« 山行 モモクラクローバーZ! 百蔵山・扇山その2 | トップページ | 山行 GW到来!表尾根に一騎駆け マルガヤ尾根・小丸 »

2018年4月28日 (土)

山行 サクラの木の下で闘魂注入 百蔵山、扇山その3

 元気ですか!百蔵山で闘志をチャージ完了。気を取り直して鬼退治。2座目の扇山に向かいましょう。東の分岐点に戻って、今度は北に延びる尾根を下ります。扇山へ続く吊り尾根は、コタラ山、カンバノ頭など標高800mくらいの小ピークをアップダウンしていきます。起伏ある尾根歩きと暑さも相まってかなり体力を消耗しますが、我々が疲弊して限界点に達するこのタイミングで討手を差し向けてくるのが兵法の常道というもの。さて、どう出ることか・・・

Dsc04585 すわっ!ヘビだ。

 コ~ブラ~~突如、道端から5m(50cm)はあろうかという大蛇が登場しました。やはりおいでなすったな!それ!皆の衆かかれっ・・・あれ?皆さんヘビを前に尻込みしています。登場したのはジムグリです。体長1m弱の無毒のヘビで小型の哺乳類やカエル、ミミズ、トカゲなどを捕食します。この山笑がお相手いたす!とばかりに進み出て、ひょいと尻尾を掴むとたまらずジムグリは退散していきました。「カワイイもんだ」実は爬虫類大好きの山笑です。

 ヘビを追い払ってレベルアップ!攻撃力・防御力が上がった。

 暑くてしんどい局面になってきましたが、たまに北側から涼しい風が吹き抜けていきました。新緑がとても気持ち良い季節。木々の合間からは、北に並行している北都留三山のもう一座、権現山の長い尾根が見えていました。

Dsc04575 ホウノキの新葉

 歩いていると、所々に山桜の花びらが落ちています。見上げると随分高いところに山桜が咲いていました。あー首痛て。ん?足元にそれとは違う小さなものが落ちています。葉っぱを丸めたちまきのようなものです。待て!鬼の仕掛けた罠ずら。うかつに拾ったら爆発するずら(山梨弁)

Dsc04588 オトシブミのゆりかご

 心配ご無用。これはオトシブミという小さなゾウムシの仲間の卵が産み付けられているゆりかごです。その昔、流言飛語や政治批判、あるいは一途な恋心など人前で公然と言えない思いを書いた文を落として、それを拾った人に知ってもらおうという「落し文」という風習があったそうですが、このゆりかごを落し文になぞらえて名付けられた名称なのでしょう。なかなか小粋な虫です。このゆりかごには卵が一粒だけ産み付けられていて、ゆりかごに守られて無事に羽化した幼虫は、ゆりかごの葉を食べて成長の第一歩を記します。小さな虫の器用かつ合理的な生態です。

 自然界の知恵を知りレベルアップ!知力が上がった。

 やがて、尾根道はアップダウンからアップ一偏となっていきます。この頃にはメンバー個々の体力に差が出て隊列が長く伸びきります。こういう場面で側面攻撃を受けたらアウトですが、それがないのは敵も人材不足とみたぞ。お互いバテないようにマイペースで行こうぜ。Go!GIジョー!

 あー!血っ血だ!ひぇ~怖いよ~お巡りさ~ん!

Dsc04595 クサボケ

 急登をクリアした大久保山のピークを赤く染めていたのは、血ではなくクサボケでした。とんだボケですんずれいしました。

 大ボケこいてレベルダウン

Dsc04597 扇山山頂の山桜

 大久保山から間もなく扇山(1138m)に到達しました。広々とした山頂からは富士山他南面の展望がありましたが、かなり日差しが強いので、皆それを避けるように木陰で休息をとっていました。我々もグダグダで、もう富士子の存在はどうでもよくなっていました。こりゃあもう鬼(九鬼)退治はダメかもわからんね。鬼退治山行隊解散の危機です。

 我々も大きな山桜の木陰に腰を下ろしてお昼にしました。お腹が満たされたところでいよいよ鬼退治・・・なんて忘れて、お互いの現況を語らう小うるさいオッさんの山上座談会の始まりです。既に我々が鬼子と化していました。しゃべり疲れて草の上にごろ寝・・・

Dsc04603 万朶の桜を見上げると・・・

 ゴロリと空を見上げれば、満開の桜が我々を見下ろしています。あ~極楽、極楽♪あー鬼退治なんてメンドくせえ、メンドくせえ、息を吸うのもメンドくせえ~

 敷島の・・・敷島の大和心を人問わば、朝日に匂う山桜花・・・山桜花・・・ふと本居宣長の歌が頭をよぎりました。ん!?それでいいのか山笑。志未だ成らず。討ちてしやまん!ワレ九鬼山ニ突撃ス!

 扇山山頂から少し戻った大久保山下の鞍部から鳥沢方面に下ります。途中、こんこんと湧き出る湧水で喉を潤すと元気百倍!ピロリ菌が怖くて鬼退治ができるかってんだ。ちくしょーめ!水場の先でカモシカ君が目の前を横切りましたが、我々の萌える闘魂に驚いたか一目散に斜面を駆け上がっていきました。(写真に撮れず残念)べ、別に君のことを畜生と言ったんじゃないんだよ。悪く思わんでくれ。この日はハイカーが多かったので、人が途切れる合間を窺っていたのでしょうか。

Dsc04613 チゴユリ

Dsc04612 ホウチャクソウ

 さて、下山行程の後半はアスファルトの道を歩いて鳥沢の駅に向かいます。ゴルフ場を大きく迂回するのでやや疲れますが、ヤマブキ、ヤマツツジ、チゴユリ、ホウチャクソウ、イカリソウ、スミレ類など里山らしい春の草花を見ることができました。

Dsc04615 モダンな鳥沢駅

 2時間弱の下山路で中央線の鳥沢駅に到着しました。サル(猿橋)、桃太郎(百蔵山)、扇(扇山)、そしてキジ(鳥沢)と、さて、役者は揃った・・・あれ?ちょっと、ちょっと、ワンコがいないじゃん?あー!扇山の麓犬目地区を通過するのを忘れた。

 ざ、残念ですが鬼退治は中止。と、言いますか、「体力の限界!」それに九鬼さんの冤罪が明らかになりましたので。苦しい大人の逃げ口上で今回の山行も無事終了です。

Dsc04598 臼にしとくれ~

 でもね。実はワンコはちゃんとクリアしてしたんですよ。ほら、扇山山頂の山桜。あれに犬の魂が宿っていたんです。花咲か爺さんで、死んだポチのお墓から桜の木が生えたじゃないですか。その桜で臼を造ってお餅をついたら小判が飛び出し(意地悪じいさんはウ○チが飛び出して怒って破壊)、臼の灰を枯れ木に撒いたら桜が咲いたじゃないですか。有名な昔話ですが、ポチ死後花が咲くまでのストーリーは思い出すのに苦労しました。意外と覚えていないものです。こういう新たな大月花咲か爺伝説もあるんだよ~

★コースタイム:8時間

猿橋駅7:35→7:50猿橋8:00→8:30百蔵山登山口→8:55百蔵浄水場9:00→10:05百蔵山10:45→12:55扇山

扇山13:45→15:35鳥沢駅

« 山行 モモクラクローバーZ! 百蔵山・扇山その2 | トップページ | 山行 GW到来!表尾根に一騎駆け マルガヤ尾根・小丸 »

登山、ハイキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1468968/73382985

この記事へのトラックバック一覧です: 山行 サクラの木の下で闘魂注入 百蔵山、扇山その3:

« 山行 モモクラクローバーZ! 百蔵山・扇山その2 | トップページ | 山行 GW到来!表尾根に一騎駆け マルガヤ尾根・小丸 »