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2018年6月17日 (日)

富士宮浅間大社にアヒル鳴く

 6月9日(土)、橋屋と天然児、ババもおまけで、富士宮市にある富士宮本宮浅間大社に行ってきました。浅間大社は、富士山そのものを御神体として崇め奉る浅間信仰の総本山です。富士山の周辺には、富士宮の他に、北麓富士吉田と東麓須走にもありますが、どの大社にも登山口に本宮があって、山頂に奥宮があります。

Dsc01507 富士宮口奥宮(H29.8.28)

 浅間信仰の祭神は、浅間大神=木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)といって、火を司る神様です。そんなこと聞いてもイマイチピンときませんが、この神様については、有名なエピソードがあるんです。勝気な富士山の女神様が、かつては富士山より高かった八ヶ岳の神様に高さ比べを挑みました。当然負けてしまうのですが、勝気な女神様ですから負けたのが悔しくて、何と怒って八ヶ岳の頭を叩いて八つに割ってしまったということです。私はこの話が子供の頃から大好きなのですが、神様のくせに女性的なヒステリックな面が窺える微笑ましいものですよね。浅間信仰は、古来より噴火を繰り返して、人々を恐れさせた富士山を荒ぶる火の神が宿る山として崇めた我が国を代表する山岳信仰です。(我が家にも噴火を繰り返す浅間しいかみがいますけどね)富士山の夏山シーズンの終わりに富士吉田で行われる「吉田の火祭り」なんかは、火の神様を慰める神事としてわかり易いものですね。

Dsc05143 富士宮浅間大社拝殿

 富士宮浅間大社の起源は、紀元前27年に垂仁天皇が噴火した富士山を鎮めるためこの地に浅間大神を祀ったことが起源と伝えられています。その場所は今では山宮と言われて、現在の本宮大社より山手にあるそうです。かつて日本武尊が東征の折、富士山麓で賊徒によって火攻めにあって危機に陥った際、日本武尊が浅間大神に祈念して危機を脱し、賊徒を討伐することができたので、山宮を厚く祀ったことが伝えられています。

Dsc05145 家康の建てた本殿と信玄の植えた枝垂れ桜(左)

 その後、平安時代に蝦夷を討伐した坂上田村麻呂によって、現在の地に遷宮されたそうです。以降、源頼朝、武田信玄、徳川家康と武家の信仰を集め、現在まで残る朱塗りの本殿、拝殿、楼門、舞台などは、徳川家康が関ヶ原合戦の後に勝利の御礼として造営したものだそうです。

Dsc05146 湧玉池には・・・

Dsc05152 ニジマスが泳ぎます。

 本殿の東側脇からは、1日あたり30万トンといわれる富士山の伏流水が湧出する湧玉池があります。日本を代表する湧水として、平成の全国名水百選にもエントリーしているそうです。透き通った水にはバイカモなどの水草が青々と茂り、その間をニジマスが悠々と泳いでいました。「神社の池にマスが泳いでいるのは初めて見た」と橋屋は驚いていました。

Dsc05161 禊ちう

 また、湧玉池は浅間信仰の禊の場所となっています。浅間講の信者たちは、この池の水で身を清めた後、富士登山をするそうです。池から流れ出る神田川の畔には、水辺公園が整備されていますが、折から夏の暑さとなったこの日、子供たちのはしゃぐ声の傍らで身を清める白装束の御一行を見かけました。最近、禊や滝行などの信仰は、若い人や外国人観光客の間でも結構人気のようです。どれどれ・・・ムフフ・・・富士信仰失格ですね。

Dsc05157 一見するとカモですよね?

 さて、湧玉池に数羽のカモが羽を休めていました。なんとも微笑ましい風景です。でも、何か違和感があるんですよ。カモにしては一回り大きいような気がするし、ガーガーやたら鳴いています。「あの鳥なんだかわかりますか?」突然一人のオジさんが絡んできました。「カモですよね?」と答える山笑。その解答に待ってましたとばかりにオジさんが、「申し訳ないけどね、はっきり言って勉強不足。あれはアオクビアヒル。カモよりずっと大きいでしょ。もう少し勉強してください」と、富士宮市の小冊子「ことりっぷ」を手渡されました。いやぁ~何かおかしいとは思っていたんですが、まんまとオジさんにしてやられましたね。でも、あの鳥を見た100人のうち、何人がアオクビアヒルと正答できるんでしょう?おそらく1人か2人もいますかね。それを指して「勉強不足」はないんじゃないの?まあ、熱くなるような話でもないか(笑)

 次行ってみよー!

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