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2018年4月10日 (火)

山行 日本一の八重桜の里をちょい歩き 頭高山

 4月8日(日)、かみの実家で昼餉の馳走を受けました。話の中で、両親が翌日から福島県三春の滝桜を見物に行くとのこと。事前予約が必要なツアーではなかなか見頃を当てるのが難しいところですが、個人旅行ならネットで開花状況をチェックしてから行けるわけです。平日なら宿も空いているだろうし。思い立ったら即行動できる身分が羨ましいものです。

 しかし、かみはそれを聞いてかなり不機嫌です。70を超えた義父が自らハンドルを握って片道数百キロのロングドライブをするのが心配なんですね。元気な証・・・なんて私は思ってしまいますが、実の親だと思うと気が気ではないでしょう。そんなかみの意もあって軍馬を手放した経緯もあるんですけどね。

 腹も満たされたところで、かみの家の裏山ともいえる渋沢丘陵を散歩することにしました。

Dsc04508 八重桜の里

 渋沢丘陵は秦野市の南に広がる里山で、広大な山林の中に耕作地やゴルフ場、研究施設などが点在していますが、最近では老人福祉施設やメガソーラー、墓地なども目立つようになってきました。秦野盆地を見下ろし、盆地を挟んでそびえる丹沢表尾根の展望が素晴らしく、のんびりとハイキングを楽しむ人の姿を見かけます。丘陵の周辺に点在する震生湖や白笹稲荷、湧水群などの観光名所と組み合わせて歩くと充実した1日になることでしょう。

Dsc04501_2 斜面を飾るタンポポ
 ソメイヨシノの花が散った頃、渋沢丘陵ではピンク色が濃い八重桜が咲き始め、新緑とのコントラストが美しい風景を作ります。

Dsc04524 七分咲きが収穫時期なう
 この時期この地域で見られる風物詩がこの八重桜の花の収穫です。摘み取られた八重桜の花は塩漬けにされて、お菓子や料理の原料となるのですが、渋沢丘陵の一角である秦野市千村地区は、食用桜花の生産量が我が国の8割を占めているというから驚きです。

Dsc04500 収穫の最盛期

 桜レシピの中で古くから珍重されてきたのが、結婚式などお祝いごとで供される桜茶です。茶碗の湯に浸かると桜花が開いて何ともいえない豊かな気持ちになりますよね。桜茶で使用する花ですが、満開の桜花では湯を注いだとき花びらがバラけてしまうため、七分咲きの花を収穫するそうです。

Dsc04502 ドッサリ収穫された桜花

 八重桜の里千村から渋沢丘陵の西端にある頭高山(ずっこうやま)までのんびり歩きました。頭高山を歩くのは、8年前にババと天然児の三人で震生湖を起点に渋沢丘陵を往復して以来となります。あの頃は皆元気でした。

Dsc04512 山頂から望む足柄平野と箱根の山

 千村から軽くアップダウンする稜線を30分ほど歩けば頭高山(303m)の山頂に到達してしまいます。渋沢丘陵の西端に位置するこの山は、鍋割山を源とする四十八瀬川を挟んで丹沢前衛、河津桜で人気の松田山と向かい合っています。その名のとおり、山麓から見上げると丸高く人の頭のような姿をしているのが特徴で、山麓を脇街道の矢倉沢往還が通じ古くから大山詣での旅人で賑わい、今も国道246号や小田急線はこの山を回り込むように通じています。山頂に立つと心地よい風の音に混じって、バイクや電車の音が聞こえてくるのはご愛嬌です。

Dsc04514 山頂から望む塔ノ岳

 八重桜ばかりに目を向けていてはもったいない。往復の道端には小さな春の花々が出迎えてくれていますよ。

Dsc04519 タチツボスミレ

Dsc04503 ヤマブキ

Dsc04510 キランソウ

Dsc04523 クサイチゴ
Dsc04511 フデリンドウ

 この時期の渋沢丘陵は、のんびり一日かけて歩くにはもってこいのルートです。千村地区にあるチューリップのお寺泉蔵寺もオススメですよ。

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