天然児3度目の身延山
橋屋の御朱印ツアー。最後は日蓮宗の総本山、身延山久遠寺にやってきました。橋屋にとっては初身延山で喜んでいましたが、天然児にとっては3度目になります。前回は平成26年の9月。木曽の御嶽山が噴火をした日の翌日でした。あの時は身延山の山頂までロープウェーで上がって、奥の院に折しも高校受験だった長男の合格を祈願してきました。(結果、見事受かりました)
身延山久遠寺は、辻説法などで鎌倉幕府を非難したことを咎められて佐渡に流されていた日蓮上人が、流刑を釈かれた後、甲斐国南部一帯を治めていた地頭職南部氏の招きにより1274年、この地に草庵を結んだことに発します。この後、日蓮はこの地に約9年滞在して、弟子の教育と道場の拡充に努めることになりますが、1282年に両親の墓参のため常陸国を訪れる途中、武蔵国池上(大田区池上本門寺)にて生涯を閉じました。日蓮上人の遺骨は、遺言により身延山に奉納され、以降、弟子たちによって身延山久遠寺は日蓮宗の本山として守られてきました。
身延山の境内にある樹齢400年といわれるしだれ桜は有名で、春には花を求めて多くの観光客で賑わいます。
287段の菩提梯
身延山の山懐にある久遠寺の参拝は、山麓の門前町から三門を経て、鬱蒼とした杉の大木の並ぶ参道を歩いてみたいですが、天然児とババという五体不満足2人を連れてでは到底かなうものではありません。
足腰が不自由な人でも心配ご無用!上の駐車場から本堂前まで斜行エレベーターが設置されていて、誰もが無料で利用することができるのです。平成21年に五重塔が再建された時の付帯事業として、境内のバリアフリー化が行われたひとつとして設置されたそうです。これには天然児も大満足。
さて、日蓮宗の寺院で御朱印をもらうときのには注意したいことがあります。全ての寺院がそうではないようですが、日蓮宗の寺院では日蓮宗寺院専用の御朱印帳を提示するのがマナーのようです。「髭文字」という髭のように伸びた字体で「南無妙法蓮華経」のお題目を書いてもらえるようですが、一方で他宗派と混在の御朱印帳を提示すると「妙法」とお題目の一部のみの記帳となることが多いようです。今回、橋屋も後者の記帳となりました。
身延山参拝の後、橋屋を静岡駅まで送って御朱印の度は終了です。ちなみにこの日、新幹線内での殺傷事件が発生しました。事件が発生した区間や時間こそ違いましたが、橋屋にとっては一層心に刻まれた旅になったことでしょう。
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