がなければ奥多摩や山梨の日帰り山行なんてとても無理だと思っていた山笑。目から鱗が落ちる思いでした。

Dsc04549 211系。その節は東海道でもお世話になりました。

 1本後の電車で3人も到着。今回、第4の男の登場は前の二人には伏せていたので、驚きと喜びの再開です。志を抱いてそれぞれの道に分かれた友が何年かぶりに再会したわけですから同窓会みたいで幹事としても嬉しくなります。(っても、皆さんお役所仕事だから大げさですけどね)

 さて、いつまでも駅前でトーキングばかり盛り上がっていては、いつまで経っても山が近づきません。話の続きは歩きながらやってください!今回は猿橋駅を起点に百蔵山と扇山を縦走して、ひとつ東の鳥沢駅に下山する電車山行にはうってつけのコース設定です。ちなみに、中央線に沿って東西に並ぶ百蔵山と扇山、その北に位置する権現山の三山を「北都留三山」とか「郡内三山」と呼ぶそうですよ。

Dsc04551 猿橋に感動のEさん

 先ずは、登山道へ直行・・・ではなく、せっかく大月まで来たんですからこの地域を代表する観光スポット猿橋を見ていきましょうよ。山笑はここ数年毎年訪れている猿橋ですが、他のメンバーは初めてというので、これは是非見てもらいたいところです。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2015/11/post-ef7c.html

Dsc04554_2 猿橋から見下ろす桂川の渓谷
 猿橋は桂川の深い渓谷に架けられた刎橋で、その独特の構造が、野猿の群れが手足を繋ぎあって橋を作り谷を渡る伝説に似ているので、その名がついたといわれています。山口の錦帯橋、徳島のかずら橋と並んで日本三大奇橋と紹介すれば、メンバーは大喜びです。「日本三大○○」とかって万人受けしますよね。

Dsc04552 ヒメウツギ

Dsc04556 ヤマフジも爛漫

 さて、猿橋を堪能したら百蔵山に向かいます。登山口までは、桂川左岸の段丘斜面の住宅地を上り詰めていきます。百蔵山や扇山など桂川左岸の山は南面の明るい山で一年を通じて山歩きが楽しめる人気の山ですが、この日は一足早い真夏日となったので、まだ朝だというのに汗が吹き出てきました。

Dsc04562 台形の格好良い百蔵山

Dsc04557 葛野川対岸の岩殿山(右手奥は大菩薩連嶺)

 やがて正面に台形の姿形の良い百蔵山が近づいてきました。左手には桂川支流の葛野川の対岸に大月を中心とする郡内地方領主小山田氏の山城のあった岩殿山。その奥に大菩薩連嶺の山並みが見えています。振り返ってみると・・・

Dsc04561 Mt.Fuji!

 桂川対岸の九鬼山の向こうから富士山が覗いていました。うだるような暑さが嘘のようにまだ雪を裾野まで下ろした姿には、一同思わず歓声が上がりました。それにしても、富士子ちゃ~んを遮る九鬼山の奴め、何とも憎々しいことか。ヨシ!今回仲間も増えたことだし、鬼(九鬼)退治といきますか。(九鬼山にとっては、とんだ言いがかりがつきましたが、千メートルに僅かに足りないこの山も山梨百名山にノミネートされている人気の山ですので、悪しからず。)

 でも、中年サラリーマン4人が集まって鬼退治なんてできるんでしょうか。鬼退治といえば節分・・・もとい、鬼ヶ島に鬼退治に行ったのは桃太郎ですよね。桃太郎の鬼退治には、桃太郎とサル、イヌ、キジの3匹のお供の4人グループ。4:4でピッタリだ。それに桃太郎伝説は遠く岡山県の昔話と思いきや、実はこの大月にも桃太郎伝説があ~るんです!

 既に紹介した今回山行の始点猿橋。

Dsc05790 西丹沢のサル

 扇山の山麓には犬目という地名があります。

Dsc00012 今は亡き愛犬ター号

 今回山行の終点が鳥沢駅。

P1030716 愛鷹山麓のキジ

 じゃあ肝心の桃太郎さんは?って~と・・・

Dsc02836 山梨といえば全国一の桃の産地

 山梨県は全国一の桃の産地じゃあないですか。それに我々一行を見下ろしているのが百蔵山(ももくらやま)じゃああ~りませんか。よし!猿橋(サル)は得た。これから百蔵山(桃)、扇山(桃太郎の持つ扇)を縦走して、犬目(イヌ)に下り、鳥沢(キジ)の至れば、もう九鬼山(鬼)は恐れるに足らず。各々方、いざ参ろうぞ!(つづく)

2018年4月20日 (金)

根津神社のつつじ 4月20日

 今日は日中暑かったですね。でも風もあって湿気がなかったから爽やかな陽気でした。

 けふも5時半にピンポンダッシュ。ベルサッサって言う人もいますが、ちょっと世代を感じますね。毎年、年度末の繁忙期が終わる頃になると陽気も暖かくなってくるので、夕方の散歩を再開しています。職場の最寄り駅はJR御徒町駅なのですが、通勤定期の料金は4駅先の西日暮里駅まで同じです。退社後、西日暮里まで1時間歩いて、上野で上野東京ラインに乗り換えて帰ると、運動にもなるし座って帰れるし、一石二鳥なのです。

Img_7751 月曜日と余り変わらないかな?
 西日暮里までの道中、根津神社に立ち寄りました。写真で見ると、前回の絵面と余り変わらないように見えますが、つつじの開花は更に進んでいました。それに、週明けのモヤモヤ気分で眺める花よりも一週間の勤めを終えた花金の爽快感が花を更に美しくしているのではないでしょうか。

Img_7752 隣のお宅は窓から顔も出せませんね(笑)

 そのうち早引きしてつつじ園にも入園してみたいと思っています。

2018年4月18日 (水)

ガーちゃんの寝床

 先週、散歩中に不忍池で見かけたくたびれアヒルのガーちゃん。その後どうしているか気になっていたのですが、朝の通勤途中に見つけました。

Img_7747 浮島が寝床なら安心だね。

 最初はヨシの生える浮島にビニールゴミが引っかかっているのかと思ったのですが、よくよく見ればガーちゃんでした。浮島が寝床ならばネコなどに襲われる心配はありませんね。まずは生存確認ができてホッとしました。

2018年4月17日 (火)

根津神社のつつじ 4月16日

 繁忙期も終わって退社時間が早くなったので、放課後の谷中、根津界隈の散歩を復活させようと考えています。先ず訪れたのが根津神社です。根津神社の境内には100種類3千株ものつつじが植えられていて、4月7日から5月6日までの花季に合わせて「文京つつじまつり」が開催されています。

Img_7737 根津神社

Img_7740 満開直前です!

 毎年ゴールデンウィーク前後くらいがつつじの見頃かと思っていましたが、今年は桜に続いてつつじも早い。公園や街路に植えられているつつじも次々と開花しているので、どこかの名所がないかと根津神社に慌てて足を運んだ次第です。

Img_7743 カラフルやねぇ~♪

 根津神社のつつじ園は整備費用として200円の入園料が必要です。開園時間が9時から17時30分までなので、放課後の散歩時間では外見になりますが、それでも十分な見応えがありました。既に満開の一歩前といった咲き具合でした。ここ数日肌寒い陽気ですが、この週末は暑くなりそうなので、見頃はその頃でしょうか。

2018年4月15日 (日)

赤い系譜は途絶えたが・・・

 私、赤い色が好きなんです。特に車の色に関しての思い入れは一入でした。今日はネタがないので、私がこだわりを持って乗ってきた赤い車をご紹介します。rvcar

Img_7729 技術を磨いた亡きお父っつぁんの車たち

 山笑が運転免許を取得したのは高校3年の秋。2輪、4輪共に免許の取得が禁止だった校則を違反しての取得でした。山笑のアウトローな一面です(笑)

Img_0001 ホンダ・プレリュード(BB1)

Img_0003 三角テールがトレードマーク

 懐かしいですね。これ。それまで親の車を借りて乗り回していたんですが、学生のときに初めて個人で所有したのがホンダ・プレリュードでした。「バラッカ」と名づけました。学生の個人所有なんて生意気ですが、弟を騙して共同購入したんです。2年落ちの中古車でしたが、我流にメイクして最終的には写真のとおり。シルビア、180SX、スカイラインと日産FRターボ党の多い車仲間の中でホンダV-TECエンジンは異色の輝きでした。人と同じなのが嫌いなんですよね(笑)次に紹介する2号「セブン」を購入することになったので、職場の友人に譲渡しました。(H7~9)

Img_0002 マツダ・RX-7(FD3S)

 免許を取る前から欲しかった憧れの車がマツダ・RX-7でした。でも高価で買えなかったので、代わりに購入したのが1号プレリュードだったんです。就職した年に念願かなって、やはり1年落ちの中古車を購入しました。憧れの車ですから名前はつけませんでした。コイツには「セブン」しかないじゃないですか。しなやかな曲線美のボディーに一目惚れでした。その美しい姿に反して危険なほどのパンチ力は、私の運転技術には手に余るほどのやんちゃ姫でした。やっぱりお給料を惜しげもなく注ぎ込んでお化粧しましたね。「高級な化粧品ほど美しくなれる」女性の気持ちがよくわかりましたね(笑)生きてかみの虜囚となった後も再三の圧力に屈せず所有を続けましたが、長男誕生を機にこれまた職場の友人に譲渡しました。駐車場から旅立つ後ろ姿を見送ったとき、頬を一筋の涙が伝いました。(H9~12)

Img_7734Img_7730_2

Dsc03655 スバル・レガシィ・ブリッツェン(BH5)

 実は、上記2車を所有していた時期、別に4駆のハイラックスサーフ(3号)を所有していました。当時から海や山が好きでしたからね(笑)社会人になっても親と同居して、すねをかじっていたのでそんなこともできましたが、かみの虜になった後はそうもいかず、積載能力とパンチ力を足して2で割った結果がレガシィのステーションワゴンでした。「フォレスターを買いに行く」と言ってディーラーに出かけたものの、展示車両を見た途端即買いしてしまいました。後日、赤いブリッツェンが納車されたときのかみの反応は・・・言うに及ばずです(恐)

Img_7449 赤へのこだわりはシートやハンドル、レバーのステッチにも

Img_7448

Img_7453 サブウーハーも赤く点灯するようになってました。

 それから17年も4号レガシィを愛用することになったのですが、前述の3台に比して異例の長さになったのは、家族仕様にも馴染む機能性と私好みのパンチ力の両方がかなった車だったからですね。後に「軍馬」の愛称をつけることになりますが、前大戦でドイツ軍が使用した4号戦車に由来しています。4号戦車が設計されたのは大戦前で、対戦半ばに登場したソ連の新型戦車を相手にに苦戦することになりますが、新型のタイガーやパンサーの不足を補う形で終戦まで活躍し、兵士たちから「軍馬」の愛称を受けて信頼されました。

 この度の軍馬ロスによって、四半世紀に及ぶ私の赤い車の時代は終わってしまいました。そんな私の心の穴は意外なところへ転化しました。それがこれです。

Dsc04543 8の新色

 いずれまた赤い車に乗れたらと夢見るオッさんです。

2018年4月13日 (金)

くたびれたアヒル

 上野の不忍池にはオナガガモやキンクロハジロ、オオバンなどの水鳥の他にカモメの類、カワウ、カワセミなど多くの鳥が羽を休める都会のオアシスです。これらの鳥を写真に収めたり観察する野鳥愛好家も多いです。

Img_7664

Img_7403 オオバン

 我が家にピー&シュンの2羽の文鳥が住むようになって以来、それまで野鳥にはほとんど興味がなかった山笑も鳥の行動を観察するようになりました。ここ不忍池でも、小魚などを捕食するカイツブリやウなどは、魚のように水中遊泳が実に上手です。それに対して、オオバンは潜水が下手っぴです。水草を食べているのか、たまに頭を水中に突っ込んでいますが、お尻が浮いてしまって実に滑稽です。

Img_7713 水面を滑走するウ・・・おや?

 先日、昼休みの散歩ちう。水面に羽を休める鳥たちを観察していると、視界の中に1羽のアヒルが流されるようにゆっくりと入ってきました。不忍池でアヒルを見るのは初めてです。それにしても羽は汚れてボロボロ、水かきは怪我をしているのか曲がっているようです。

Img_7707 行く末が心配です。

 「こらっ!アヒル。お前どこかで飼われていたな?それにしてもお前はくだびれているなぁ」野鳥を観察していた近くのおじさんもこのくたびれたアヒルを見て同情を禁じ得なかったのか、励ますように声をかけていました。小林一茶の「やせ蛙 負けるな 一茶ここにあり」的とでも申しましょうか。その思いはこの山笑も同じです。

2018年4月12日 (木)

丹沢の麓に7万本のチューリップ

 暖かくなって丹沢表を歩く登山者がかなり多くなってきました。土日はおろか平日でも登山口である大倉に向かうバスは満員です。塔ノ岳に直登する人気の大倉尾根の登山口にあるのが戸川公園です。水無川を挟んだ段丘面に広がる戸川公園は、四季折々の花が咲く花の公園でもあります。

Dsc04531 チューリップ、菜の花、桜
 春先から河津桜、オカメザクラ、ソメイヨシノ、ウコンザクラ、ギョイコウ、山桜と色々な種類がリレーしてきた桜も最後の八重桜が見頃となって最終コーナーといったところ。その八重桜にと共に今見頃なのがチューリップです。その数7万本!

Dsc04537 大倉尾根を見上げる。

 4月7日から22日までの期間でチューリップフェアが行われています。今が見頃ですが、種によっては散り始めているものもあります。チューリップお目当てに訪れる人も多いのですが、大倉尾根を下山してきたハイカーもチラホラと。バス停は行列なので、ついつい先を急いでしまう気持ちもわかりますが、これを見ないのは勿体無い。

Dsc04538 三ノ塔を見上げる。

 訪れたのが夕方だったので、公園管理のおじさんたちがチューリップ園の周囲にネットを張っていました。夜間に目の前の山からシカやイノシシが降りてきて、チューリップを食い荒らしてしまうので、その防止のためだとか。いやはや、毎日ご苦労様です。チューリップの見頃も下り坂にさしかかろうとしています。見に行く人はお早めに!

2018年4月10日 (火)

山行 日本一の八重桜の里をちょい歩き 頭高山

 4月8日(日)、かみの実家で昼餉の馳走を受けました。話の中で、両親が翌日から福島県三春の滝桜を見物に行くとのこと。事前予約が必要なツアーではなかなか見頃を当てるのが難しいところですが、個人旅行ならネットで開花状況をチェックしてから行けるわけです。平日なら宿も空いているだろうし。思い立ったら即行動できる身分が羨ましいものです。

 しかし、かみはそれを聞いてかなり不機嫌です。70を超えた義父が自らハンドルを握って片道数百キロのロングドライブをするのが心配なんですね。元気な証・・・なんて私は思ってしまいますが、実の親だと思うと気が気ではないでしょう。そんなかみの意もあって軍馬を手放した経緯もあるんですけどね。

 腹も満たされたところで、かみの家の裏山ともいえる渋沢丘陵を散歩することにしました。

Dsc04508 八重桜の里

 渋沢丘陵は秦野市の南に広がる里山で、広大な山林の中に耕作地やゴルフ場、研究施設などが点在していますが、最近では老人福祉施設やメガソーラー、墓地なども目立つようになってきました。秦野盆地を見下ろし、盆地を挟んでそびえる丹沢表尾根の展望が素晴らしく、のんびりとハイキングを楽しむ人の姿を見かけます。丘陵の周辺に点在する震生湖や白笹稲荷、湧水群などの観光名所と組み合わせて歩くと充実した1日になることでしょう。

Dsc04501_2 斜面を飾るタンポポ
 ソメイヨシノの花が散った頃、渋沢丘陵ではピンク色が濃い八重桜が咲き始め、新緑とのコントラストが美しい風景を作ります。

Dsc04524 七分咲きが収穫時期なう
 この時期この地域で見られる風物詩がこの八重桜の花の収穫です。摘み取られた八重桜の花は塩漬けにされて、お菓子や料理の原料となるのですが、渋沢丘陵の一角である秦野市千村地区は、食用桜花の生産量が我が国の8割を占めているというから驚きです。

Dsc04500 収穫の最盛期

 桜レシピの中で古くから珍重されてきたのが、結婚式などお祝いごとで供される桜茶です。茶碗の湯に浸かると桜花が開いて何ともいえない豊かな気持ちになりますよね。桜茶で使用する花ですが、満開の桜花では湯を注いだとき花びらがバラけてしまうため、七分咲きの花を収穫するそうです。

Dsc04502 ドッサリ収穫された桜花

 八重桜の里千村から渋沢丘陵の西端にある頭高山(ずっこうやま)までのんびり歩きました。頭高山を歩くのは、8年前にババと天然児の三人で震生湖を起点に渋沢丘陵を往復して以来となります。あの頃は皆元気でした。

Dsc04512 山頂から望む足柄平野と箱根の山

 千村から軽くアップダウンする稜線を30分ほど歩けば頭高山(303m)の山頂に到達してしまいます。渋沢丘陵の西端に位置するこの山は、鍋割山を源とする四十八瀬川を挟んで丹沢前衛、河津桜で人気の松田山と向かい合っています。その名のとおり、山麓から見上げると丸高く人の頭のような姿をしているのが特徴で、山麓を脇街道の矢倉沢往還が通じ古くから大山詣での旅人で賑わい、今も国道246号や小田急線はこの山を回り込むように通じています。山頂に立つと心地よい風の音に混じって、バイクや電車の音が聞こえてくるのはご愛嬌です。

Dsc04514 山頂から望む塔ノ岳

 八重桜ばかりに目を向けていてはもったいない。往復の道端には小さな春の花々が出迎えてくれていますよ。

Dsc04519 タチツボスミレ

Dsc04503 ヤマブキ

Dsc04510 キランソウ

Dsc04523 クサイチゴ
Dsc04511 フデリンドウ

 この時期の渋沢丘陵は、のんびり一日かけて歩くにはもってこいのルートです。千村地区にあるチューリップのお寺泉蔵寺もオススメですよ。

2018年4月 8日 (日)

花の都の東御苑

 4月7日(土)、長男の大学入学式に出席するため日本武道館にやってきました。首都圏のマンモス校は日本武道館で入学式をやるんですからすごいものです。それも学部別に午前と午後に別れるそうです。入学式に出席する新入生と親族の行列は、九段下の駅から続いていました。

Img_7679 各々方登城でござる!

 長男の関係するセレモニーは決まって雨(逆に天然児は晴)というのが定説で、今回も天予報では雨の予報だったのですが、直前で雨は回避され、当日は雲が多いものの晴れの天気でした。武道館のある北の丸公園といえば、千鳥ケ淵や靖国神社なども桜の名所も近いのですが、既に東京の桜は何処へやら。すっかり葉桜になっております。

Dsc04463 オメデトサン
 式は滞りなく、厳かに終了しました。でも、規模が大きいもののちょっと有り難みに欠けると思ったのは私だけでしょうか?マンモス校だから仕方ないのでしょうけど。

Dsc04479 各々方登城でござる!その2

 式典終了後、靖国神社にでも参拝してかみを教化しようと思ったのですが、入学式出席者は動線の規制があって、入ってきた靖国神社側の田安門からは出れないとのこと。仕方ないので、皇居の東御苑を見物しながら東京駅まで歩くことにしました。

 東御苑は旧江戸城の本丸があった場所です。さすが皇居だけあって、入場する者に対しての手荷物検査がありました。あ、あのぅ~手荷物よりもこの人(かみ)そのものが危険なんですけど…と、喉まで出ていました。

Dsc04486 巨大な天守台

Dsc04482 見事な加工、そして積み上げ

 北桔橋門から東御苑に入ると目の前に巨大な石で組み上げられた石垣が登場します。今では天守閣がありませんが、ここが江戸城の本丸天守台です。慶長11年(1607年)に徳川政権の象徴として、当時また存在した豊臣家の大坂城を凌ぐ規模で完成した天守閣でしたが、1657年に江戸の街の大半を焼き尽くした明暦の大火で焼失。以降、天守閣は再建されることはなかったそうです。この天守台をはじめ、江戸城普請で使用された巨大な石材の多くが、小田原や伊豆周辺で切り出されて船積みで運ばれたそうです。

Dsc04485 天守台から望む大手町

 東御苑の樹木は新緑が眩しく、庭園内にはツツジやシャクナゲなどの花が早くも見頃を迎えていました。それにしても今年は花が早いなぁ~

Dsc04487 ミツバツツジとシャクナゲ

Img_7696 早くも花盛りのシャクナゲ

 都心で思いがけない花見を楽しめました。

2018年4月 6日 (金)

県下随一の桜の名木 長興山のしだれ桜

 4月1日(日)、朝の散歩に出て町内の桜を見て回っているうちに、ふと思いつきで下り電車に乗って、更に小田原から箱根登山鉄道(小田急線)に乗り換えて、箱根口の入生田までやってきました。

Dsc04426 入生田駅

 入生田駅から山手に5分ほど歩いたところにあるのが、小田原藩主稲葉一族の菩提寺長興山・紹太寺です。往時は長興山の山腹一帯にかなり大規模な堂宇と山門を有する寺院でしたが、幕末の火災で大半が焼失してしまい、今は小ぢんまりとした境内です。

Dsc04388 現在の紹太寺

 その境内には、しだれ桜やシャクナゲ、ミツマタなどの春の花が咲いていました。

Dsc04418 境内には早くもシャクナゲが咲いていました。

Dsc04423 境内のしだれ桜は満開

 江戸時代初期に小田原藩主となった稲葉氏は、戦国時代の名将で西美濃三人衆の一人稲葉一鉄(良通)の子重道の養子となり、後に小早川秀秋の家老として関ヶ原の戦いで東軍を勝利に導いた稲葉正成と妻福(春日局)の間に生まれた稲葉正勝を藩祖として、三代約50年に渡って小田原藩を治めました。稲葉正勝は、母福が徳川三代将軍家光の乳母であったことから、家光の小姓から老中にまで出世した人物です。まあ親の七光りってところでしょうか。

Dsc04391 往時を偲ぶ参道

 正勝の子二代目藩主正則が、寛文9年(1669年)京都宇治にある黄檗宗本山万福寺の僧鉄牛禅師を招いて、稲葉一族の菩提寺として開山したのが長興山・紹太寺です。

Dsc04395 稲葉一族の墓所

 現在の本堂脇から長い石段を辿っていくと、山の中腹にある広々とした畑に出ますが、そこがかつての本堂跡。裏手の木立の中には稲葉一族の墓所があり、小田原藩主稲葉正勝、正則ほか春日局らの五輪塔が静かに並んでいます。本堂跡から右手の山に入って沢を渡るとお目当ての桜の名木があります。

Dsc04413 長興山のしだれ桜

 神奈川県下随一の桜の名木、長興山のしだれ桜です。この桜の木は、長興山開山の頃に植えられと伝えられていますから樹齢は350年になろうとしています。しだれ桜らしく四方八方に枝を垂らして、流れ落ちるばかりに花を咲かせています。

Dsc04410 真下から見上げる。

 この桜を訪れたのは、10代中半に親に連れられて訪れて以来実に30年ぶりです。毎年この時期に意識はしていたものの、近いといつでも行けるという思いもあってか、なかなか足が向きませんでした。子供の目では何気なく眺めた桜も、今改めて花を愛でる心で眺めてみると実に見事に感じられました。今後は毎年足を運ぶことになりそうです。

2018年4月 5日 (木)

山行 ミツマタに囲まれた甘いひと時 ミツバ岳

 丹沢を彩る山の花々の中で春一番に開花するのがミツマタです。例年のお花見は、里で梅→山でミツマタ→里で桜→山でツツジの順番なのですが、今年は桜が早かったのでミツマタの存在をすっかり忘れておりました。こりゃあ、ミツマタはもうダメかもわからんね。

 3月末日、ひょっこり丹沢湖畔にやって来た山笑。道中、至るところで桜が咲き乱れていて、特に山北駅周辺の桜は見事なものでした。むしろそっちを楽しんだ方が良いのではないかという思いもありましたが、そこは山屋のプライドが優って丹沢湖までたどり着きました。

Dsc04298 湖畔のツバキ Dsc04345 世附権現山の山桜

 ミツマタの群生するミツバ岳への登山口は、丹沢湖左俣の世附からです。左俣へはバスが入らないので、湖畔の道路を多くのハイカーが歩いていました。湖畔の駐車場も車がいっぱいです。と、いうことは・・・ミツマタ見頃なんでしょうか?

Dsc04301 フデリンドウ Dsc04354 タチツボスミレ

 今回、1年前に歩いた湖畔~ミツバ岳~世附権現山~湖畔の周回ルートとほぼ同じでしたので、ルートの状況はその時のものをご参照ください。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-1503.html

Dsc04323 ミツマタの群落

 登山口から小1時間でミツバ岳山頂に到達しました。予想通り満開のミツマタが待っていました♪

Dsc04322 丹沢湖を見下ろし・・・

Dsc04317 富士山を見上げる。

 山頂には多くのハイカーが訪れていましたが、皆さん思い思いの場所に腰を下ろして、満開のミツマタに囲まれながら、丹沢湖の青い湖面や雪を頂いた富士山を眺めていました。甘い香りも相まって、暫し、浮世を忘れる別天地でした。

Dsc04321 下から見上げるのがミツマタ通です。

 今回もミツバ岳から世附権現山を経て湖畔に戻りました。前回同様、権現山からの下りはバリエーションルートの探索にチャレンジしましたが、今回もものの見事に失敗して、満身創痍で湖畔の道路にたどり着きました。

2018年4月 3日 (火)

軍馬南房総の花道をラストラン

 3月24日(土)、長男の高校卒業と大学進学祝いを口実に、我が家とババ、かみの両親を連れ立って南房総まで行ってきました。理系学部は忙しいという話なので、三世代揃って旅行できるのも最後になるかもしれません。

 実は、軍馬の車検満了日が3月20日という認識だったので、かみのKカーで行くつもりだったのですが、車内を片付けていたときに、ふとフロントガラスのステッカーを確認したら3月30日になっているではありませんか。車検証も同じ。一応ディーラーに確認してみたら、確かに登録日が平成13年3月21日だったので、自然に考えれば満了日は20日なのですが、整備か修理が長引いて車検がずれてしまった年があったのかもしれないとのこと。思いがけぬラストランになりました。

 思えば我が家にとって南房総は、子供が幼い頃に毎年海水浴に訪れていましたし、長男が成長して乗ってこなくなった後も、天然児の聖地カモシーに通った思い出たっぷりの場所です。海笑の釣行も含めれば、軍馬が東京湾を渡ったのは50回近くに達しています。勘違いの10日間で、偶然にも軍馬のラストランを房総ドライブ旅行という花道で飾ってあげることができました。

Dsc04184 南房総市の菜の花畑

 南房総市、館山市、鴨川市辺りを周遊しましたが、南国安房は花盛り。地元二宮でもおなじみの菜の花は、車窓から見える田園風景の至るところに咲いていました。

Dsc04229 水仙も最後の見せ場

 南房総市富山、岩井付近は水仙の名所として知られています。4年前にババ、天然児と登った富山を思い出しました。(参照:http://yama-umi.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-4fa1.html)ちなみにババは、このときの記憶を全く喪失していました。

Dsc04251 温室のポピー

 更に下って洲崎や白浜あたりでは沿道をポピーの花が賑やかに飾っていました。ポピーってパンジーくらいの大きさかと思っていましたが、それよりもひと回り大きくて、原色が眩しい実に印象深い花です。

Img_7502 百花繚乱 Img_7504 名も知らぬ花も

 その他、立ち寄った道の駅などでは、花壇に珍しい花がきれいに植えられていました。

Dsc04192 鈴生りのいちご

 富浦のいちご園では、いちご狩りを楽しみました。南房総のいちご狩りは元旦を皮切りにゴールデンウィーク辺りまで楽しめるそうです。最近の品種改良された名産地のいちごには劣りますが、甘酸っぱい春の味を堪能しました。

Dsc04225 館山城の桜
 南房総随一の桜の名所が館山城公園です。ちょうど東京の満開宣言が出たところだったので、早起きして偵察に行ったのですが、山裾の桜は八分咲きで見頃でした。天守閣がある山上は未だつぼみが多くて、ちょうど1週間後の今頃が見頃だったのではないでしょうか。ただ残念だったのは、日中家族で訪れた時はお花見客でかなり渋滞していて、かなり遠くの臨時駐車場に誘導されてしまい、見物を諦めざるを得ませんでした。歩行困難者乗車証明証を出していたんですけどね。

Dsc04296 天然児と別れを交わす軍馬

 帰路、アクアラインの渋滞を前に農園の駐車場で休憩をとりました。家族皆が軍馬を囲んでの最後のひと時。南房総を飾る花のように原色の輝きを放つその姿からは、あとわずかで解体される運命が待っていようとは夢のように思われてなりません。軍馬17年目の春、その有終の美を飾る旅でした。現在軍馬ロスの山笑です。

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