燃やせ!短き命
我が家の猫の額は、メダカや金魚が泳ぎ、鳥が寄り、リクガメやカエルが這い回る生き物ウエルカムな場所。虫の類もまた然り。アリンコだろうが、ダンゴムシだろうが、ムカデだろうが何でもござれ。でも黒光りのアイツだけは勘弁な。
今のうちはカワイイですが・・・
最近見るのが大きさ1センチほどの小さなカマキリの幼生です。小さな姿を見つけると、その近くには大抵空家になったカマキリの卵(卵鞘というそうです)が残されています。この麩菓子のようなカマキリの卵1つから孵化するカマキリの幼生は、なんと100匹以上だそうですが、あの大きなカマキリの成虫になるまで生き延びるのはほんの数匹だそうです。
この小さなカマキリも大きくなるにつれて他の様々な昆虫を捕食して、夏が終わる頃には猫の額の食物連鎖の頂点に君臨することでしょう。カマキリの寿命はたった1年と短命ですが、これほど密度の濃い一生を送る生物はないでしょう。カブトムシ、アユ、イカなど自然界には1年で一生を終える生物が意外と多いようですが、彼らの生き様には振り返ることのない潔さを感じます。それとは対照的に、自らの寿命を科学の力で延ばし続ける我々人間はどこまで長生きするのでしょうか。
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